日記2023/11/01 競馬と金融派生商品の関係

久しぶりに高校の学友と食事に行った際、後輩が最近AIの学習で競馬の予測モデルを開発していると話していた。僕は特に競馬に詳しいわけではないが、勝つ馬の予測モデルは多く存在すると思う。そのため、新しい要素として馬券の価格から計算されるインプライドな確率やインプライドボラティリティを考慮し、馬券をオプションとして扱うのが適切ではないかと、おせっかいながら提案した。馬券は、例えばディープインパクトが1位になるなどの特定の事象が起これば利益が出るが、起こらなければ購入金額が損失となる。すなわち、馬券は満期がレースの終了時で、権利行使条件が1位着などの特定の事象であるオプション、つまり金融派生商品の一種と見ることができる。馬券がオプションであるとすれば、それを基にして馬券から導き出される確率と開発したモデルの確率の比較や、複数の条件の馬券を組み合わせて、複合したオプションのようなポートフォリオを構築することも考えられる。競馬には興味はなかったが、深く考えてみると、投資や金融派生商品との相性が良いと感じる。なかなか興味深い。オマハの賢人ウォーレン・バフェットも、かつては競馬の予想屋だったと聞く。

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