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料理と歴史、驚いたこと

 料理の記事とか書いてるけど、特に料理に興味ある訳ではないです。ただ、料理って驚きに満ちてるなとは感じます。特に、日本料理。

 ある時、『フライパンや中華鍋って日本古来のものじゃないよな?』ってことに気づいたんです。今はどの家庭にも当たり前にあるものですよね。それに気付くと、『昔の人どうやって炒め物をしていたんだろう?』って疑問が湧きます。で、ちょっと調べてみました。

 その結果発表です。デデェーーーン!

 伝統的日本料理には、炒め物はない!

 えっ?そんなことある?って思ったのですが、確かに伝統的な日本料理に炒め物は思い当たらない。焼き飯、焼きそば、野菜炒めに、お肉の炒めたの。いまは毎日のように食べるから意識していなかったけど、確かにどれも伝統的日本料理とは言い難い。

 そうだとして、次に気になるのは、なぜ日本には炒め物がなかったのかということです。いくら島国とはいえ、近隣諸国は炒め物があり、特に影響を受けてきた中国は、炒め物が調理のデフォルトです。伝わらない訳がないし、伝わらないとしたら何か理由があるはずです。

 で、その理由なのですが、なんと日本が元寇に勝って、元の支配を受けなかったからだということなのです。

 元を支配していたモンゴル人は遊牧民族で、動物の肉を食べ、炒め物に使う良質な脂を手に入れることができたのです。そして、元に支配された国々の人は、同時にモンゴル人の食習慣を受け入れることになった。

 しかし、日本は元を退けたと同時に、その肉食の文化も退けたのです。確かに、脂がなければフライパンがあっても炒め物はできないし、炒め物ができないならフライパンなんて要らないってことですよね。

結果として、元の支配した地域には、炒め物の文化が広がり、支配されなかった日本には炒め物が根付かなかったということです。

 台所のフライパンが、元寇の歴史を語ってくれます。なんか、ビックリしますよね。

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