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V26 為になる本『とにかく仕組み化』

by 安藤 広大 識学社長著作

<要約>

◯「歯車」という言葉の誤解
 ・組織には「言われたコトを貫徹する」徹底的な規律が必要
   「歯車」は嫌だ!
   自分らしくありたい!
   個人として認められたい! 
 これは、自分が中心になって世の中が動いているという
 誤解から出ている。
 「世の中は、自分中心で動いてない」という事実に
 早く気づき、大人になって欲しい!

◯組織あっての個人
 ・自然社会は個々が見事に有機的に動き
  大きな目的を果たしている!

◯古い仕組みを「新しい仕組み」で壊す!

◯マニュアルは過去の苦労の結晶

◯「あなたがいないとこまるんだ!」は麻薬

◯個人を責めるな、仕組みを責めよう!

◯「属人化」ほど怖いものはない

◯「上司は一人」の深いワケ
 ・一人だから、部下は迷わない。
 ・上司が一人であれば、責任を果たせます。
  なぜなら、評価を得るために何をしなくてはいけないか?
  が、「責任を果たす」ということだからです。

◯「能力」よりも「機会」がひとを造る!
 ・リーダーに任命して「責任」と「権限」を与えて育てる!
  つまり機会を与えて育てる!

◯「優秀さ」とは、「仕組みによって、組織に合わせていく能力」
 スキルもツールもすぐに覚えて使いこなせる人は、残っていける!

◯権限と責任
 ・良い権限:「責任を取れる人」が指示を与え、許可を与える
 ・悪い権限:ある特定の人が、責任以上の権限を主張する。
       「そんな話は、わたしは、聞いていない」

◯怖い人が上司なら部下は成長する!
 ・怖い人とは:口調は優しいが求められる基準は高い!
        中途半端な仕事では、評価してくれない!
        フィードバックが的確で反省できる!
        手を抜いたことを見抜かれる!
        言い訳が通じない!
        ルールを守らないと指摘される!
        つまり、基準が明確で、誰が見ても
        理不尽な部分がないひと!

◯「間違った怖さ」と「間違った優しさ」とは
 ・部下の言い訳を聞いてやる→このままでいいと思ってしまう
 ・「パワハラ」「人格否定」する

◯正しい怖さ
 ・何かカイゼンしないといけないと感じる!
 ・主体的に「変える」で成長する!
 ・努力すれば成長できる! 

◯仕組み化:まず、話を聞く回数と時間を決める
 ・ex. 打ち合わせは1回/週、会議時間は30分以内

◯「ゆるさ」は新しいブラック企業だ
 ・部下は成長しない=成長しないことへの不安
 ・「言ったもの勝ち」の風習は、
  明確な組織のルールが無いことによる 
  
◯目指す組織風土は
 ・働きたい人が働きやすい組織
 ・頑張っている人が得をする組織
 ・平等とは、頑張った人に報いる仕組みの存在

◯「仕事の悩み」ごとがあるは、
 「成功する機会に繋がる!」が前向き思考!

◯育成できる明確な基準があれば、前向きな人は育つ!

◯モチベーション管理はしない方がよい
 ・ex. 仕事は悪いこと?だから、今度ご飯をおごる
 ※必要なことは、「次にどのような行動をするか!」
   を確認すること!
 ※上司を好き嫌い=人間関係の悩みを打開するには、
  組織ルールで組織を運営し、仕組み化すること!

◯企業理念(mission/Vision/Value)は
 ひとりひとりの心の中に在り続けるべき!

◯『組織に不満がある』なら、早く成長して人の上に立ち、
 自らの責任において「仕組み」を変えれば良い!

◯「諦めないこころ」は、環境に逃げない!
 ・ex. 景気が悪いから売り上げが達成できない
 ・ex. 商品が悪いから売れない

◯意思決定は上から下へ、市場情報は下から上へ


★★★ 企業理念再認識のための質問 ★★★
 
 1、自社の「商品・サービス」をバカにしていないか?

 2、自社の経営理念を知っているか?その意味を語れるか?

 3、「経営者の指示」を部下に伝えているか?

※ 会社を「変える」とは「仕組みを変える」こと
※ 会社は仕事をするコミュニティ=誰かに替えが効く
※ 友達・家族・趣味は、替えが効かないコミュニティ
 仕事のコミュニティとプライベートコミュニティには順番がある!
 仕事によって糧を得て、プライベートを充実できる!
 仕事のコミュニティはプライベートと混ぜるな!


kentakunte私見 

本書はBIZ本である!副題として「人の上に立ち続けるための思考法」と書いてあり、人生の生き方の教本かと思って読んだが、この本は明らかに仕事の仕方、 BIZ組織の在り方!についての知見に富む教本である!

BIZ 本として読めば得られるエッセンスは広く、大きい!

小生が恐れ多くもこのように明言できるのは、この本以前に「仕組み化の重要性」を明確な事例を添えて記した木下 勝寿氏著「チームX」および「時間最短成果最大化」の読者であり、実践者であるからだ!

皆様にも是非読んで欲しいし、読むだけでなくそのエッセンスを自社のBIZに活用されることを願う!

以上
kentakunte 


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