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桜と多肉植物

我家の敷地内には、シンボルツリーとしてソメイヨシノの大木が立っている。
これは、長男誕生の記念樹であり、既に44年の年月が経っている。
近くの農協で690円の苗を買って植えたのだった。

自分の敷地内に桜を植える人はあまりいないと思うが、周りの4軒分は義兄妹の敷地なので、親の希望の、皆が仲良くと言う願いが込められていた。

昨年の春、桜が咲く頃、家内が庭の手入れをしていると、見知らぬ女性が、立ち寄ったそうだ。

彼女曰く。「遥か遠くから桜の花が見えた。どんな場所には咲いているのか知りたくて、来てしまいました。もしお邪魔でなければ庭を拝見しても宜しいですか?」と聞いたそうだ。

それ以後、二人共花好きなので、花談義に夢中となり、楽しい一時を過ごせたそうだ。

大家族になったね!

これには後日談が有り、花談義の日から、数日経って、手紙付きの多肉植物が、玄関に置いてあったそうだ。
その日は、家内は外出しており、彼女に逢えなかった。

先日のお礼と、この多肉植物の由来?が書かれていた。

この方が自分で育てたそうで、可愛くて仕方ないそうだ。

何気ないやり取りだが、ホッとする話だった。

それから我が家も、熱病の様に多肉植物の育成が始まった。

シローはどこに居る?

ホームセンターや産直に、買い物に行くと、その度、決まって3-4個の新しい仲間が一緒に帰宅した。
妻は名前で呼ぶが、私は、面倒なのでイチロー、ジロー、サブローと呼んで誤魔化す。


拙い文ですが、溢れ出る思いを、人に伝えたいと願っています。日常にある小さな出来事ばかりですが、その視点により皆が幸せになれると嬉しいです。何より読んで欲しいと切望しています。宜しくお願いしますね!