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事実は小説より奇なり-16トンデモメーカー製PENNZOIL Indy Carは入手困難モデル

 1/43の1984 March 84C Pennzoil #6 Rick Mearsを最初に目にしたのは数年前。その頃eBayの入札は自身で行なっていたが、PCの動作が悪くなった時点で入札額が挙げられず入手できなかったのが最初。 
(詳細はnote「事実は小説よりも奇なり-9 PENNZOIL モデルの悲劇と喜劇」を参照願いたい)

 数年後落札できたが台座がベニアで一寸引いた、しかし珍しいので落札。
 現地のセンターから後部ウイングが取れている写真が送られてきた。どこに取り付けるのか、その傾きはどの程度が不明でキャンセル。(他にPenske PC 17、Penske PC 19でも当然の如くトラブル発生 )

1/43 左TameoのPC-17、右Midlantic Models PC-19キットを知人のフィニッシャーが組み立てた物

 2023.07.16、eBayのオークション、結構安価でモデルをゲットし、23.07.28に送られてきた。この米国の出品者からは何台も購入していて、その搬送は万全であることが判っていたので安心していたが、一抹の不安があったのはこのモデルだから。

 以前FBで「ところで皆さんのお知恵拝借」と題して、このモデルの以下の案内を提示。
1984 March 84C Pennzoil #6 Rick Mears Indy 500 Winner 1/43 Ampersand
   その1.「Ampersand(アンパサンド)」の意味が判らない?
   その2.  この製品はどこのメーカー製なのか?

 Ampersandをwikiで検索すると、最初は「並立助詞「…と…」を意味する記号である。ラテン語で「…と…」を表す接続詞 "et" の合字を起源とする。」となっていて、意味が繋がらない。そこでFBに「上記2点、知っている人がいれば、教えて下さい。」と質問したら米国在住のフレンドさんから米国の通販の名前と知らされた。調べてみると衣類やバッグの通販が主の様だが、色々な物を販売(製造もしている様だ)していて、Military MiniaturesやModel Carもそこの製品と判明。

 日本には「と学会」という組織がある、「世間のトンデモ本やトンデモ物件を品評することを目的としている」と謳っている日本の任意団体。
 この会社、米国籍だがトンデモ物件に値する様で加盟するのが良さそうだ。

1/43 Ampersand製 March 84C
ベニヤ板の台座に吃驚

編集後記
Roger PenskeはMark Donohue好きが昂じて行き着き、noteでも22.06.08に「事実は小説より奇なり-4 Penske Racing前夜」を書いた。彼はMecomチームでもJim Hallと組んでも活躍。SUNOCOをスポンサーにした後は更に活躍、68年の日本Can Amで来日していて、それを合算すると結構な数の関連モデルを持っている。何れ彼を題名にし、異能βの項目で書きたいと思っているが、結構な時間を費やしそうで、今一切っ掛けが掴めていない。取り敢えずは関連の項目でお茶を濁す予定のため、今回は一寸異なる題材で書いた次第である。     2023.07.30

表紙はRoger PenskeとMark Donohueのツーショット
中身はこんな写真が一杯

参考文献
 TEAM PENSKE   50th Anniversary At The INDIANAPOLIS 500 
Rizzoli NY 2019

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