猫夫

1949年生まれ、片足をガン箱に突っ込んんでいる爺さんです。好物はプリン体の原料、趣味…

猫夫

1949年生まれ、片足をガン箱に突っ込んんでいる爺さんです。好物はプリン体の原料、趣味は惰性で行っている切手収集・自転車でのポタリング・ミニカー収集とここに記載・下手だが好きなJazzの鑑賞とライブ演奏とその後の反省会という名の宴会です。

マガジン

  • モデルカーあれこれ

    モデルカーは実車を単に縮めたものではありません。斜め上方から眺めて、実車の雰囲気を楽しむのと同時に、雑誌の写真には写っていなかった部分を見て、新たな発見ができる物です。その歴史を調べ、考察を付けて、将来それを読み返し、場合に寄っては書き直すのも醍醐味の一つです。 私の楽しみの一端をご覧ください。

最近の記事

事実は小説よりも奇なり-21  Penskeスポンサーの遍歴

 趣味のChaparral収集は白い車、その中に黄色のChaparral 2Kを見た。白と異なる黄色がどの様な理由で採用されたかは不明であるが、所謂Pennzoilカラーであるためらしい。それが理由でPennzoilカラーのモデルカーも収集をしている。  2024.03.10にeBayで落札し、2024.03.25入手したLola Pennzoil 1991 No.4 John Andretti が駆ったOnyx 製の1/43モデル。John AndrettiがTeam P

    • 異能β-16:  2024年Indy 500に期待を込めて

      佐藤琢磨が2010年よりIndyに挑戦して大分経つ。  2010年2月KV RacingよりIZOD Indy Car Series(アメリカのミッドレンジ衣料品会社)に参戦することを発表。このシーズンは大した記録は残していない。  2013年4月Indy Car Series第3戦のLong BeachでA.J.Foyt Racingから参戦、Indy Carによる初優勝を記録した。  2017年5月のIndy 500で日本人初の優勝。  2020年のIndy ではフ

      • レアモデル列伝-34:やっと入手できたMirage M2

         2023.11.05、「事実は小説より奇なり-18:私がGulf収集を止めた理由」を「note」に入稿した。  その中に、Mirage M2が入手出来たらGulf収集を止めようと思っていたと書いた。そのモデルが遂に入手できたのだ。  それは、23.11.06(前述の翌日)のeBay、他のモデルを探していたが、eBay側から参考出品された物の中にあったのだ。  Gulf Mirage(単にMirageと称することもあり)は最近になってやっと日の目を見る様になった。最初は

        • 事実は小説よりも奇なり-20:  Spark製Chaparralー1

           ミニチュアカー(ミニカー)を集めていて不思議に思っていた一つが、Sparkから白いChaparralが発売されていないことであった。ChaparralはFerrari同様に版権が厳しいとの噂を聞いたことがあったので、コスト等の問題で製作の権利を取っていないのだと理解していた。しかし黄色のChaparralはあるではないか、1980年のIndy 500優勝車の版権は黄色に塗られたPENNZOILかRoger Penskeにあって取れたのだと思っていた。  2023年の12月

        事実は小説よりも奇なり-21  Penskeスポンサーの遍歴

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        • モデルカーあれこれ
          79本

        記事

          事実は小説より奇なり-19:圧倒的に知名度が低いGRD S73

           日本ではまだしも、海外では圧倒的に知名度が低い(と思われる)GRD S73。1971年にGroup Racing Developments:GRDとして設立された英国のRacing car contractor。  Team LotusがF-1に専念するため、市販用レーシングカー製造部門が閉鎖され、その部門で働いていたスタッフの大部分がこの新たなcontractorに移動した。  Race関係者として有名な森脇基恭は1969年に大学を卒業し、HONDAに入社、ホンダ技研研

          事実は小説より奇なり-19:圧倒的に知名度が低いGRD S73

          事実は小説よりも奇なり-17:私がGulf収集を止めた理由

           Gulf収集は10年程前にカーモデル収集の初期から始めていて、今は何台もっているか分からない程。2022.09.04に購入したMirage M1が最後のモデル。  1969年に走ったMirage M2 BRMが発売されたら、それを最後にGulf収集は止めようと思っていたが、いつになったら発売されるか分からない。  その間にトンデモ・ガルフが結構発売されていて、自分の嗜好と異なるので止めることにして、取り敢えず収集した一部を供覧する。 2024.01.07 追加   「n

          事実は小説よりも奇なり-17:私がGulf収集を止めた理由

          事実は小説よりも奇なり-17:Gil de Ferranの駆ったPENNZOIL CART Car

           Gil de Ferranという名前を見て、あるいはジル・ド・フェランという名前を聞いて、「ああ、彼か」と思いつく人はレース関連を生業にしている人でもそう多くはいまい。  モデルカーレーシング(今のスロットカー)が始まった頃、表題のステッカーは色々な車に貼ってあった。彩としては良いが何の事か分からず貼り付けたのは、単に見栄えだけだったが。  Wikipediaによると、Gil de Ferran(ジル・ド・フェラン)はブラジル出身の元レーシングドライバー。CARTシリー

          事実は小説よりも奇なり-17:Gil de Ferranの駆ったPENNZOIL CART Car

          重箱の隅をつつく-18:2台のFord GT MK-IIの出来栄え

           昨日、新たなFord GT MK-IIのモデルを購入した。モデルは既にSpark製(SP)で持っているが、好きなドライバーであるMark Donohueの駆った車であったので、買わざるを得なかった。  さて、今回のモデルは自身では初めてのEIDOLONE(EI)の製品、これを発売しているMake upでは過去結構な数のモデルを購入しているが、EIDOLONEは高価なので一寸触手が動かなかった。今回は前述の様にMark Donohueが駆った車であったので触手が動いたのがそ

          重箱の隅をつつく-18:2台のFord GT MK-IIの出来栄え

          異能β-15:  John Simonsって誰 !?

           モデルカーを集め始めたのは遙か昔、その後結構な期間のブランクがあって、 10年程前から収集の泥沼に嵌り出した。  まだその頃の収集はミスタークラフトで5,000円から10,000円程度がメイン。 大手のMinichamps、Spark、TSM、LookSmart、EBBRO、Best等の製品。段々精密で、珍しいモデルを探す内に青山のメイクアップに行く様になったが、価格は安価で20,000円前後、大きくて精密なものは100,000円を超えていた。  最初に「えいやっ」と気合

          異能β-15:  John Simonsって誰 !?

          重箱の隅をつつく-17: Ford GT MK-II  プロトタイプからGTに

           モデルカーを趣味としている多くの方々は2020年1月に公開されたFord vs Ferrariを映画館やDVD等で見たと思います。  1964年にFord MK-1、64年頃は単にFord GTとだけ言われたが、MK-IIと共にMK-IVが現れてから違いを示す意味でIやIIとされた。初期のPCを用いて設計された様だが、実践的では無く、日々改良されたが様々のレースに出て予選は早くともリタイアが多く、64年は完走無しの惨敗に終わった。  65年、Fordはアメリカ人で唯一L

          重箱の隅をつつく-17: Ford GT MK-II  プロトタイプからGTに

          レアモデル列伝-33: Ford GT40 Roadster(Spyder)

           23.09.09 ある大手モデル販売会社から在庫一掃のセールがあり、Spark(SP)のFord GT40 Roadster(Spyder)を入手した。  1967年のスパ1,000kmで 6位入賞したモデル。  オープントップで2座の車を一般にはRoadsterと呼び、イギリスやドイツでは好んで使われている名称。  Spyderは主にイタリア車に使われているオープントップ車。元々、イギリスでは軽量で速い車をスピードスターと呼んでいたが、これがスパイダーと変わった様で、本

          レアモデル列伝-33: Ford GT40 Roadster(Spyder)

          レアモデル列伝-32 種々の本に1枚の写真もない(?)モデル

           Can Amを含めレース関連の洋書は数十冊以上所有している。その中には優勝はおろか上位入賞もない車なのにどの本にも1枚は写真が載っているモデルが何台かある。  例えばCaldwell D7「レアモデル列伝-9:Sam Posey & Caldwell D7」、例えばMatich SR3「レアモデル列伝-6:Matich SR3 Frank Matich Can Am 1967」、Can Am参戦はないがNassauやRiversideでの写真が数々あるFord X1などが挙

          レアモデル列伝-32 種々の本に1枚の写真もない(?)モデル

          異能β-14:  キャプテン・ナイスって誰 !?

           ある有名ドライバーの別名。キャプテン・ナイスとは1967年頃、アメリカのテレビドラマの主人公。丁度その頃のアメリカ・レース界に結構な速さでレースを席捲したドライバーがいた、そのドライバーMark Donohueの綽名。  日本Can Amで来日した時、Auto Sportsの誌面には「名手ウォルト・ハンスゲンの弟子として60年代半ばに台頭、66年に新興ペンキー陣営にエースとして加わる。 (中略) 何に乗っても速い多才ぶりを発揮、安定性も抜群。」と書かれていた。  201

          異能β-14:  キャプテン・ナイスって誰 !?

          レアモデル列伝-31:   自分的には珍しい1/18モデル

           自動車モデルの収集は1/43がメイン。時に1/18を購入することもあるが、それは非常に気に入った車で細かいところまで知りたいがため、とは言えフルパカモデル(ドアやボンネット・トランク等が開く)はモールドが甘くなるので11台中2台のみ。  今回12台目の1/18モデルを入手した。  1965年のIndyを走ったのDan Gurneyの1/43 YAMAHA Specialを2020年に入手したことがある。写真の写りが悪かったので一寸引いたが、何しろ実車の写真はモノクロのみ、

          レアモデル列伝-31:   自分的には珍しい1/18モデル

          事実は小説より奇なり-16トンデモメーカー製PENNZOIL Indy Carは入手困難モデル

           1/43の1984 March 84C Pennzoil #6 Rick Mearsを最初に目にしたのは数年前。その頃eBayの入札は自身で行なっていたが、PCの動作が悪くなった時点で入札額が挙げられず入手できなかったのが最初。 (詳細はnote「事実は小説よりも奇なり-9 PENNZOIL モデルの悲劇と喜劇」を参照願いたい)  数年後落札できたが台座がベニアで一寸引いた、しかし珍しいので落札。  現地のセンターから後部ウイングが取れている写真が送られてきた。どこに取

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          重箱の隅をつつく-16   今一つ判らないLola T70 Coupeの型式

           過去、Lolaが主となる記事は「傷だらけのローラ」「牙を研ぐ前、Lola T 163」「”cow catcher"とは何ぞや」「日本Can Amを走ったLola T160改造車」と結構ある。もっと細かい記事を探せば色々でてくるが、ChaparralやMcLaren程詳細な内容となった記事は無い。  今回は「傷だらけのローラ」以来のLola T70 Coupeの話である。  先ずはLola T70 Coupeで唯一単行本の表紙を飾る、Daytona 24hでの優勝経験のある

          重箱の隅をつつく-16   今一つ判らないLola T70 Coupeの型式