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AW1 "Switch" Performance Review

トロント生まれのサラブレッド、ついにシグネチャーシューズを獲得する。

A.Wigginsの経歴において…というのはおそらく皆さまの方が遥かにNBAに詳しく、私レベルが語れることなんてたかが知れているので今回は割愛させていただくとして、私にとってのWiggins像というのは”チャーミングな笑顔のナイスガイ”というのが一番の強い印象でw。

2mちょっとの高身長と、また2mを超す長いウィングスパンを持ち、ひらひらとポイントを量産する姿、そしてあのチャーミングな笑顔!
とっても愛嬌のある可愛いプレイヤーです!(実は同じ理由でMcGeeも好き。)
皆さまもぜひ応援してあげてください!!!

…って薄い話ばっかりだとせっかく読んでくださる方に申し訳ないので、もう少し蛇足をさせていただくと。
個人的には特に昨シーズンと今シーズンにて特に大きく飛躍したプレイヤーという認識でもありまして。
初年度のごたごたはさておきで、私にとってWigginsはWolvesという印象がとても強く。
Wolves内のごたごた、Butlerとの確執だったりいろいろありましたがそれでもフランチャイズプレイヤーとして踏ん張っていたという認識。

転機が訪れたのが2シーズン前の20-21の年。
デュラントが抜け、スプラッシュブラザーズを故障で欠き、一時の栄華から大きく遠ざかってしまったGSWにやってきたWiggins。
Wolvesではむらっけの多かったディフェンスをGSWで見事に修正し、しっかりとロスターに定着した彼は一気に手堅いプレイヤーへ成長していき、オールラウンダーとして1段上のプレイヤーへ駆けあがり、NBAチャンピオンへ返り咲く一因となりました。
昨シーズンこそ、レイカーズに敗れカンファレンス準優勝でシーズンを終えてしまいましたが、4年の追加契約をし、盤石なGSWは今シーズンも強豪であり続けることは間違いないでしょう。

そんな彼がPEAKと契約したのが20-21シーズン。
PEカラーまでは準備してもらえたものの、シグネチャーの販売にまでは至れなかったA社に見切りをつける形でアジアの老舗ブランドとの契約は結構衝撃的でした。

そして今シーズン、ついに彼の名前を冠したシューズがリリースされるに相成りました。

というわけで、今回は”PEAK AW1(Switch)”を見てみようと思います。

だらだらと冒頭を書いてしまったので、さっそく現物を見てみましょう。

あ、ちなみに小トラブルもあったりしつつ、FootPrompterさんにお世話になりました!
本当にその節は有難うございました;
お仕事も丁寧ですし、ご自身もスポーツされる方ですので、もしシューズ関連、特に故障等あればぜひご相談してみてください!
きっとお悩み解決してくれると思いますよ!
Twitterはこちら!ソールスワップなどなど、本当にできる事多いですので、ぜひ!

■ディティール

まずは外観から。
どうですか?格好良くないですか!?!?

今回”主に”見ていくカラーは”DNA”と呼ばれている…と思うんですけど、アジアブランドは本当に情報が少なくカラーウェイのネームを探るのも一苦労…。
まぁでもそんなのはどうでもよいんです、兎にも角にもめちゃくちゃ格好良いので。
基本のベースカラーはブラックではあるんですが、メッシュの糸を3色形成してたり、メタリックなトゥガード、パールっぽいアウトソールなど見るか角度で雰囲気が大きく変わるのがまぁなんとも素晴らしい仕上がり。

え?なんか映ってる???
気にしないでください。

サイドから。
Theローカットなシルエット。

実はここに至るまでまぁ色々な試行錯誤があったようで…。
某Wiggins大好きオジサマのおかげ様で、リリース前の色々な情報をお知らせ頂いてたのですが、もともとのスケッチがミッドカットだったり、狙った機能スケッチと大分変ったりと、まぁすったもんだありました…。

でも良いんです!結果格好良ければ!

イン側は外側に比べると少し大人締めの印象。ただ見慣れないプルタグが。
これは後程。
基本はTPUアッパーなこともあり、ここ最近の流行りなファブリック・レザーなリッチな風合いとはまた違った、なんだろう少し懐かしさも感じるハイテク感を感じられます。

各所各所にホログラム入ってたり、本当に凝った仕上がりだこと…。
正直久々にシューズの恰好良さだけでテンションの上がったモデルです。

■フィット

では、早速堪能させていただきましょう。

構造としては、メッシュブーティーをしっかりとした強度のあるフューズメッシュがオーバーレイする構造。
インナーブーティーは殆ど厚みを持っておらず、内部空間の許容幅は粗無なので、指上の高さが余ってしまうととかは自身でソックス重ねる等して埋める必要があります。このあたりもなんか懐かしい。

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