正反対な君と僕45話感想

サブタイトル「日の入り」

ニッシの告白の続き。

ニッシ、その後の空気に耐え消えず、逃げ出す。
まあ、即捕獲されるわけですが。

そして沈黙。

ニッシは勇気を出したけど、やっぱ自分に自信が無いので色々考えてしまう。
自分の選択は悪手だったのか、どうとか。

……開幕で言ってた「本当は山田から告白してもらいたかった」というのも、自分に対する自信の無さの表れですよね。
だって、その交際に責任を持つ必要が出てきますし。
責任を持つということは、自分からは関係を切りにくいけど、相手には切る権利を渡すということでもある。
自分に自信が無いならその権利は渡しにくい。

……どっかの平を引っ掻けようとした女子は、自分から彼女になっておいて、1回のデートで即平を切りましたけど、責任を持つという感覚がある人間は、自分からはやれないよね。

話を戻して。
この山田の沈黙は、自分のプランが崩壊したから、その後悔だったわけですけど。

山田の美点であり、欠点が「自分の気持ちを隠さない」ことなわけですが。
山田はニッシと付き合う間に、欠点としての「自分の気持ちを隠さない」を反省して、改めるようにしたわけです。
自分の気持ちを隠さないのは、自分の行動欲に正直だから、なのよな。
それすなわち「考えて動かない」なわけですが。
今更言う必要ないのかもしれないけど。
ニッシと会話したいと思ったら即連絡をし、連絡に返信があったら即返信。
彼はそれが問題だと考えて、相手に働きかける前に少し考えるようになったわけですが。

そのせいで、自分の良さが死んでるというか、そのせいで先を越されたとまた反省。

即返答。
「俺も好き」

……こういうの大事だと思うのよね。
即返答すべきよね。

だけど

「絶対俺の方が好きになったん先だし」

……そこはマウント取るのね。
普通、マウント取るってのウゼエんだけど。

こういうマウントはナンボでもとっていいですからね。

しかし、それだけでは足りず。
山田、自分からの告白をやり直そうとする。

だって先に好きになったのは自分なんだもの。

こういうガキっぽさはナンボでもやっていいですからね。

しかし……

やり直した告白、通りすがりのデコトラの騒音に搔き消される。

そのときのニッシの表情が最高に良かった。

……次は谷鈴とのダブルデートと、ホンちゃんへの報告か。
続きが楽しみです。

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