見出し画像

リゾートバイト体験記【沖縄 西表島編】

こんにちは。
リゾートバイトを6年間続けた勘違い男、
自称リゾートバイトマスターと申します。

西表島…あまりに美しい楽園島です。
ここで暮らした数カ月間は、忘れがたい夢のような時間でした。

↑でも西表島のことは少し取り上げましたが
語り足りない部分がありますので、ここで
もう少し詳しくお伝えさせてもらいます。


日本を超えた自然の美しさ

星空の下、リゾバ仲間とおしゃべりした場所

西表島ではナイトフロントとして働いていました。時給は700円。

時給は安いですが、それを補って余りある程の経験をさせてもらった場所です。

リゾバでとこが1番行って良かった?
と問われたら、即答で西表島と答えます。

まず良かったのがゆるゆるテキトウの職場。
おかげで精神的余裕がありましたね。

そして圧巻なのはその大自然。
道を歩けば両脇に色とりどりの蝶々が舞い
踊っており、ヤシガニなんかも普通に道を
歩いています。

ヤシガニ。握り拳2〜3個分くらいあります。巨大。

さらにカンムリワシなどの希少生物も時々姿現すのですが、この島の野生動物たちは人間に遭遇しても逃げずに留まっていることも
多いです。

地元の人曰く、動物に危害を加えない意識が島民に浸透してるから、動物たちも安心しているのでは?と言うことでした。

由布島の黄金のサナギも美しかったですね。

由布島までは浅瀬を牛車で渡るのですが、
到着までの間、船頭さんが三味線と共に
沖縄民謡を歌ってくれます。

たしか10分位で着きます。水牛さんありがとう。

そしてこれが黄金のサナギ。
オオゴマダラというらしいですね。

西表島周辺にはいくつか島があって、各々が独特の雰囲気を持っているのですが、竹富島を筆頭にどの島も本当に美しい。

その中でも私の記憶に強く刻まれているのが鳩間島です。

西表島の北に位置するとても小さな島

鳩間島へ来島した時のこと、私の姿を発見
した島の子供たちが駆け寄ってきたんです。

そしておもむろにパイナップルを差し出してきました。一皿200円位だったと思いますがお手伝いでもしていたのでしょう。

その時の子供たちの笑顔、瞳の輝きがあまりにも眩しかったんですよね。

背景の海の美しさと混ざり合い、その瞳の
輝きが一層際立って見えました。

衝撃と共に羨望を覚えましたよ。
私はかなり劣悪な環境で育ったので、
こんなところで生まれ育ちたかったな、と。

パイナップル購入不可避。あの笑顔には勝てない。

余談になりますが、タヒチから来ている観光客が言っていたのですが、沖縄の海の美しさはタヒチと変わらないか、それ以上とのことでした。


夢のような日々の非日常生活

寮の裏手にあるビーチは遠浅の海で、
百メートル程度進むと一気に深くなる地点が
あるのですが、そこを覗けば天然の水族館。

カラフルな魚の群れ、珊瑚礁、時折出没するサメ、そしてウミガメ、全て含めて息を飲むような美しさでした。

その美しい海に潜り、銛で魚を捕獲し、海岸であさりを採って寮で調理して食べる。

沖縄の魚は脂がノッておらずあまり美味しくないと言いますが、それでも自分で獲った魚、格別の味わいです。

ちなみに、西表島は3月から海水浴することができます。

寮のすぐ裏のビーチはこんな感じに近いです

西表島はやはりハブが多いのですが、
リゾバイターの中にハブハンターの猛者が
おり、ハブ肉をご馳走してくれました。

目の前で生きたハブの頭が叩き斬られているのを見てショックを感じましたが、命を頂くとは本来こういうことだよな、と感無量。

味は、生臭い鳥肉といった感じでした。
ハブさんには申し訳ないのですが、正直全然美味しくなかったですね。
それも今では良い思い出です。

美味しかったものと言えば、現地民で異常に
人懐っこいじいさんが巨大なカニと共に突如
持ってきた謎の巨大魚。

醤油を垂らして生で食べましたが、とろけるような食感でしたね。

一体何の魚だったんだろう?
マングローブの方で獲ってきたとか言って
いましたけど、テキトウなことしか言わない爺さんだったのでよく分かりません。

このジイサン、マングローブの川辺で電気
ショックの漁をしていたのですが、どうやらそれは違法とのこと。

しかもあろうことか、警察官と一緒になって飲酒運転&違法漁してたんですよね。
ホームラン級のアホですよ。

フェリーの乗船券も安く横流ししてくれたり良くも悪くも面白いじいさんでした。

こんな感じで日々想定外のイベントが起こり
あっという間の数ヶ月でしたが、やはり
非日常が日常になる日は必ずやってきます。

それでも楽しかったし契約期間を延長するか
悩んだのですが、私はまた新たな経験を
求めて北海道への旅立ちを決めたのでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?