鎌倉散歩
SHOWです。1月から「鎌倉は世界遺産に登録されない」というのが気になり、鎌倉ネタを追いかけていました。ちょうど「ブラタモリ」で鎌倉を特集していたので観ていたら、気になるところがいろいろあって、この休みに出かけてみることにしました。
一番に行きたかったのは、「永福寺(ようふくじ)跡」です。「鎌倉殿の13人」の本編の後にあるミニコーナーで、取り上げられていて、漠然と行きたいな-と思っていたものの、名前や場所がわからず、そのままになっていました。永福寺は、頼朝が奥州を攻めたあとに建てられたお寺で、戦で命を落とした武将たちを慰めるためにできたとか。
ブラタモリでは、奥州を落とした頼朝の権威の象徴なんていうことも言っていましたね。
二階堂、薬師堂、阿弥陀堂の跡があり、池もつくられ、中尊寺に似せた場所だったそうです。
1405年に焼失してからは再建されることなく、発掘調査が1983年から1996年まで行われ、お寺の跡を庭園として整備したそうです。(鎌倉市のHPより)
最初にこの史跡を目にしたとき、「うわー、何もないのに言葉にできない迫力があるな-」と不思議な印象を受けて、心に残っていました。
まず展望台からの眺めをご覧にいれましょう。
四角く石に囲われている場所がお堂の跡で、人工的につくられた池が広がっています。周りは山に囲まれていて、八幡様が海にまっすぐつながっているのとはえらい違いです。
これは鑓水の跡、だそうです。石を敷き詰め、せせらぎを人工的に作っていたのですね。
観光客が殺到するような場所ではないのですが、地元の人がふらりとくつろぎにくる公園のようで、みなさん思い思いに敷地をのんびり歩いたり、ベンチに腰掛けて一緒に来た人とおしゃべりしたり、非常にのどかでした。
ちなみに、お堂などを再現するとこのようになります。
建物などは何もないのですが、ここに来ると不思議と気持ちが穏やかになります。鎌倉宮の正面を向かって右に進むと5分ほどで着く場所にある公園です。気になる方はぜひ。
頼朝の墓の周辺もいろいろ見てきたので、それはまた別に。
参考リンク
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