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レアモデル列伝-7  人呼んで烏賊の様な車

かなりのChaparralフリークでもこのモデルを持っている愛好者はそうはいまい。
Chaparral-1はScarabのTroutmanとBarnesが設計した車、エンジンは当時主流のフロント・ミッドシップに積んでいて、それなりの戦績を積んでいたがJim Hallは満足せず、種々の設計変更を行った。

62年Los Angeles Riversideで行われたTimes GPで2位となった

その最終型は平べったい烏賊に似た車、No.9は63年3月Sebring 12hを走った車、No.11は同年6月のPlayer’s 200を走った車。両車に共通なのはフロントを高くし、ボンネットを平らにした烏賊様車、車体下に空気を流し、上下逆の翼をイメージ(日産R380の初期型も同様な理由)し、フロントのリフト防止を諮ったが空と道路の違いを考慮せず失敗、またNo.9はSebringのレギュレーション(GTやセダンと一緒に走るため)でフロントウインドウの大きさやドア高が規制され、それを満たすためと言われている。
また、No.11の後部はトランクスペース(本来Player's 200では必要ないがSebringの車を使い続けたのか)と考えられる。

ハリボテの様で、日本GPにも同様な変更を行ったLolaがあった

Chaparralという名前は一般にChaparral-2以降を指すと書かれているが、「Chaparral」本のある頁に、Jim Hallはこの車からChaparralの名前を使い始めたと書かれていた。

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