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健康マインド(幸せに近い妄想❗)ふうりん①敏江と広隆

50年たって、学生の頃の呼び方を再開する
(としちゃん)・(ひろくん)❗
ひろくんが言う
「不倫どうしだから、ふりん+ふりん=ふうりん」!
だから一緒に住んだら「ふうりん同居」「ふうりん家族」
何だって良いじゃないと抱きついて、二人は夜に向かう。

広隆の夫婦はセックスレスが20年以上続いていた。
家を出る時に妻が「何が不満なの❓」と聞いたけれど、答えなかった。こちらが聞いても答えないと思う。
同僚からは(今さら、、!)と言われた。
(3人の子供を育てて、これから二人なのに!)と姉から言われた。
長女は孫を抱いて(、、、、)何も言わなかった。

広隆が家をでて、敏江が住む街にアパートを借りた。

事前に約束があった訳では無いが、広隆は期待する気持ちがあった。その期待があっさり実現した事になる。
敏江は既に家を出て、妹のアパートに住んでいたので、広隆のアパートに越してきた。
二人とも既婚者だから不倫同士の同居だった。

広隆は長年のセックスレスの生活で、性生活に憧れを抱いていた。妄想も様々に、蓄えていたが、あまり敏江の負担にならないようにしたいとは考えた。

広隆と敏江は小学5年、6年の同窓生で、10歳の初恋同士が再開したのが40歳になる少し前。敏江は再婚に破綻していて広隆は子育てに追われていた。
再会後は、何度か二人で会い、やがて性交渉に進んだ。
互いの家庭の事は口にしなかったので、広隆は敏江が再婚に破綻していた事をしらなかった。
互いに、互いの環境の不満と、ちょっとしたアバンチュールを楽しんでいるだけだと、思っていた。
幼馴染だった事で情が深くなり、互いに深くなる事情があった。

敏江の職場は平日が休みだったので、情事の日は敏江の休みに広隆が合わせた。外勤の営業職だった広隆は午後半休にして昼〜夜までの情事を重ねた。
月に1度が暗黙の規定だったが、都合がつかない時もあり無理をしなかったので、20年続く関係になった。
敏江の住む街は広隆の営業担当範囲だったので、土地勘があり待ち合わせ場所に広隆の営業車を置いて、敏江の車に同乗して近隣のホテルに行き、抱き合った。
その頃からお互いに踏み込まない部分を残しての情事は、燃え上がりかたが独特だった。
続く。




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