見出し画像

重箱の隅をつつく-18:2台のFord GT MK-IIの出来栄え

 昨日、新たなFord GT MK-IIのモデルを購入した。モデルは既にSpark製(SP)で持っているが、好きなドライバーであるMark Donohueの駆った車であったので、買わざるを得なかった。

 さて、今回のモデルは自身では初めてのEIDOLONE(EI)の製品、これを発売しているMake upでは過去結構な数のモデルを購入しているが、EIDOLONEは高価なので一寸触手が動かなかった。今回は前述の様にMark Donohueが駆った車であったので触手が動いたのがその動機である。

1/43 EI製
1/43 左はEI製、右はSP製、一寸見は同じ様にみえる(色は光の具合で違ってみえる)

M. Donohueを「note」で検索すると、以下が挙がる。

古い順に、
・異能β-1:John MecomとZerex Special
・レアモデル列伝-14  傷だらけのローラ
・レアモデル列伝-18   Cow catcherとは何ぞや
・事実は小説より奇なり-5 Can Amの赤い徒花 Ferrari
・事実は小説より奇なり-6   たかが1勝、されど1勝
・レアモデル列伝-17    牙を研ぐ前、Lola T 163
・レアモデル列伝-19   Can Amの赤いデストロイヤー
・重箱の隅をつつく-11   Can Am Mosport@1966
・異能β-11 Al Holbertって知ってますか
・異能β-12 続 Ferrari最後のLe Manst優勝車 250LM
・事実は小説より奇なり-8     68 日本Can Am
・事実は小説より奇なり16 トンデモメーカー製PENNZOIL Indy Carは入手困難モデルが、抜き出される。
更に、M. DonohueとFord GTについて書かれた文章は以下がある。
・異能β-14:  キャプテン・ナイスって誰!?
・重箱の隅をつつく-17:Ford GT MK-II プロトタイプからGT
興味のある方「note」をご一読願いたい。

 さて、このEIモデルは値段が値段(34,650円)だけあって、SPモデル(2017年当時7,560円)と大分金額が異なるが、モデルを眺めて、その差があるかどうか(筆者の場合はM. Donohueフリークであるから気にしていない)、皆さんがお考え下さい。

1/43 左EI製、右SP製

 細かなところではフロント周り、一番の違いはボンネットのタイヤ収納庫フード周り、SPはヒンジの間隔が狭い(SPでも他のモデルはEI同様の広さ)、それにそのフードの外側のリベット跡、フード・ストラップの描写、リア周りではリアフード内のエア抜きの大きさ、写真ではEIの様な大きさ、左右ドアの形状(右ドア上部はEI・SPとも膨らみがあるが、左ドア上部、EIは平坦、SPは両ドア上部に膨らあり、この屋根の形状は各車によって異なる)、ワイパー前方の修理口の形も両車で異なる。種々のFord本を見てもここまで細かく撮られた写真はなく、どちらが本当か分からない。

1/43 EI製 No.の下がタイヤ収納庫フード周り 
1/43 左EI製、右SP製 後部のエア抜きの形状と大きさが若干異なる
(と言われて見なければ分からない位)

 粗探しはこの辺で終了。収納のケースと箱は費用がかかっているEIの方が立派なのはそれだけの金額を取るためでもある。檜垣さんの言によれば、GT 40 MK.IIとの言い方はこの車が使用された当時は言わずFord MK-IIと言っていたが、後にGulf FordがでてからGT 40と呼ばれる様になったとあり、台座の記載は間違っていると思うが、現在はこう呼ばれていることが多いので許されるか。
                               2023.10.15

台座とケースと箱は立派

参考文献
檜垣和夫 Ford GT Sportscar Profile Series -2 二玄社 2006


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?