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山形のプレイヤーに迫る 第3回

第3回は前回に引き続き、、、

山形市を中心に活動されているプレイヤー

追沼 翼 さんです!

前回は東北芸術工科大学

院生時代のお話からはじまり
現在の活動内容を中心に
お聞きしました!

まだチェックしてない方はぜひ!

今回は
「 追沼さん、山形について語る 」

となっています。

記事は対談形式です。


―――――――――――――――――――――――――――――
カトウ
先ほどは無茶ぶりに付き合っていただき
ありがとうございます。

つづいてなんですが、、、

今後の山形市、山形県は

どういう風になっていったらいいか

をお聞きしたいです。


追沼

街の構造的な部分

で行くと、

新しく今
道路拡幅していて

”中心になる通り”が
変わろうとしてる
時期なんですよ。

Q1の前に
新しい四車線の道路が
できたりするので、

そういった意味では
七日町大通りもそうだし、
すずらん通りも、

歩きやすいまちづくり
みたいなものを進めていく

政策と連動して
駅前の都市像であったりを
変えていける可能性があるな
というのは
今感じています。

で、
もうちょっと

広い視点

で行くと

"都市計画"では
住居区域とか
商業区域とかに
分かれてくるけど、

それを職住近接であったり
ミクストユースとかに
考えられる可能性が
沢山あると思います。

どうなってほしいのか
具体化して言えば

スズラン通りは

山形の暮らしが見える

通りになってほしい

山形来て
あ、山形の人って
こういう暮らししてるんだな

っていうのが分かるような
通りになってほしいかな。

カトウ
ありがとうございます。
今後、街の密度感であったり
人口はどんどん減少していきますよね

逆にそうであるから

頑張っている人が
よく見えると思うんです。

先ほどおっしゃられていた、

スズラン通りで暮らしが見える
ということは
都会の賑わいある商店街とは
明確に異なる中で、

スズラン通りが
職住近接の機能を持っている
ということでしょうか

追沼
そうね。

密度とか
にぎわいって言葉になると
すごいボケてくると思うんだけど

人が少なくなっていくってことは

一人当たりに占有できる面積

が増えていくわけじゃん


世田谷なんて面積すごい狭いわけで
一人当たりに占める面積がすごい少ない中で、

これだけ(山形が)
ゆとりを持って空間を使えるって事は

もっとゆったり
都市の計画や、デザインも
考えられるんじゃないかなっていう。

(世田谷区人口:約91万人・面積:約58km²
山形県人口:約100万人・面積:約9,323km²
※2024年2月24日時点)

そうすると、
自然と空間に対して
人々が受ける感覚というか、
豊かさみたいなものも
変わってきそうな気がして。

で賑わいも
あの、
よく僕が他の地方都市で
ワークショップやるとすると、

“賑わい”の再定義をしましょう

と言うんです。

それはまちの密度や
人口の多さではないよねって。

じゃあ、
皆さんが
どういう時に
賑わい
を感じるのかって

人がいっぱい
いるだけじゃないとしたら
どんなことなのだろう。

外に人が見えるもそうだし。

明るいとかもそうかもしれないし。

暗いだけで
ちょっとにぎわっていない
感じがする。

人がまっすぐ歩いて通過してる
だけじゃないとかもそうだと思う。

音がするもそうだし。

いろんな価値観が出てくる

それをどう”まち”に落とし込んでいくかが
重要かなと思ってる。

今までの都市の計画だと、
住居区域、商業区域って
すごい明確に分かれていたけど、

それが(今は)だんだんボケてきたり

昔はやっぱり職住近接で。

住居があって
店舗があるようなテナントが
やっぱり商店街に広がっているわけだし、

そこはもっと近寄れるし(改善できる)。

オンラインの可能性もすごいあるから
なんか
いろんな形式も
変わってきそうだよねって。

働き方もそうだし。

カトウ
ありがとうございます。

その、
記事としてのインタビューから外れるんですけど、

当時在学されていたときの

山形R不動産ってどんな感じでしたか?


追沼
いや僕、入ってなかったんだよね

カトウ
外から見た感じでいいんです。

追沼
ええ、、
何やってた?
R不動産
(北嶋さんへふる)

北嶋(Day & Coffee 取締役):
ブログ書いてました。
あとイベントをやってました。
Rナイト。

追沼
あとなんだろう、、

木の実町のリノベーションの
プロジェクトとかやってたはずです。

ああ、多分、

R不動産が
すごい全盛で
動いていたのって
2013~14年頃だと思うんです。

そのころは色々やってたと思うな。

それこそ馬場さんの事務所で働いてる、
石母田さんっていう方が
自分でボロボロの一軒家を借りて、
リノベーションをしながら住むという
ブログを書いてた、

その印象がすごくある。

僕らがやっていた活動も
本来はR不動産で
やれることだと思うだよね

先生から下りてきたものを
打とうとするから何もない

自分たちで
どんどん考えてやってた
学年のR不動産は
活発だったと思うんだよね

なんか
もやもやっとする
街の出来事であったり

自分たちが違和感に思うことを
一回企画書に起こしてみて

プロジェクト化
できるかわかんないけど、

こういうことが嫌なんです

っていうのは
提示するだけでもいいかもね。

それをみんな普通に過ごしてると
わかんなくなるからさ

その感覚を大事にした方がいい

なんか大きい何かを作る必要もないし、
イベントをする必要もなくて

本当に純粋に感じた違和感を
リサーチ資料として
出すだけでもいいと思うよ。

なんか

みんな盛大にやろうとしすぎて

手が動いてないような気がする。

本当にゴミ拾いするだけでも
本当にいいと思うんだよね。

郁文堂の最初の活動なんて
“人の家片付ける”
からはじまってる

たまたま
クラウドファンディングやってああなった。

みんな面倒くさくて
見えない(現状が分からない)から、
そういう活動したくないだろうけど。

そこからじゃないと。
関係性って作れないと思うから。

カトウ
ありがとうございます。

今、まさに
新しいことが起きそうになっていて

でも
一つ問題なのが
R不動産の主要メンバーと
その新しいプロジェクトのメンバーが
被っていることなんです。

そうなってくると、
R不動産の継続が
どんどん難しくなると思うんです。

追沼
一緒にやったらいい。
別に分ける必要は
ないんじゃないかな。

いろんなプロジェクトが
ありすぎるよね

みんな個々人で動かなければいいのに

カトウ:
その
私が
勝手に考えてるのは

多分
R不動産の下地
としての力が
弱すぎるんですよね。

なんか
こう頼りないなって
みんなから思われてる
気がしていて、

R不動産が
それこそ、その現状、、
少しずつ変わり始めているんですけど、

本当に馬場先生からの案件を
ただ待つだけのプロジェクトに
なりかねないところで、、、

それを打開するための1手として
この記事を書かせていただきます! !

追沼
ボタコーヒーの英人さん
とかがR不動産立ち上げ期の方だよ。

カトウ
あ、そうなんですね
次伺いたいと思います!

ありがとうございます。

追沼
なんかわからないところ
あったら連絡してください。

カトウ
ありがとうございます。

じゃあの
最後に
写真一枚だけいいですか?

笑顔で撮影に応じてくれました

―――――――――――――――――――――――――――――

追沼さんは
笑顔で撮影に応じてくれました。

学生という立場、
大学3年のキャリアの岐路にいる立場、
山形R不動産の副代表としての立場、
そのどれをも揺さぶってくる刺激的な取材でした。

追沼さん、取材に協力していただき
ありがとうございました。


ごみ拾いから山形R不動産を立て直そうかな

ライター:加藤瑛人


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