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記事の振り返り(1月分) - マーガレット安井が記事を作成した時に考えていたこと

久々のnote。1ヵ月に1回くらいは月の振り返り、いわゆる月報的なものを書いていこうかなと思っています。自分が1か月間に公開された記事をピップアップして「なぜこのバンドを取り上げたのか」「どういうことを考えながら記事を書いたのか」という所をnoteでは書いていけたらと思っています。

「バンドも、企業も同じ」だと感じたodolのインタビュー

京阪神エルマガジン社が運営するWebサイト『Lmaga.jp』で公開された、odolのインタビュー。『Lmaga.jp』とのお仕事は初めてだったのですが、関西のインディーズバンドばかりを取材する自分にオファーをかけていただいたのは本当に感謝でしかない。あとodolの二人、特に森山さんの話は理路整然としていて、面白い取材でした。

さてodolを取材するにあたり、どういう形で切り込もうかと考えたんですが

1.最新アルバム『DISTANCES』はリリースしてから1か月以上経っているので、アルバムの制作意図を丁寧に聴くよりも、odolの今がわかるものにする。

2.『Lmaga.jp』は音楽専門のサイトではないので、音楽だけの文脈に捕らわれない記事にする。

という2点に注意をして、取材を行いました。結果できたのが上記のインタビューであったわけで。この記事、全く明記はしていないのですが「バンドって企業とさほど変わらない」というのを裏テーマとして掲げています。odolのインタビューのなかで、サポートメンバーの為にいろいろと準備したけど、思ったようにことが運ばなかったという話がありました。それを聞きながら、「うちも派遣スタッフを入れた際に、同じようなことあったな」と思ったわけで……。

もともとライターをやる前、管理職をやっていたこともあったのですが、odolのようなことは日常茶飯事でした。またそれをいかにサポートするかが自分の役割だったので、森山さんの言葉には同意しかありませんでした。だからこの記事の読者も自分と同じく「あるある」と思ってほしいし、それがファンだけでなく、odolを全く知らない人でも面白く読んでもらえる方法なのかなと思い、インタビューを作成しました。面白い記事に仕上がったので、よかったら読んでみてください。

ANTENNAだからこそできた取材記事、AIRCRAFTインタビュー

ANTENNAではAIRCRAFTのインタビューが公開されました。前々から「アルバム出たら取り上げさせてね」とボーカルの石川君には言っていたので、有言実行という感じ。ただそれ以上に、「“こういうバンド”を取り上げるのが、僕の役割だ」という思いもあって。

“こういうバンド”というのは、関西で勢いがある。賞レースで結果を残せている。というのも重要なのですが、一番のポイントは「なんの後ろ盾もない」という部分。メタ的にはなるのですが、基本的に音楽メディアはそれ単体で運営しているところは少なく、レーベル、イベンター、配信プラットフォームなどを兼営しているところが多いです。そしてインタビューされる場合はアーティストのメリットだけでなく、兼営部分にもメリットがあるものでないと掲載はされにくい。だからイベンター、レーベルのついていない若手バンドが写真付きで、5000字相当のインタビューを掲載するのは、かなり異例であります。

ただ僕がライターとして所属しているANTENNAは特殊なメディアなので、自分たちの利益をそこまで考えなくても、それができちゃうんです。ならば、関西のインディーズシーンで勢いあるバンドは取り上げないといけないし、それをやることはもはや宿命。AIRCRAFTには早く大きくなってもらって、今度はメジャーに行ったときにでもインタビューできたらいいなと思っています。


1月に公開されたのはこの2本(少ないな…)2月以降はネタ探しもしっかりしないといけないし、今月は確定申告、消費税申告というのもあるので気合を入れていきます。この仕事は努力をすればしっかり返ってくるけど、気を抜けばその分のしわ寄せも返ってくる。引き続き、頑張らないとですね。

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