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Air Penny 2 Performance Review

割引あり

※いつものアングルのTOP画を撮り忘れてしましました。

ここ最近よく復刻するPenny 2。実は最近とても気になっていたんですよね。
諸先輩方と今年はいろいろなところで交流する機会があり、その中ですっかりレトロモデルの特性というか魅力というか、に感化されておりまして…。

ここまで長年にわたってフロントラインのシューズを履いていく中で、新しい素材やコンセプト、マテリアルの変化を目の当たりにしてきている訳ですが、履けば履くほど「なんか物足りない…」なシューズが増えてきている様に感じてきておりまして…。

もちろん昨今のトレンドがすべて悪いというわけではないんです。それはそれの良いところもあると思っていますので。
例えば昨今の薄く・フレキシブルで軽量、というのは箱出しの段階で足馴染みがよく、フロアフィールもめちゃくちゃ掴みやすいので細かなステップがやりやすいでしょう。軽さも相まって思ったところにステップがしやすい感触。

「じゃあ実際、そういった世界線に無かった過去のモデルはどうなのか?」
っていうと、私自身当時モデルを履いている訳ではないので名言こそできないですが、復刻されているシューズをトライしている限りで、確かに現行モデルに比べて劣る部分もあるはあるんですが全然クリティカルでもない。
寧ろ”寧ろ勝るポイントもある”という感想に集約されてきておりまして…。

あ、というわけで、今回は”Nike Air Penny 2”を見てみようと思います。

これなんてオリジナルが発売されたのが1996年だそうで。
えぇ、わたくし6~7歳な訳で、オリジナルを履いてる訳もなく…。
にしてもなんで今年こんなに復刻しているのでしょう?どなたか詳しい方教えてください。何かアニバーサリーがありましたか?
まぁ復刻してくださったおかげでトライする機会も生まれるというもので、シンプルに有難いわけですが。

では早速見て行ってみましょう!
今回チョイスしたカラーは"Faded Spruce"というもの。

調べてみると他のシューズでも結構採用されているカラーで、Penny独自というより、使われているこの独特なグリーンのカラーを指してるものですね。

■ディティール

ではまず外観から。

レトロなモデルの何が良いってこのボリューミーさと素材感ですよねー。
今見るとふんだんに使われたレザーだったりボリューミーさが、今のモデルと比べると圧倒的な高級感に見えるから不思議です。
当時はこれがスタンダードだっただけなんですけどね。

さっきもお話しした通りの年代ということもあり、Pennyのいる時代というのにあまり明るくないのもあって的外れを書いていたらごめんなさい;w

見てる限りで、Pennyモデルは全般的にサイドウォールに高さを持たせてるのが特徴的。
サイドサポートに特に強いこだわりがあったのかなーとも思いつつ、当時の横並び、例えばZoom Flight 95だったりFlight 5なんかでも特にサイドを強くしてた印象があるので、そういう時代、と見て取れなくも。

もう一つ現代とは大きく違うのは、ほぼ爪先まで伸びたシューレースラインでしょうね。
これ個人的には現行モデルでもやってほしいレベルなんですが、フィットのさせ方自体が進化した現代においては不要なものとして無くなってしまった機構の一つですね。

これらを考えると、ニットのみで完結させてたり、シューレースなしでベルトのみで完結、ってかなり凄いことなんだなと改めて感じます。

シルエットはTheミッドカットな感じ、両くるぶしと足首周りをしっかり掴んでくれるライン。

このライン・このシルエット、やっぱり独特の格好良さを感じます。


■フィット

それでは、機能の方を堪能させて貰いましょう。

まずはラスト。
レトロなモデルあるあるというか、トゥボックスだけはちょっとルーズ気味なんですよね。
これは基本的にどのレトロモデル履いてても感じます。
おそらく、だからこそ爪先側までシューレースラインの最下段を下げた配置なのだろうと。

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