見出し画像

ゼロからの 第47回知的財産管理技能検定3級 受験の感想 


まったく知的財産を詳しく知らない社会福祉の人が受験しました。

令和6年3月10日、第47回知的財産管理技能決定試験を受験してきました。
いろいろ経過はあるのですが、そこは省略させていただいて、次の2級も目指して、感想とこれからを書いていきます。

4月18日、合格発表‼️
 →無事、合格しました💮

そもそも知的財産管理技能検定とは?

あまり受験者数も多くなかったですが、国家資格になります。
3級から1級まであり、そのうえは弁理士を目指す人が多いです。3級は入門編です。2級は実務をする人が挑戦していきます。2級を受験するためには、実務か3級合格が必要になります。
1級は2級を合格しても、実務が必要になるので、実務をしていない身としては最終の目標は2級としています。
略して「知財検定」になりますが、詳しくはこちらを参考ください。

勉強法
公式テキストと問題集が知的財産教育協会から出版されています。いろいろな資格や免許などの試験がありますが、試験を実施している実施主体が「公式テキスト」を出している試験になります。
こういう試験はとてもありがたいです。つまり、試験は「公式テキスト」以外からは出ないということになります。たまに公式テキスト以外に書いていないこともでないこともありますが、ごく稀になります。
 ① 公式テキストがあるパターンの試験
   ・知的財産管理技能検定
   ・福祉住環境コーディネーター(東京商工会議所主催)
 ② 公式テキストがないパターンの試験
   ・宅地建物取引士
   ・社会福祉士

HPに過去問が3回分掲載されているので、これを活用します。
主には、テキストと過去問を中心に勉強をしました。直接、法律の条文や政令なども参考にする時もありますが、おそらく合格が7割なので、行けると思います。
ただ、知的財産に全く知見もないため、テキストを読むのにも時間がかかります。
ちょっと時間がかかりますが、最初に流し読みでもいいので、1冊よみきりました。これが意外と時間がかかり、多分1~2週間かかって読みました。最初からいきなり過去問を解いていく方が効率がいいのかもしれません。ざっと端から全部読んでいくのは、ある程度知識がついてからの方が読みやすいとは思います。
他の資格試験では、まずは過去問を解きながらテキストに目を通すのは後回しにしましたが、新しいタイプの問題を解くのには苦労したので、自分の力量と今までの地域の累積にあわせながら、過去問を先に解く方がいいのか、テキストを読み切る方が先なのかは決めた方がいいです。

縦断的に理解する。

過去問の特徴としては、特許法、意匠法、実用新案、商標、著作権法との比較が重要なポイントになってきます。間違った選択肢を作成するのに、これらの法律のポイントと混同させる問題を作っています。
つまり、例えばそれぞれの存続期間であれば、何年であるのか?起点はどれなのか?など、それぞれの存続期間を横並びにして比較して覚えていくことが重要です。また、法律の条文も、他の項目のものを織り交ぜてきますので、要注意です。

テキストでは内容が十分に書き込まれていない分野

テキストも分野としては、十分に範囲をカバーしているのですが、内容を詳細に記載しているわけではないので、補足的に別途調べないといけませんでした。特に、条約種苗法不正競争防止法はあっさりした内容しか記載がないので、自分で調べる必要があるように思いました。

分からないけど、概念を理解すれば合格率は高い資格

また、特徴的なのが「3択」になります。あてずっぽで選択肢を記入しても、統計的には33%の確率で正解します。

社会福祉士と比較して

社会福祉士受験は、社会福祉に関する様々な法律のことを知っていないといけませんが、それと比べれば必要な法律の種類は少ないと思います。その分だけ、ひとつひとつの法律を深く知る必要がありますし、実技もあり、実務で相談されそうな具体的な事例を、法律的に解釈できる力も必要となります。

次のステップ

次回申し込みは、6月21日までです。次回は「4択」で合格には8割必要なので、きちんとした理解が必要になるので、今回は1カ月ちょっとでの受験でしたが、4か月みっちり勉強に取り組みたいと思います。

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!