物凄くマイペースに投稿中。

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最近の記事

電車

隣に座る少年少女がそれぞれの小さな手に真っ赤なカーネーションを握っている

    • 白くて綺麗な

      貴方がくれた硝子のブローチ この胸に今すぐ突き刺して死んでやる 愛されたい

      • 許して

        言葉が出ない 声が出せない 気持ちばかり溢れ 白い皮膚の下に蠢き漂っている 波の音が 夜の深さが たゆたう月灯りが 美しい私の命を悪戯に甘やかし 連れて行こうとしている

        • 雨と映画

          小雨が降る土曜日の午後は tinyな映画を部屋で一人だらだらと垂れ流したい

          かれこれ六年は髪を伸ばしています これまでの人生の大半は、男の子のようなショートカットでした なぜここまで伸ばしたのか たいした理由は無く 極端な性格の私は とても短い髪で生きてきたので 今度はとても長い髪で生きてみよう と思い立っただけです 読書や映画鑑賞など ずっと続いている趣味はあるといえばあるのですが 物理的に目に見える形でここまで続いたことは 髪を伸ばしたのが初めてかもしれません 綺麗に髪を伸ばすために続けていることや 使っているアイテムなど これから投稿でき

          澁澤龍彦とロイヤルミルクティーな午後

          澁澤龍彦とロイヤルミルクティーな午後

          桜桃忌

          きょう六月十九日は、太宰治のお誕生日ですね 言うまでも無く、遺体が発見されたのも同じ日 今年は行けませんでしたが 学生時代は度々 三鷹に花を持ってお墓参りに行きました やわらかな雨が降っていたと思います ある六月には銀座の某カフェバーにて さくらんぼのカクテルで陶酔境に浸り 太宰を偲ぶ仕方のないひと時を過ごしました 太宰について これからゆっくり自分のペースで 投稿していけたらナ、と思います

          桜桃忌

          蝶を埋める

          ざわめくカフェテラス 談笑する人の声 食器の擦れる音 木漏れ日が揺れている 誰かが私の手を引いて カフェテラスを余所目に駆けていく 白い煉瓦の噴水 足元の土を掘る 冷たく柔らかい 誰かの手の中に眠る死んだ蝶 かすかに震える紺碧の羽 二人で埋めた 美しい男 あなたは誰ですか?

          蝶を埋める

          音楽室

          音楽室に行かなくちゃいけないのに、校舎をどれだけ走っても辿り着けない ここが音楽室だと思った扉を勢いよく開けると、霧で濡れた緑の中庭が足からかなり離れた真下にあった いつから隣に居たのか、見知らぬ男が突然「飛び降りを怖がるなんて意外だな」と言った

          音楽室