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北海道小樽の市場で初ごはんからのいざオロロン街道へ

バイクでGOGO北海道編 EP8

 趣溢れる市場の名前は「鱗友朝市」とかいて「りんゆうあさいち」と読むそうだ。ここは小樽運河の北の終着点にあり、地元の人がよく行く穴場的な市場だそうだ。50年以上前、雑穀倉庫が空いたことにより市場になったという歴史ある市場で、小樽で最も早くから開いている市場。営業時間は朝の4時から昼の14時まで。魚屋や乾物屋、食堂などが立ち並んでいるが決して大きな市場ではない。それがまた僕らの旅情を誘う。市場についた時間が4時半前ということもあって、まだまだ閉まっているお店も多い。実際多くの店舗は魚が港から届く7時過ぎからの開店が多いそうだ。

 こじんまりとした市場ということもあり、市場を見て回るという感覚はあまりないのだが、その分開店直後の食堂をすぐに見つけることができた。食堂の名前はその名もズバリ「朝市食堂」。わかりやすくて非常に助かる。扉を開けるとまだ開店準備中だったのにもかかわらずマックバリのスマイルで出迎えてくれた。とりあえずいわゆる朝定のイメージずばりといったシャケの切り身とタコの刺身がセットになっているメニューをいただいた。うーーーん、雰囲気も相まってすごくいい。味に関しては気になる人は是非一度足を運んで試して欲しいので、ノーコメントで。ただ一つ言えるのは損した気分にはならないと言える。情緒たっぷりな市場で朝ご飯をいただき、再び僕らは小樽の早朝をベスパで疾走した。何とも爽やかで気持ちがいい時間だった。

 宿に戻ると、他のライダー達も目を覚ましていた。僕らは荷物をまとめ、バイクに積み込む。そんな僕らを昨晩色々お話していたおじ様達が暖かい目で見守ってくれている。そして気がつけばいざ出発の時には、5、6人のライダー達が僕らの出発を見守ってくれた。何とも気持ちのいいツーリングの始まりであった。皆さんにお礼を言いながら僕らはライダーズハウスを後にした。

 今回のツーリングでは、なんと僕らもハイテク装備である「インカム」を装着。僕の老いたトライアンフと友人のアドベンチャー仕様にカスタムしたベスパ250はインカムでどうでもいい会話をしながら、いざオロロン街道に向かってひた走る。このインカムの経験は初めてだったのだが、うん、素晴らしいの一言である。もちろん一人でツーリングなら特に必要性は感じないのだが、数台で走る場合にはこれまでのようにいちいちツーリングの相方に伝えたいことがある場合に止まらなくていい。また、車でのドライブのように会話を楽しみながら運転ができるという点が、相手との体験の共有が出来ることの素晴らしさを気づかせてくれた。例えば良い景色に遭遇した時や、ライディング中に何かを見つけた時など車の助手席の人と会話を楽しむように話が出来る。これは素直に楽しい。ハイテクなんて・・・と言っていきがっていた僕が恥ずかしい。

 そんなおじさんが二人でキャッキャしながら小樽を抜け石狩、そして留萌とたどり、オロロン街道の北上が始まった。

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)

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