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X(旧:Twitter)に関して

どうも!株式会社DELTA-V代表取締役の上杉です!本日は最近のX(旧:Twitter)に関して思うことをnoteに寄稿させて頂きます。最近皆さんはXを楽しんでいますか?こちらのnote、ゲームやアニメそしてV業界の方々にも見て頂いているようで、記事にスキをつけて頂けるととても励みになります。

■最近のXについて感じている事
今年は2024年1月1日から石川県能登半島での震災が発生し、その後も三が日に東京で様々な事件や事故が起こり、その情報がXを通じて拡散されていったように思えます。コロナ禍以前からも所謂「炎上」はX上でしばしばありましたが、特にこの1~2週間は毎日毎日誰かが炎上したり、例えば週刊誌系のスキャンダルやV業界のとんでも事案や暴露的なもの、そしてドラマ原作者云々の件等…色々なネガティブ情報が流れてきます。極めつけは障碍を持つ夫婦の子供の問題を扱ったポスト…基本的に私は個別の事案にどちらが正しいというような意見はこの記事内ではキリが無いので取り扱わないことにしますが、V業界の事案に関しては別記事で取り扱いさせて頂きます。

意見は個人それぞれで良いと思うのですが、上記のようなネガティブ情報に加え、最近はXのインプレッション収益が発生する仕様を利用するために所謂「インプレゾンビ」がアクティブティが増加しそうなバスりそうなポストのテキストをコピーして大量にポストしてくるので、"話題を検索"を使用すると正常なオリジナルポストを発見するのに手間が掛かる程ユーザビリティが落ちていると感じています。私はXに対して課金していますので、X運営のサービス性にご意見する権利はあると思うのですが、上記インプレ収益の仕組みは解消した方が良いと考えています。課金をするユーザーが結果的に不便不快になってしまうので、運営目線でどうなんだろうと感じてしまいます。

私、上杉は6年半前の比較的大型のVTuber炎上事案も乗り越え、中小企業の経営も8年こなしているので、メンタルはイフリート改(ブルーディスティニーに出てくるアイツね)ぐらいの強さがあるのですが、V業界の私の周りの知人達を見ていると昨今のXはきつそうだなと感じています。V業界中心にXから脱落…いや落ちるのではなく"解脱"の意味が近い、離れていく人が今年は出てきそうなムーヴを感じます。

■Xが無いと人は死ぬのか?
元来Xは北米を中心としたグローバル市場では利用率トップのSNSプラットフォームではありません。2024年の最新状況をまだ調べておりませんが、5~8位ぐらいのポジションだった記憶があります。曖昧で申し訳ないですが、ガストでつけ麺食べて満腹過ぎて頭がボーっとしているので勘弁してください。Xの利用率が異様に高いのは日本だけで、Xにおけるjapan市場は特別な市場と言える関係性でもあります。つまり超絶ざっくり言うと日本人はX依存率が高いのですが、そもそもXって人間が生きるのに必要なのでしょうか?これは誰しもが頭の中では解っているはずですが、Xは人間の生活において必要ではありません。むしろ依存でも無く並のレベルでXから情報を取得…特にネガティブ情報を取得することは受け取り手の感情変化は別として確実に心的ストレスの一因になっています。勿論SNS全般は人間の生活に必要ではありません、FacebookもinstagramもTikTokも"必要"では無いのですが、Xは特にネガティブ情報の割合が多いと考えています。

■新規コンテンツはX経由でないと新規顧客流入できないでしょ?
この12年ぐらいでしょうか、2.0次元系のエンタメはゲームでもアニメでもタレント単位でも新規の顧客流入や顧客への情報伝達にXをメインで利用していることが多いですね。VTuberをイメージして頂けると判りやすいと思いますが、新規のリスナーを自分のチャンネルやルームに流入させるにはX上でPRしたり他のVと繋がったりしてコミュニティ範囲を拡げていく戦略を取る方が多いと思います。…というかそれがVの様式美みたいな"形式"になっていて、それ自体は数字を伸ばすための努力としてやったらば良いと考えています。ただし、X上ではVTuberのような炎上しやすい存在、炎上しやすい理由は様々あるのですが共通理由としては「発言のロジック性の欠如」があります。ただ、中の人が若年女性の傾向として完璧なロジック性を維持して活動を行っていく事は難しいので無理はしなくて良いというのが私のスタンスです。

私がしばしば「VTuberの活動においてXは要らない」という発言をすると、「じゃあ新規流入や活動範囲の拡大はどうするんだ」という反発を覚える人はむしろ多いと思うのですが、Vの初期リスナー層というのは各ライブ配信プラットフォームに生息しているプラットフォームに紐づくリスナーなので、一定の数字帯まではむしろXやろうがやるまいがコミュニティの規模には影響しないと考えています。SHOWROOMバーチャルなら同接で言うと20~30、OPENRECバーチャルなら同接40~50ぐらいですね。むしろ配信者は各ライブ配信プラットフォームをひとつに絞り、プラットフォームでの活動コミット量を増やす方が数字や収入は上がります。若年層は情報処理能力や判断能力が適正(低いのではなく適正でないという表現が正しい)ではないので、どうしてもプラットフォームを増やしたり、Xで何かを"拡げる"行動を取ろうとするのですが、これは実は逆効果で1つのプラットフォームに絞って、そのプラットフォームのリスナーの流入と集中を試みた方が確実に良い結果が生まれます。SHOWROOMは解り易くて、バーチャルのトップ層は集中を重視していますね。どうしてもYouTubeをやりたくなってしまう人は実際拡げてどちらつかずになる人がほとんど、YouTubeで数字が伸びた人はむしろレアケースです。VTuberの中の人の稼働リソースは100%しか無いので、それを活動プラットフォームで分割すればするほど効率は落ちます。

Xもリソースを消費する活動プラットフォームに含まれまして、そもそもXで100フォロワーがいる状態と1000フォロワーがいる状態は大して変わらんです。承認欲求の満足度の違いでしかなく、例えば「企業案件が欲しい」みたいなバーチャルにとっても100と1000は案件結果の成果に与える影響はほぼ無いです。バーチャル本人が生み出す効果面(企業目線)、企業案件の誘いを受ける可能性(V目線)のどちらにおいても、そして「売上」も変わるわけでは無いので本人の満足度の問題かなと思います。むしろXでフォロワー数が多いとバーチャルの場合は結果的に炎上リスクに繋がる"着火点"が増加するので、炎上によるメンタルへの影響を考えると大手企業所属ではないバーチャルに関してはXでの情報発信は不要だなと考えています。

■私が考えている事
私は「なぜ、皆こう考えないのだろう?」ということがひとつあります。バーチャルは基本的にはアマチュア思考(これ自体は問題ない)なので、消費者がどうとか、市場がこうだから企画はどうするとか…スマートフォンアプリのゲーム開発/運営で当然に考えるような事柄の前に、「自分が楽しいか」「自分がどう在りたいか」の方が大事な人がほとんどです。個人Vならむしろ自分主体で良いと思います。消費者の心理や行動を考えた場合に本来バーチャルは「ライブ配信プラットフォームでしか会えない仮想的存在」の方がバーチャルとしてのある意味の「威厳」と「神秘性」を維持できると考えます。Xはネガティブな情報も多く若年女性の精神を削ります、更には自分自身にコンテンツ内容が乏しい場合はX上でプライベート情報の切り売りをせざる負えないので、同じバーチャルでも「コンテンツ」というより「生配信者」に限りなく近い存在になっていきます。毎日配信できるのであれば「生配信者」で良いのですが、7年前のバーチャル文化の源流を思い起こすと前述のコンテンツとしての「威厳」と「神秘性」が重要かなと考えています。その方が課金率やARPPUも上がり総じてその人の収支が増加するはずです。

YouTubeでしか会えない存在。
SHOWROOMでしか会えない存在。
OPENREC.tvでしか会えない存在。

…こういう方が消費者熱量は上がりますよ。Xはメリットが少ない。

■まとめ
これは広告代理店の人へのアドバイス…私の愛するCAの若人達に届けと思うのですが、2024年はXがこのままの仕様だとX上の広告効果や消費者からの必需性はかなり減少する流れ…現状では空気の微振動的な状態を感じます。2025年や2026年には企業や一定の大きさを持ったインフルエンサーアカウント達が求めるもの。それはX経由でなくても特定のURL(VTuberのチャンネルや企業コーポレートサイト)へ直接遷移と流入を作れるサービスの開発と提供です。純正なインターネット上のアド広告とか既存の広告戦略でも使えるは使えるのですがご存じの通り近年は広告効果効率悪いじゃないですか…新しい「Xを使わない流入方法」を開発した広告屋が勝ちますよ!

…ということで今回はXに対する考えを長文駄文で寄稿させて頂きました。次回は最近話題になった代表が飛んだVTuberプロダクションに関して寄稿しようと思います。お楽しみに!

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