見出し画像

レアモデル列伝-30:非常にレアなMAZDA RX-7

 MAZDAのスポーティーカーといえば、RXシリーズが最右翼であろう。レースカーではLe Mans優勝の787Bが最も有名だが、今の時代としては米国で絶大な人気を博すが、生産開始が1991年で既に販売が終了しているアンフィニRX-7が若者に人気の様だ。

1/43 ixo製 MAZDA 787B

 筆者自身は2000年頃か、新車情報でRX-8の記事をみた。その後2001年のデトロイト、次いで東京モーターショーで発表され、久し振りのモーターショー見物を息子と楽しみ、この+2を一寸デカくした4座車が気に入った。というのも高校生の頃からエラン+2が好きで、大人になったら購入したいと思っていたから。

1/43 & 1/64 奥の1/43はMTECH製、手前の1/64はKYOSHO製

 2003年、息子が一人前になり大学院入学記念に当時まだ発売されたばかりのRX-8を購入し、後に息子に譲った。息子は今でも既に生産中止となったライトシルバーカラーの最終型を通勤の足に使用している。
 この新車は「慣らし運転奨励車種」、息子と2人、東名高速を飛ばして1泊旅行を楽しんだ時は、そのエンジンの吹け上がりに驚嘆したものだ(今の電気自動車は吹け上がりが良いと聞くが乗ったことがないので分からない)、それは昔流行ったモデルカーレーシング(今のスロットカー)に使用されたマブチモーター以来のスムースさであった。

 さて前述の如く、今の若者に人気のRX-7には全く興味が無かったが、最近レアな海外並行品であるモデルカーの案内が販売店のKid Boxからされた。

Ignition Model(IG) 1/43FEED Afflux GT3」の名で「ADVAN R6タイプ18インチホイールにローダウン仕上げで 13Bロータリーエンジン付き」となっていて、大阪堺市の藤田エンジニアリングの新作エアロパーツを装着したモデルを再現した様だ。オリジナルのエアロパーツ(カナード、リップスポイラー、サイドスカート、前後ワイドフェンダー)、GTウイング、エアロミラー、大型ブレーキキャリパー、リトラクタブルライトカバー専用ダクト、左右バケットシート、4点シートベルト、大型マフラーに専用ステアリングを装着し、細部にスポンサーステッカーを貼ったもの。製品には同スケールの13B型ロータリーエンジンの3Dスキャニング取材を実施し、エンジンブロックからミッションケースまでの造形、インテークマニホールドから補器類に至るまでの細部が楽しめるプレミアムな逸品と書かれ、マニアの琴線に触れる文言が書かれたモデルだ。

1/43 IG製 台座がBBRの様な黒い皮製
1/43 IG製 右にリトラクタブルライトカバー専用ダクト、左右にリップスポイラー
1/43 IG製 前後ワイドフェンダー、GTウイング
1/43 IG製 13B ロータリーエンジン

 RX-8の実車は観音開きで後部ドアを直接開けることができないが、それをモーターショーで見た時、そのマニア志向を擽る思い付きも楽しく、息子の大学院入学に託けて購入した。23.06.26に購入したRX-7のモデルも同じ趣向が見られ、初めてのRX-7から続々購入する可能性を考えたが、Make Upの製品は既に販売済み、eBayで調べると、今回の購入価格の3倍程の価格や、とても触手が動かない安物ばかり、まっ、急に思いついてのモデル探し、これっきりも仕方がない。

1/43 EIDOLON Rocket Bunny 日本では既に無し、eBayで46,000円程の価格(参考モデル)
1/43 GreenLight  JADA DOM’S 1993 MAZDA RX-7 一寸触手が動かない(参考モデル)

編集後記:本日のnote中に「マツダの“執念とDNA”を乗り継ぐ夫婦」という文が載っていた、車もレアならロータリーもレアなため結構はフリークがいることが分かり嬉しい!                           23.07.01

23.07.22   IGの1/64 FEED RX-7 魔王というモデルを入手した。

1/64 IG製「魔王」というモデル
1/43 & 1/64

参考文献 
小田部家正 編集 RX-8 甦ったロータリー 2003年6月発行 光人社 東京

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?