エギングをしていると、エギとリーダーが絡む事ってないですか？
しかも、そういう時は何度も絡むんですよね。
それってどうしてなのでしょうか？
そして、対策は？

登場人物

クロ：
今日もよろしく頼むね。

親父：
はいよ。

クロ：
今日親父に訊きたいのは、エギとリーダーが絡む場合の事についてなんだ。

親父：
あ～、あるよね。

クロ：
でしょ？
しかも、そういう時って何度も絡むんだけど、どうしてなの？

【エギが沈む方向】

親父：
これは簡単だよ。
いい？
普通はね、自分が居て、投げたエギがある。
そして、エギは自分に向かって沈む。
これが普通。

クロ：
うん。

親父：
でもね、例えば潮が沖に向かってすごく強く流れている場合、エギは反転して沖に向かって沈んでしまう。
でも、エギの頭にはラインが結んであるよね？

クロ：
なるほど。
エギが反転するとカンナとラインが重なってしまう。
だから、エギとリーダーが絡むんだ。

親父：
その通り。

つまり、エギとリーダーが絡む場合は必ず潮や風が関係していて、エギが反転しているんだ。
その影響を受けてエギとリーダーが絡むんだね。
ただ、少し考えてみて欲しい。

クロ：
何を？

親父：
そもそも、エギの頭が反転するのっていいんだっけ？

クロ：
たしかダメだったよね。

親父：
そう、ダメなんだ。
潮や風のせいであっても、エギの頭が反転するのはダメ。
はっきり言って、この状態ではアオリイカを釣る状況としては最悪なんだね。

もちろん、エギとリーダーが絡んでしまう事が今回のお題だから、それを解消する事も大事なんだけどね、一番はこのエギの反転を止めなきゃエギングにならないって事なんだ。

クロ：
なるほど。
で、どうしたらいいの？

【カーブフォール】

親父：
答えはカーブフォールをかけてあげる事。

クロ：
カーブフォール？
ラインを張りながら釣るって事？

親父：
その通り。
本当のカーブフォールというのは、ラインをどれくらいの強さで張るかが肝なんだけど、今回の場合は潮がすごく強いという事が前提だからね、結構強めにラインを張らなきゃいけないと思う。

クロ：
で、どうしてカーブフォールをかけるとエギとリーダーが絡まなくなるの？
そして、エギが反転しなくなるの？

親父：
だって、ラインを張っているって事はエギの頭を引っ張っているって事でしょ？
エギが反転しようにも、エギの頭を引っ張っているんだから、反転のしようがないでしょ？

クロ：
あ、そっか（笑）
だから、カーブフォールなんだ？

親父：
そうだね。
俺なんかは基本フリーフォールで釣るんだよ。
でも、状況に合わせてこうやってカーブフォールで釣る場合もあるんだね。

クロ：
そっかぁ。
そういう引き出しがなきゃ、状況に対応出来ないって事なんだね。

親父：
そういう事だね。

クロ：
ちなみに、カーブフォールで釣る場合の注意点はある？

【シンカー量に注意】

親父：
この場合、潮の流れが強く、また、その流れに思いっきり逆らう事になるからね、シンカー量は自ずと増えると思うんだ。
つまり、シンカー量が少ないと、エギが沈んでくれない。

クロ：
それってエギングにならないよね？

親父：
そう。
だから、エギがしっかり沈んでいるのかどうか、チェックして欲しいんだ。
しゃくった時の抵抗が強い程にエギは沈んでいると思うから。

クロ：
なるほど。
ちなみに、エギとリーダーが絡む場合の対策としてはカーブフォールしかないの？

親父：
う～ん、沖に向かう強い流れの中で釣る方法ならまだあるけど、エギとリーダーが絡む場合の対策としてはカーブフォール一択かな。
それが一番間違いないし簡単だよ。

クロ：
なるほど。

親父：
今回は沖に向かって流れる潮を例にしたんだけど、斜めに流れる潮や横に流れる場合でも同じ事が起こる事はあるからね。
そういう時もまずはシンカーを使って、カーブフォールを試してみて欲しい。

クロ：
了解。
親父、今日もありがとうね。

親父：
はいよ。

まとめ

①    　エギが沈む方向
②    　カーブフォール
③    　シンカー量に注意

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