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生カステラ専門店ができるまで~開業から休業まで~⑰スタッフの研修と雇用上の管理


引き渡しが完了し
着々と必要な準備が進んでいき、ようやくスタッフ研修にはいります

働くうえで99%の方は雇用された経験があると思います

当たり前ですが
雇われている立場と雇う立場は全く違うということ

そして
自分自身で行う作業の質と手間、思い入れ
他人に任せた作業の質と手間、思い入れ

上記には

雲泥の差があること

を理解していなければいけません

チームだからこそできる仕事があり、店舗を運営できるというのは事実
チームの支えがあり運営が成り立つのだという感謝は第一として

人に作業を任せるというのは多くの場合手間がかかります


求人をかける場合”人を選んでいるほど余裕がない”という場合もしばしばあると思いますが
面接、研修(仕事を継続できるか判断する期間)共に時間と労力がかかります
これらは個人店や小さい店舗にとっては中々の負担

よほど人を見る目に自信がある人でなければ、短時間で人となりを見抜くのは困難ですが
印象+面接時の相互確認をきちんと行うことは無駄な時間をお互いに過ごさないためにも有益です(別記事参照)

まず最初に行ったのは

全員で共有したい事柄をまとめ対面しながら確認、伝える作業でした

・会社、店舗の成り立ち
・商品やこだわりの内容
・接客について
・働くうえで大切にしてほしいこと
・急な休みに関する代理勤務の協力
・繁忙期や長期休みなどの勤務

などをまとめたものでしたが

特に注力して話していたのは
”仕事が合わない、思っていた内容と違う”と感じた場合は定期的な確認のタイミングで早めに申し出てほしいということでした

雇用する側の立場が上で、雇用される側の立場が下 
という考えが私の中にはありません

お互いにメリットがある関係でなくてはならない

と考えています

仕事と職場の相性は勤務してみなければ解りませんし、半分は辞める可能性があるという考えをベースに採用していました

これらのアナウンスを行ったうえで
実践的な作業に入ります

◎製造上のオペレーション確認
◎接客上のオペレーション確認

最初から完璧なオペレーションを作るのは不可能です

大枠は以外のことは
どのようにすればより効率的に作業が進むのか、お客様に伝わるのか

オープニングスタッフと共に考え都度改善していく作業はオープニング時ならではの経験だったと感じます

フロッシュママでは計13名ほどを雇用しましたが
中途採用のアルバイトさんが2名短期間で辞められた以外
初期のメンバーの辞職者はゼロというありがたい状況の中運営を続けることができました

仕事を気持ちよく続けられるかは人間関係が8割

と考えていることや
お互いに気遣う気持ちを持つこと、挨拶をすること
何か不満があれば教えてほしい


とスタッフ全員に共有していたことを
スタッフ全員が実践してくれたことが理由だと思います


作業内容はよほどの専門的な仕事内容でなければ
時間差はあれど大抵の人はスムーズにできるようになります。

まずはマインドを共有する、相互理解を深める ことで連携がとりやすくなると考えます


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