夜のひとりごと

雷雨な夜です。

雨音は好きでして。落ち着くんですよね。作業中や何となく音が欲しい時はYouTubeでポーション屋・実験室系とか真夜中の部屋系のBGMを流すのですが、高確率で雨音が入っています。雷の音も無性にテンションが上がってしまう。但し安全が確保出来ていること前提。外だとめちゃくちゃ怯えてます。

そんな落ち着くのかハイになるのかよくわからない今夜です。まあこんな時間は考え事にも最適でして。ふとした時にワードが頭に降ってきてそこから必死に最適な続きを探しています。

所謂インスピレーション、と言っていいのでしょうか。中々言葉が見つからない苦しみと快楽に溺れそうになりながらも自分の感情・感性をどうにか表現したくて藻掻いています。

…これ、結構病みつきになるんですよね。

歴史に名を連ねる芸術家の中には精神を病みながら作品を残し続けた方も大勢居るかと思います。その頃には今みたいな性格診断なんて存在しないだろうしリアルタイムで彼らを追っていたわけでもないのでただ理解した気になることしか出来ないのですが、自分と似たような性格の芸術家は常にこの愉悦に浸り、溺れ苦しんでいたのかなと想像してしまいます。

「生みの苦しみ」は必ずついてくるものですし、時にそれは常時付きまとって蝕むものでしょう。作品とはお世辞にも言えない、なんてことない感情・感性の吐露でもコレなので、それを生業にするってある意味拷問だなと思います。作家・クリエイターの皆様、尊敬です。ただ、あなたの感性にもっと触れたいので、どうか心身共に健やかに。矛盾してるかもしれないけど。


地獄であり、極楽浄土なのかもしれませんね。


私自身、こういったインスピレーションは気分が沈んだ時や激情(当社比)に支配された時が殆どなので、微かな光と水だけは失わないようにしたいです。

さて、夜はまだ続きますが、雨音は静かになりそうにありません。この際、内に溜まった濁りも一緒に流してもらいましょうか。

少しは透明になれていることを願いながら、おやすみなさい。

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