今年はわたしにとって、特別な一年となりました。
出産という、おそらく人生で一番大きなできごとがあり、生活も様変わりしました。

産休を取ってから会社に行かなくなり、平日の日中に街中をブラブラお散歩。なんとなく罪悪感を感じつつも、働かないことがこれほど自分の精神を休ませてくれるとは予想外でした。赤ちゃんの癒し効果かもしれませんが。

産前産後の会社や行政とのやり取りで駆け回り、初めての保活、児童館デビュー。今まで街の中に普通にあったけどスルーしてた施設に急に目が行くようになりました。中に入って初めてそこがどういうものかがわかり、外から見てるだけじゃわからないのだなあということを実感しています。新しいチャンネルが開いたような新鮮な感覚でした。

また、赤ちゃんについて知ることのできた一年でもありました。夜泣き、食事、排泄を世話する中で、自分にもこれまでとは全く違う生活を待ったなしで求められることになりました。子は可愛いけれど、決して可愛いだけではない。一言でまとめられませんが、今後も成長する我が子を見て、子どもがどういうものなのか、私自身も日々学んでいくことになると思います。

それと、夫婦の関係。一対一だったものが、この誕生で三人になり、関係性が崩れました。これが産後クライシス。今はぶつかりながらも、新しい関係を構築中なので、もうひと頑張りです。

来年も、きっとどんどん新しい世界が開けて行くことと思います。また、子をかかえながらなので行動が制限されたり、苛立つことも増えるかもしれません。それでも、毎日の変化を楽しみつつ、良い一年と言えるようにして行けたらいいなあ、なんて。

今年も世界は戦争が相次ぎ、大変な時代に突入してしまいました。環境問題で争っている場合じゃないはずなのに、悲しいことです。胸を張って子に見せられるような世界が訪れることを願いたい。