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好きなものの話は面白い

数年会っていなかった友達と久しぶりに会うと、彼女はカレーマニアになっていた。なんでもいろいろな珍しいレトルトカレーを食べては、感想をSNSに投稿し、時にはその企業さんからフォローバックがあると言う。

また別の長らく年賀状友達だった友達は、知らない間に脱サラし、自分の好きなコンセプトのカフェを開こうと邁進していた。今では無事にカフェは開業し、彼女のコンセプトに共鳴したお客さんがそのカフェの空間を楽しんでいる。

私は誰かの好きなものの話を聞くのが好きだ。
好きなものの話をするとき、その人の目は輝いて、自然と笑顔が浮かぶように思う。同じように生きてきても、その人の心の琴線に触れるもの、時間を費やすに値するもの、大切にしているもの、それぞれが違う。
広い地球で生きていて、こんなにも好きなものが違うって面白い!


でも現実では、なかなか好きなものについて聞いたり話したりする機会は私にはあまりない。
職場ではやることに対応するだけで終業になり、腹を割った話やプライベートな話は飲み会なら話しやすそうでも、そもそもチキンな私は飲み会が苦手で、偶然席が隣になった職場の人に自分の話をするのも難しい。

実はある、好きなもの、よかったもの、考えてきたこと、をもし、聞いてもらえたら・・・


文章は長らく読んだり書いたりしてきたけれど、ノートに手書きのアナログが主でネットに公開したりはしてこなかった。ほかの人の目のふれる場所で公開してみたら?という気持ちはずっとあったけれども、実際に着手まではいたらなかったのだ。
だけれども、今週今年の手帳を参考に、来年の手帳に来年の目標を書こうと思ったところ、「小説を書ききって公開する」という文字が飛び込んできた。…もしかして、これ、毎年書いてない?

思えばいったい何年前から同じ目標を掲げてきたのかわからない。
3、いや5年前?下手すると気持ちだけはその前からあったかもしれない。これをずっと続けるより、三日坊主でもいいから始めてもいいかもしれない。
だから今年は、重い腰を上げて滑り込みで今年の目標を達成することにした。そして今この記事を書いている。


気が早いし、これから書きたいと思っているものが書けるのかわからないけれど、私が(たぶんこれから)書く記事を読んでくださった方全員に感謝を送りたい。
生身ではなかなか話せない私の話を、「へぇ面白いね、そんな風に思う人もいるんだ」とどなたかが思ってくれることを願って。





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