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旅で、フン切りが付かないこと

 僕は海外旅行が好きで、わりと旅行している方だと思う。何度か旅していると、自分なりの旅行スタイルができたり、癖のようなものが分かってきたりもする。

 で、これは多くの人に共感してもらえることだと思うけど、飛行機で到着しても、すぐにはその国にいる気分にはならない。飛行機の移動速度が速過ぎて心が追い付かなくて、日本の気分を引き摺ってるんですよね。

 ここからがすごくどうでも良いことなんだけど、僕の場合、現地の料理を食べてそれが消化され、日本で食べていたお腹の中身がう◯こになって押し出されてきたとき、『あー、僕は見知らぬ国を旅行しているんだな』っていう実感を感じます。体の中から全部でその国と向き合えたとき、初めて旅の実感を手に入れられるんですね。

 しかし、その実感を上手く得れないときがあります。つまり、う〇こが出ない、あるいは出せないときです。

 まあ、見知らぬ国に緊張して、便秘気味になって、なかなかう◯こがでないことはあります。せっかくお金を払って来ているのだから、早くその国を体験したいって焦ります。

 しかし、あくまでもそれは僕のう〇この問題であって、自己責任として納得できます。焦ったところで、出るものでもないですしね。

 問題は、う〇この準備は整っているのに、それを出せない場合なのです。

 具体的にはインドです。インドのトイレの酷さをイメージできる人が、日本にいったいどれほど居ることだろう。いや、居まい。

 特にバス停のトイレや、稀に見る公衆トイレはまるで戦場である。いったいどれほどの悪意があれば、こんな蛮行が行えるのか、目を背けざるを得ない状況なのです。

 便器に山盛りにされた見知らぬインド人のう◯こ。壁にまで飛び散る下痢◯ん。便器から溢れ出て床一面を覆尽くす、おし◯こと、う◯この混合物。

 こんな所でう◯こをする奴は人でなしである。想像して欲しい。僕の可愛いう〇こを、そんな所に置き去りにはできない。そもそも、トイレに近づくまでの通路が、立ちしょんで雨上がりの湿地帯のようにグチャグチャで近付けないし。

 まあ、そう言う訳で、インド旅行を楽しみたいなら、綺麗なトイレを見付けたときは、ちょっと無理してでも迷わずしとけっていうお話でした。

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