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【5人家族都心築52年マンションリノベ記】キッチンは最低限の希望を決めておく(減額編)

こんにちは、mizutamaと申します。

2024年1月11日より都心部にある築52年の自邸を、スケルトンからのリノベ工事中です。4月の今日時点で現場は最終工事に入っており、月末の引き渡しを待っている状況です。
夫、私、高校生、中学生、小学生それぞれ1人ずつ、合計5人家族のヴィンテージマンションリノベ記録。同じような状況でリノベを検討している方や、状況は違えど住まいやインテリアについて興味を持っていらっしゃる方の何かのヒントになればとブログの更新を続けております。
詳細な自己紹介はこちらの記事をご覧になってくださいね。

今日から題材にするのは、私たちが意識して予算を減額しようとしたポイントについて。
予算をかけようと思えばいくらでも増やすことは簡単なのがリノベーション。そんな中、どこで予算の「減額」を試みたか、私たちのリノベの場合の主たる減額ポイントについて紹介していきます。

今日は、当初よりデザイナーさんに「金額の幅が一番大きく変動します」と伝えられていたキッチン。そのキッチンに関して、どう折り合いをつけ、予算減額を試みたかについて紹介します。


「キッチン」、1,000万円でもかけられるってよ。

これ嘘のような本当の話。
リフォーム総費用にもなりそうなほど、キッチンで予算をつかうことができてしまう。はっきり言って、相当いい外車が買える金額になりうる。

扉やワークトップの面材、その他設備や機器(海外製のコンロや調理機器など)、何を選ぶかによって驚くほど金額を増やしやすいのがキッチン。
例えば私がショールームを回った田中工藝さんでみた、ステンレスのホットバイブレーション。とっても素敵だったが、ステンレスワークトップの費用だけで最低100万円〜(!)と言われてあっさり諦めた。


奥行き90cmもあるシンク側ワークトップ。相当ストレスが軽減しそう。

「いいもの」って、見れば見るほど引き下がれなくなるもの。予算が限られているなら、自分が求める最低限の条件以上の「いいもの」は求めないようにした方がいい。見れば見るほど、危険なり。

絶対に定義しておいた方がいい:「理想のキッチン」像

これは以前記事にもまとめたが、今回のリノベでは、いいものを見るたびに、原点回帰するつもりでここに立ち返るようにした。
私が今回のリノベで必要としているものはなんだっけ?」と、必要最低限を思い出すためにも、それ以上の要求はグッと呑むようにしたのだった。

①Ⅱ型キッチン
リンナイ4つ口 or ハーマンのステンレス3つ口、ステンレスコンロであること
③ガスオーブンが設置できること
④Mieleの食洗機(60cm)設置
⑤作業&収納スペースをたっぷりとれること

デザイナーさんも上記条件でふるいにかけた上で、各メーカーに見積もり依頼を出してくれていた。

2社で決断を迫られた。その差50万円・・・

キッチンメーカーを4社ほどまわって、揃った見積もりをみた上で、最後決断に迷ったのは、オーダーキッチンの田中工藝にするか、無垢を塗装したウッドワンにするか。その金額差は約50万円
最終打ち合わせまで一番頭をもたげたのが、このキッチンをどちらにするかということだった。

迷った最大のポイントは、田中工藝の面材の色や木材のチョイスの自由度の高さ。一方のウッドワンは無垢材以外は塗装の色味は5種類しかなく、グレー以外はなんとなくピンとこないでいたのだ。

最後は、50万円で得られる「色の自由さ」を諦めた。

ちりつもでじりじりと膨らんでいく見積もり。
他にどこかで減額できる点はないかと、最後まで模索していたが、なかなか他も譲歩できるところがなく、さすがに50万円もの減額は難しすぎた。

最終打ち合わせで見積もりが出そろった段階でようやく覚悟が決まった。
デザイナーさんにもパースを出してもらったりして全体バランスの確認をしながら、

「うちの空間のメインとなる白い壁、チークやローズウッドのアンティーク家具、それらを引き立たせ邪魔にならないウッドワンのグレー塗装に決めます」

と。50万円の差額は本当に大きい。

終わってみてまだ思うこと

とはいえ全ての発注がおわり、引き渡しを間近に待つだけの今でも「ああしたらよかった、こうしたら。。。」と、ふと別の可能性について思わない訳ではない。

先日所用があり、今回の我が家のリノベでは候補に上がらなかったメーカーであるタカラスタンダードのショールームへ行くことがあった。タカラスタンダードはホーローをつかったキッチンが特徴。ホーローといえば何より清潔だし、使い勝手もいい。

ショールームを回ってみて驚いたこと。
キッチンが、安っすい・・・!他メーカーをまわった感触と比較すると、とっても安く感じた。

終わった後にたられば論をいっても不幸になるだけなので、何があろうと「この出逢いと決断が私にとっての運命であり必然だった」そう思うことにしている。

とはいえ、今後リノベや部分リフォームを検討されている方は、時間の許す限り様々なメーカーのショールームをまわって、その違いを確かめてもらうといいのではないかと思う。

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