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『moon flight』 『卒業』 学んだこと

とても久しぶりに投稿しました。noteの閲覧も少し前まで暫くの間お休みしていました。理由は勤務先でまた大きな変動があり、前回の変動よりも私としてはかなりきつくて精神的に余裕がなくなってしまい、記事をじっくり読んだりコメントをするのに気持ちを割き辛かったため、noteを読むことも一旦止めておくことにしていました。毎週のスクールは通い続けていて、少しづつイラストを描くことはしていました。(そのスクールでお一人noteをフォローしてくださった方がおられ、そのフォローバックなどだけはしました)
最近になり少しだけ落ち着いてきて、イラストも仕上がったので、他の方の記事を一通りチェックしてから投稿に取り掛かりました。
もう辞めてしまったと思われているかなとは思っていましたが、心配して生存確認の連絡をしてくださった方がおられ、驚きとありがたい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
スクールは3月で修了となりましたが、4月からはお仕事の日数も少し増やすので投稿頻度はおそらく上がらないとは思いますが、まだ続けていくつもりなのでこれからも見ていただければ幸いです。

moon flight

上の絵は、地下の異空間でねずみ達が大昔から喫茶館を営んでいて、その喫茶間に小さい頃迷い込んでから通い続けている女の子と、仲良くなった店員さんのねずみです。喫茶館では月へ行く船を長年かけて作り続けていてやっと完成し、これから一緒に月へ行くという場面になっています。何年も前にやはり断片的に考えていたお話で、この絵の構図と近い絵もその頃描いたので焼き直しになります。
この絵の構図はパース的にはおかしいところだらけなので、どう違和感を感じづらく描くかといったところも課題でした。そして、私はパース自体も少ししか理解出来ていないことや、月夜のライティングなどどうすれば良いのかわからないことが多く、今回の絵を描くにあたってはスクールの先生方に色々質問して教わったり、添削いただいて沢山助けて頂きやっと描けました。以前描いた時はデジタルも使ったこともなくパースとかまったく無視した色鉛筆で軽く塗ったものでした。

今回は、このイラストを描くにあたってどんな点を教わったか書いておこうと思います。
⚫︎街灯の遠近による高さの違いをパースのグリッドの升の数を合わせれば良いのかと思っていたが、街灯の頂点も一本の線上で繋ぐのが正しい。本来の正しいパース上は街灯の高さはもっと高くなる
⚫︎街頭の光はライトの部分だけでなく地面にも丸く落ちていること、手前だけ明るく後ろの大部分は暗くなる(先生がライティングのお手本を描いてくださいました)
⚫︎月夜は影に紫を、明るいところに黄色を入れるのがおすすめ
⚫︎石畳の線を描くのは前の方だけでも良い
⚫︎石畳のパースは街灯か人物どちらかに合わせるが、この絵はどちらかといば人物に合わせた方が良いかもしれない
⚫︎街灯の角度。あくまでこの構図上では、真横か、上部だけ俯瞰にするか
⚫︎人物の右の脚ははじめは左と同じ長さにしていた→正しくは収縮がかかり、左より短く描く
⚫︎人物の右の足は力が抜けているのでブーツの形状のままが良いと思っていた→イラスト表現上はつま先を伸ばすのがおすすめ
⚫︎ネズミのコートの紺色が背景から目立たないが、キーマンだからもっと目立つ青の方が良い(思い切り彩度を上げましたがまだ足りていないかもしれません)
⚫︎金具の明暗の色数を増やして情報量を上げる

思い出せる限りを書き出しました。すごく勉強になった1枚でした。
スクールに通うことで、デジタルの使い方や、デッサンなど本を読んでもわからなかったことをたくさん知れて、通う前と比較すると大分思い描いたものを描けるようになってきました。そして、合評会で見た他の方々の描かれる絵がすごく良くて、とても良い刺激にもなりました。noteを始めたのもスクールでSNSを始めることを勧められて実行することになり今に至ります。クラスの方とのありがたい繋がりもできました。独学で全部できたら格好良いのですが、私の場合は一人では限界があり、時間や金銭面で入学前は通うかギリギリまで迷っていましたが、行くことにして本当に良かったと思っています。まだ描けないものや苦手なもの、理解していないことはたくさんありますが、これからも学んで描き続ける気持ちの追い風にもなりました。

もう一枚、修了にちなんで、袴の女の子を描きました。人物1人だからサッと描くつもりでしたが、正面顔がすごく苦手でとても時間がかかってしまいました。着物や袴は好きですが、きちんとしたバランスに描くのが難しいです。

卒業

ここまで読んでくださった方、誠にありがとうございます。





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