NBAルーキー契約(第1ラウンド対第2ラウンドの給与)  2巡指名権例外

NBA teamがdraft1巡目で選手を指名した場合、 rookie scale例外により、 teamはCAP roomを必要とせず、あらかじめ決められたsalaryの範囲内で契約できる。
しかし、2巡指名選手に対する同様のcap例外は歴史的に存在しない。つまり、2巡指名選手を3、4年契約しようとするClubは、cap spaceかMid-level例外の一部を使わなければならなかった。もし teamが2巡指名選手に最低年俸以上を与えようと思えば、cap space、Mid-level、 roomや隔年契約など別の例外が必要。
NBAとNBPAは新たな2巡指名権例外を追加し、この問題に対処した。
teamは若手との複数年契約の自由度が増し、CAP roomや例外金の捻出を心配する必要がなくなる。
一方、選手は、新 teamのcap状況によって、最低年俸契約や2ウェイ契約を受け入れざるを得なくなる事を心配する必要はない。
もちろん、2巡目以降の選手の中には、2way契約や最低年俸で契約する選手もいるだろうが、teamは、なぜそのofferしかないのかを説明するために、支出力のなさを指摘できなくなる。
rookie scale例外と同様、2巡目指名権例外もリーグ年度内であれば何度も使用できる。

2巡指名権例外は、3年目の team optionを含む3年契約か、4年目の team optionを含む4年契約どちらかで選手と契約に使う事ができる。

salary構成:

3年契約
1年目はNBA経験1年の選手の最低年俸
2年目と3年目はrookieの2年目と3年目の最低年俸
3年目は team option
2023/24年、この構成で契約した場合、3年契約の最高年俸は約5.9million。

4年契約
1年目はNBA経験2年の選手の最低年俸まで
2年目は1年経験者の2年目最低年俸まで
3年目と4年目は、rookieの3年目と4年目の最低年俸に相当
4年目は team option
2023/24年この構成で契約した場合、4年目の最高年俸は$8.8ミリオン近くになる。

この4年契約体系を採用する契約では、1年目と2年目の年俸増減は5%を超えてはならない。例えば、rookie minimum($1,119,563)でstartし、2年目に$2,120,693に跳ね上がるような契約は認められない。

2巡指名権例外を使って契約した選手は、初年度の7月1日から7月30日の間は team capにcountされない。 teamは7月31日まで、2巡指名選手がcapに食い込む心配をする事なく、必要なcap  roomを全て確保できる。また、Summer Leagueに参加する前にNBAと契約を結ぶ事できる。

2巡目例外の導入は、 teamが2巡目指名選手との契約に使わなければならないという意味ではない。2巡指名選手との契約交渉にcap roomや別の例外を使う事は認められている。これは、その選手が2年間のベテラン最低年俸を上回るsalaryを要求する力がある場合に必要となる。

2巡指名のバシリェ・ミチッチ(サンダー)とサーシャ・ベゼンコフ(キングス)は今オフそれぞれ$23.5million、$20millionの3年契約で合意したと伝えられている。

両選手とも経験豊富なEuroleagueのStar選手で、draft2巡指名から数年後にNBA入りするため、2巡指名権例外を利用して teamが提示できる額を上回る新契約となる。cap spaceかroom例外を使って契約する。

最後に、彼のNBA careerがどうなろうと、キングスの新人ウィングコルビー・ジョーンズは、2巡目例外を使用する契約を結んだ最初の選手として、すでに小さな名声を獲得している事は注目に値する。

NBAのルーキーの年収は?

draft1巡目か2巡目( draft外)かによって異なる。1巡目指名選手が最も稼ぐが、 draft順位に応じた固定給が支払われる。

NBAの新人契約と年俸の詳細について

NBA draft1巡目で指名されたrookieは、公式な「新人salary scale」に基づいた契約しか結べない。

rookie契約の長さ

1巡指名選手は全て4年契約で、"2+2 "方式を採用している。
最初の2年間は完全保証(Waveされてもsalaryを全額受け取れる)。
3年目と4年目は team option。つまり、 teamは選手と契約延長するかを決める事ができる。
球団がoptionを行使した場合、3年目年俸は新人年俸体系に基づき固定され、4年目は3年目からの昇給率が設定される。
球団が契約を延長しないと決定した場合、選手はfree agentとなる。

NBA第2round draft pick

1巡目指名選手と違い、2巡目指名選手は契約内容に制限がない。
契約内容は完全保証、無保証、部分保証のいずれでもよい。契約期間も様々だ。選手(または代理人)の交渉力次第だ。

球団は2巡指名選手に "新人特例 "を使う事はできない。 draft2巡指名選手と契約したい場合、 teamはその選手の契約をsalarycapに収める事ができなければならない。
 draft2巡指名選手と契約する場合、大抵は最低額前後で契約する事になり、しかも無保証である。

また、2巡指名選手の多くはGリーグで2ウェイ契約を結ぶ。この場合、彼らのsalaryはNBA新人最低salaryの50%2023/2024年 seasonは約$559,782)に設定される。

たまに、2巡指名選手が保証された複数年契約を獲得することもある。

NBA新人最低年俸とは?

2巡指名、 draft外選手の新人最低年俸はは最新の労働協約(CBA)に記載されている「最低年俸額」に基づく。
この金額は、標準的NBA契約(つまりfull timeの選手)を結んだ選手のものである事に注意してください。
Two Way playerは最低年俸の50%、10日間契約の playerは最低年俸の日割り額となる。

NBA史上最も年俸の高いrookieは?

NBA史上最高年俸rookieはグレン・ロビンソン通称 "ビッグドッグ"。
ロビンソンは1994年のNBA draft1位でミルウォーキー・バックスに指名された。その後、彼は10年総額6800万ドルという史上最高額の新人契約を結んだ!
この記録は現在も続いている。インフレ調整後の2023年には約1億4100万ドルになる。
噂によると、ビッグドッグは史上初の1億ドルbasketball選手になろうと、13年1億ドルの契約を結ぼうとしていたらしい。😂
NBAが翌シーズンから新人salary cap(=「Salary Scale」)を導入したのは、実はグレン・ロビンソンのおかげだった。

また、10年契約も不可能になった。現在、最長契約期間は6年。

だから、最近のrookieたちは、おそらく可能な限り低いサラリーをビッグドッグに感謝する事ができる。

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