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ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 81〜

第九章 再びアレッポ編 
三十路センチメンタルジャーニー
ep81 二度目のシリアはショッピングに燃える

 1度目のシリアを旅して、再度シリアに来れたら絶対に買おうと心に誓っていたものがあった。それはバックギャモン。理由は間違いなくトルコより安いこと。そして1度目のシリア入国でトルコで買うことが出来る調度品などは、ほとんどシリアで安く手に入ることが分かったからだ。ここで中東で欲しいものをあらかた揃えて、一度に日本に送ってしまえという算段だ。

 とはいえ、まず最初にやっておかなければならないのはイミグレーションセンター(入国管理局)に行きビザの延長申し込み。アレッポ空港でほぼ無理やりビザを発給してもらったが、空港では72時間のトランジットしか発給が叶わなかったのでここで延長して、陸路でトルコに戻る計画だ。イミグレーションで1週間の延長という猶予をいただき、そのままツーリストインフォメーションに向かう。

 ここで聞きたかったのはバックギャモンをどこで買えるかということ。お土産屋さんにいけば当然売っているのは知っていたが、欲しかったのは職人物。一個一個ハンドメイドで仕上げた寄木細工の最高の一品である。したがって欲しい情報は何よりも現地の金持ちが買う場所であって、外国人観光客のためのお土産屋ではない。

 実は昨日すでにハンドクラフトセンターで、1つよだれが出るほどの物を見つけていたがUS135ドルといわれてた。ハンドクラフトセンターの物は確かにいい。目の前で職人さんが作業しているところも見られるので安心だ。しかもUS135ドルでも日本に帰って買うことを考えればとんでもなく安い。ただし僕的にはこんな簡単に買ってしまうのは惜しい。交渉の結果ラクダの骨で作った駒もつけさせてUS100ドルにはなったが、ここ一軒だけで決めてしまいたくない。

 その後、かなり探し回ったが工業製品の安物しか見つからない。物もひどいがそれでもUS50ドルとか言ってくる。そんな話をインフォメーションですると工業製品ならUS20ドル以上は絶対にしないという。そして昨日見つけたのは100ドルだというと一人は『ひゃひゃ100ドル????!!!』っと言った反応が返ってくる。最後に『もし見つからなかったらまた必ずここに来い』とおそらくこの辺だと地図でめぼしをつけてくれた。

 彼らの情報をもとに僕は街をひたすら歩いた。やっぱりバックギャモンをよく見かけるのは観光客が来るエリアだ。ただし、全く触手が動かない。そんなこんなでかなりの数の寄木細工ギャモンボードを見ているうちに大体の価格と質はばっちりわかるようになってきた。

次回交渉編( ´Д`)y━・~~

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)


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