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映画「カラオケ行こ!」24回目を見た後の私的な覚え書き。



⚠ネタバレしかない。 
⚠オタクの私的な覚え書き。 
⚠オタクの妄言多謝。 
⚠「カ!」原作は、映画前に一度読了済みだが、原作との違いをあーだこーだ言うつもりは一切なし。 
⚠「ファ!」未読。




2024年が明けてから、月のほぼ8割の土日を、聡実くんと893の人との逢瀬を観に行くのに費やしていて、自分の野暮用を後ろ後ろに追いやり、もうこの頃には、上映も終わってるやろ…と入れた予定に直面し、土曜日、マジで仮病つかおうかと、水曜あたりから、延々と悩んだオタクです…
いや、ここで仮病つかっても、予定が後ろ倒しになるだけや…と、思い直し、予定をこなしたけど、土曜もびっくりするくらい、ずっと聡実くんのことばかりを考えてしまい、会いたいなーとなった自分自身に、びっくりした…(狂児の生霊でもついたんかと…)




やっぱり何度観ても、個人的に、ゔっ、となるポイント+こんなとこに邪念の隙入る余白、行間→感謝です☆の以下、覚え書き。
(前半戦…前出の覚え書きと重複する箇所アリ。しかも、またもや長くなりそうなんで、次回にわけます…どんだけやねん…)

・聡実くんの合唱コンクールのシーン。
「♪ラー、ララララララ、ラ、ララー、戸惑いながら覚悟している、覚悟している」
舞台の明るい照明に照らし出され、ほんの少し口角を上げて、滑舌よく、美しい高音を伸びやかに歌い上げている、ように見えるが…聡実くんとしては、結果が金賞ではなかったので、自分の声変わり→ソプラノが綺麗に出にくくなった、完璧に歌えていなかった、という心残りがあるんやね…と、この合唱シーンを観て、次のシーンの聡実くんの台詞を前にすると、胸がギュッとなる。
だが、この合唱シーンだけを切り取ってしまえば、さながら「自分と出逢うために、運命的に、地上に舞い降りた天使」と、狂児が思い込んでしまうのも、まぁ、理解できるくらい、生きる喜びに満ちた、成長期特有のキラキラとしたモノが、聡実くんの内側から、淡く発光している気がして(祈)。
邪念にまみれたオタク的には毎回、眩しい光すぎて、このシーン、息が止まる…
でも、聡実くんのこの姿を、あの市民ホールの会場のどこかで、じーーーっと、見つめている893の人のことを思うと、スン、と真顔に戻れるので、助かります…
☆狂児、聡実くんを運命的に見つける才能を開花させるの巻→1回目…狂児の頭ん中で、天使が高らかに花吹雪+ラッパ吹いてたら、どうしよ…

・狂児の市民ホールの階段ののぼり方、特に最後の三歩な…ようやく出会えたから、逃したくないのはわかるよ…わかるけど、そんな追い詰めんでも…何回観ても、笑顔、こわぁ…

☆市民ホールまで、たしか徒歩な893→カラオケ天国で、駐車場じゃない店の前に堂々とセンチュリーを停める893…そこ、車止め無いんですけど…
→市民ホールから、聡実くんを拉致って、どっかに停めてた車にのせて、カラオケ屋まで来た感じ…?

・狂児の♪紅一発目の英語歌詞の出だしの裏声で、目をまんまるにする聡実くん。
お目め、そんな見開いたら、落ちちゃわない?大丈夫??

・同じく♪紅で、めちゃめちゃ、体を動かし歌う893を、たまにチラッとだけ見て、真顔のまま、チャーハンをモリモリ食べる聡実くんの輪郭の、まろみ。
子犬ちゃん感が、すごい…かわいい…

・亀の傘をさして、振り向きざま「じゃあ、合唱部の練習、見せてもらおかな♪」→きゅるんっとした、爽やかな笑顔のヤカラ…

・同じく「なっ、頼むわ〜」のとこ、困った感じを醸しつつ、笑顔のまま、聡実くんに近づく、その圧よ。

・ミナミ銀座の路地裏から、ぬるっと、出てきて、道をのぞいていた聡実くんを見つけて、めちゃめちゃ嬉しそうに破顔する感じ。

・「オレの才能ちゃうかな」
→合唱コンクールで、運命的に見つけた実績有りな893の人…ここで、2回目…

・さらに一歩近づき、畳み掛ける「聡実くんを見つける才能」…
それに、どう答えろと…

☆通学路から、またもや聡実くんを拉致するのに成功した893の人の、いつの間にか、下の名前呼びの件…多分、ここからカラオケ屋で、狂児が合唱風味な♪紅を歌う前までに、「狂児」名前呼び強制イベントが発生していたに違いない…

・中学生男子の背後で、ハイエナがたんぽぽ化する愚痴をぶつぶつ言ってる893をスルーして、チャーハンを頼む天使に「お告げやと思ったわ」…それ、中学生相手に向ける目、ちゃうやろ…
ねっとり流し目と吐息まじりの声音、やめろや…マジで…

・聡実くん「合唱部より練習してるやないですか」「そうなんよ」←ここの、食い気味な狂児の返答。

☆LINEの強制交換会も、この前にあった流れだろうと予想するけれども、下の名前呼びにしても、このLINE交換にしても、えらいグイグイくるよね…893の人…

・「聡実くん、おやすみ♪」のあと、うっすら笑顔で、じーーーっと、目で追う感じ…
そして、ダブルピースの893のアレは…
小さい子いたら「見たらダメ!」ってなる案件では??

・映画を見る部での栗山くん「愛いうのは、与えるもんらしいで」聡実くん「なにを与えるん?」栗山くん「なんやろ」聡実くん「なんやろな…」の、口のなかで呟くような、こもった声が、好き。

・ももちゃんセンセに、お昼休みに呼び出される三人組→前日、部長に突っかかったからか、ベランダにいる聡実くんを、めっちゃ気にする和田くん。

・合唱祭のソロパート、うまく歌えないのと、自分の代わりが用意されたこと諸々、なんとも言えない気持ちを抱えて、下を向いて、とぼとぼ、カラオケ天国へ来る聡実くん…元気だしてぇ…

・そんな、しょんぼり😔聡実くんのことなんか、なんも知らん893の人→暢気な「聡実くん、待っとったでー」からの、カラオケ屋のロビーの黒ソファから立ち上がり、入り口で立ち止まった聡実くんのところまで、めちゃめちゃ接近してくるよな…
その近さ、何度も言わせてもらうけど…なんなん?
聡実くんに会ったら、1日1回は、どっかしら、触らんと、死ぬ病かなんかか…

・「聡実くんのこと話したら、オレもオレも言うてな」
組仲間に、中学三年生男子(天使)との邂逅をどんな顔して話したのか、オタクにご教授いただけませんでしょうか…
その余白、行間だけで、少なくとも3パターンくらいの二次小説が書きあがりそう…狂児の聡実くん語りなんて、そんなん、なんぼあっても良いですからね。

・組仲間に対して「〜、な」と「〜、ネ」を使い分ける狂児。

・正座して、謝る聡実くん。
聡実くんは、悪くないよ…
悪いのは、その横に立ってる893やからな…
狂児、お前ェ…(ギリィ)

・聡実くんと一緒に膝をつく狂児。
あれ、どんな表情なんやろ…
後悔?憤り?懺悔?けじめ?

・運転中、聡実くんのシャツにケチャップがついてしまったのに気付いて、ウェットティッシュをすすめる前の893→さすがに、気まずそう…
当たり前や、自業自得すぎる。

・小指→あそこのシーン、後ろの席だったときは、全くわからなかったんですが、きちんと、小指&ガーゼにジャストフィットするジッパータイプの透明袋に入っていて、前のほうの席になって、初めて、それに気付き「律儀か?!」ってなった。
タマタマが几帳面なんか、キョンキョンが几帳面なんか、アレを見ると、ちょっと複雑な心持ちになる。

・名付けについてのシーンは、初見時、狂児の初っ端からの歩く18禁フェロモンにヤラれて「聡実くんは、聡い果実やからな」の『聡い果実』っていう単語チョイスに、なんか、和田くんばりに「やらしっ!!」ってなった…
この映画軸だけのイメージだと、狂児の「天使」「バイブル」「お告げ」から連想して、聡い果実→知恵の実、禁断の果実からの、失楽園、処女性の喪失みたいなのに、情緒を殴りつけられた感があった…(完全にアウト)

【禁断の果実】
それを手にすることができないこと、手にすべきではないこと、あるいは欲しいと思っても手にすることは禁じられていることを知ることにより、かえって魅力が増し、欲望の対象になるもののことをいう。
【知恵の実】
人間ののどにある喉頭は、特に男性の場合は喉頭隆起(のど仏)として目立っているが、西欧各国語では、これを「アダムのリンゴ」と呼ぶ。
これは、アダムが禁断の果実を飲み込もうとして引っかかったことから来ているとされる。


・映画を見る部での、聡実くんと栗山くんの会話→栗山くんの「どっ、ち?」の言い方が好き。

.同じシーン→聡実くん「合唱は、僕の代わりがもういてる」に対して、栗山くんが、悲しげ?気まずそう?ほんの少し目を伏せるんだけど、何も言わずに画面に視線を戻す、踏み込まないでいる空気感が、すごくわかり合ってる感じがして、好き。

・LINE「魔法の棒」からの、893自撮りからの、LINE「鬼に金棒」←自分のこと、鬼やと思ってるん?からの、着信…
ここの怒涛のプレゼンみたいの…
特に最後の着信が、毎回すごく怖い…
迫りくる感じが、貞子み溢れてる…

・「もしもし、聡実くん?この金棒なー、どう使うん?」
…あんだけ、怖がらせておいて、しかも最後「ほな、な」って、硬い声で別れて、ようそんな軽い調子で電話かけてこられるわ、どんだけメンタル強いねん…

・♪タイガー&ドラゴン、狂児が歌っている時は、聡実くん、満更でもない表情だったけど、全国2位の結果に「どや」←どや、と申されましても…を華麗にスルーする聡実くんが好き。

・「今どきの中学生、なに歌うん?三代目米津玄師か?…チャーハン、ふたつ」の狂児。
あのタイミングで、普通に、聡実くんの分も頼むの、なんか、すごい…
聡実くんのことをわかってきた感が、すごい…

・カラオケ天国に、ふたり並んで、同時にドアを開けて入ってくる感じが対等な関係というか、バディ感が増してて、胸が熱くなる。
狂児「聡実くん、冷たいなぁ…」
聡実くん「狂児さんが後悔しないほうで」←聡実くんのこの台詞は、未来の狂児のことまでを、きちんと考えてあげているのが、すごく伝わってくるので、初見時から、ずっと好き。

・宇宙人に捕獲される子犬ちゃんを、運命的に見つける893の人…ここで、3回目…怖っ。

・聡実くんからの「元気あげます」LINEが楽しみすぎて、待ち切れなくて、フライング気味に、中学校の校門前で待ち伏せしようとして、運命的に、部活の三角関係っぽい聡実くんを見つけた893の人…ここで、4回目…
もう、ここまでくると、狂児の才能と言ってもいい気がしてきた…
怖すぎるわ、なに、その遭遇率…


びっくりするんですが、ここまで、24回目を観る前に、ほぼ9割を自己の記憶のみで書き出していて、聡実くんに対する自分の、狂児なみの粘度と湿度に、ちょっと遠い目になりました…さすがにヤバないか…つきまとい、に進化してないから、セーフと思っておきます、ね(照)

腐った感性抜きにして、冷静に観れば、映画軸の狂児が、聡実くんに対して「欲」を感じさせることは絶対にないし、もしあったなら、それは事案だし、問題のグルーミングになってしまいそうな案件でもあるから、この漫画の映画化って、すごく神経を使って、繊細な創り方をしないといけない、難しい題材だったんだろうな、と思います。
それを、こんなふうに、軽やかなハッピーエンドに仕上げた脚本、監督、関係者皆様のプロの仕事って、本当に素晴らしい。

「大人」側の狂児が、最初から最後まで、ずっと無自覚、無意識で、自分の初めてとも言える、自分の世界を変えるほどの存在への変わらぬ「純粋な好意」を画面を通して、みせてくれましたが、やっぱり、どうしたって、この最終着地点が、自分の体に、永遠に、その名前を刻む、という、一般的に生きていると、類を見ないほどの究極的に、執着心がハンパない行為なので…
なんか…なんとも言えない心持ちになってしまうのは、結局のところ、どうしようもないというか…
まぁ、とりあえず、狂児の聡実くんに対する、初めての○○的な感情には、この映画軸の時点では、性的なモノや嫉妬的なモノ、独占欲的なモノは、まだ感じられないので、そこが、やっぱり、聡実くんの「狂児を喪失」してから芽生えた、狂児への何らかの感情との、大きな差異、噛み合わなさなのかもしれないと、思う今日この頃。

あ、でも、オタクな妄想としては、栗山くんと聡実くんの、あの熟年夫婦っぽい、言葉少なめだけど、互いをわかってる感を見せられたら、狂児は、どう思うのかなーとは、想像してしまう…
一緒に帰る2人を発見して、狂児「聡実くん、お友達ー?」とか、ヘラヘラしながら、心ん中で、モヤモヤしてたら、笑える。
しかも、2人のやり取りを見て、徐々に(なに、目と目で会話しとんねん…)とか、(聡実くんのこと、全部わかってるみたいな顔しくさって…)とか、モヤモヤ→イライラしていくけど、聡実くんには「このあと、なんもないなら、カラオケ行こ?」って笑顔を向けて「栗山と、遊ぶんで」って、真顔で断られてほしい。
で、「聡実くん…🥺」って、なってほしい。

そんなアホみたいな、オタクの妄想は尽きませんが、来週もまた、狂児なみの粘度と湿度で、聡実くんのことを考えて、平日を乗り越え、来月の聡実くんのお誕生日に向けて、生きていく所存です☆