身につけたものは愛
歳を重ねるうちに様々なものを失っていく。
肌の潤い、髪の毛。
地味に増えるシワや体毛。
明日に近づくに連れて絶望と向き合っていかなくてはいけない。
明日の自分はまた老いる。老いることの恐怖。失望。
若い頃には感じなかったこの感覚。
愚痴を言っているわけではない、病んでいるわけでもない。
それを楽しんでいるのだ。
ただ、ひたすらに受け入れる。これが自分なのだと。
少しでも否定的になれば全てが嫌になり、爆発したくなるのだ。
そんな思考の悪魔を呼び起こさないためにも、自分を認め、自