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親父のエギング塾その1 基本的な考え方

今日より新シリーズになります。
今回からは「親父のエギング塾」として、あくまでも親父のエギングについて語って行きたいと思います。
皆さんの参考になれば幸いです。

登場人物

クロ・・・エギングを始めたばかりの初心者
親父・・・エギング歴15年のベテランエギンガー


クロ
今日もよろしく頼むね。

親父
はいよ。

クロ
今回から新シリーズに入りたいと思うんだ。
題して、親父のエギング塾(笑)

親父
また大層な名前だな(笑)
これまで色んな人にエギングを教えたりもしてきたけど、そんな大上段に構えた教え方なんてしてないぞ(笑)

クロ
まぁ、確かにそうなんだろうけど、エギングのマニュアルって言うより、今回はあくまでも親父のエギングについて語ってもらおうと思ってさ。
それで親父のエギング塾って名前にしたんだ。

親父
俺のエギングかぁ。
まぁ、そういう事であれば、参考になるかどうかは分からないけど、話していこうかな。

クロ
良かった。
じゃあ、第一回の今日は何を話すの?

【基本的な考え方】

親父
第一回は、まずは俺の目指すべきエギングについて聞いて欲しいかな。
エギングが上手くなる為の方向性とでも言うかな。

エギングと一言で言っても、そのスタンスは色々だと思うし、テクニックも色々あると思うんだ。
だから、まずは俺がどんな事を考えながらエギングをしているか聞いて欲しいかな。

クロ
なるほど。
確かにそうだね。

親父
最初にみんなに知って欲しいのは、アオリイカってすごく簡単に釣れるって事なんだよね。
目の前の海にアオリイカがいれば必ず釣れる。
それがエギング。

まぁ、そう言うと、多くの人が「え~っ」って訝しそうな顔をする。
確かに釣り場に行くと、みんながみんな平等に釣れている訳ではないよね?

でも、俺は事実、常に釣れている。
数もたくさん釣れる。
その差はなんだと思う?

クロ
う~ん、分からないよ。

親父
うん。
それは引き出しの多さなんだよ。
アオリイカを釣る為の引き出し。
つまり、知識なんだね。

クロ
親父は自分が釣れているのは、知識が豊富だからって言いたい訳?

親父
その通り。
俺が特別上手い訳でもないし、長年エギングをしているから釣れている訳でもない。
もっと言うと、女性や子供であっても簡単に真似できてしまう。
それが俺のエギング。

ただ・・・。

クロ
ただ?

親父
知識量が圧倒的に違う。

俺はこれまで様々な事を試してきたけど、伝聞やYouTubeで見た事は必ず実際にやってみて取捨選択して来たんだ。
そして、そうやって積み重なって出来たものが、今の知識なんだね。

これが俺の財産であり、釣れる秘訣だと思って間違いはないよ。
つまり、技術の上手い下手より、知識が釣果に直結すると俺は思っているんだね。

クロ
なるほど~。
技術よりも知識かぁ。

親父
でも、初心者さんを見ると、重視しているものが違うように見える。
俺は知識を重視しているけど、初心者さんはロッドをしゃくる事ばかりに気持ちが向いてしまっていて、アオリイカにどうアプローチすればいいかを考えていないように見えるんだね。

クロ
とにかくしゃくるだけ、と言いたいんだね。
でも、僕も最初はしゃくりが心配だったからなぁ。

親父
確かに。
しゃくりはエギング特有のアクションだし、確かに目が行きがちだよね。
だから、初心者さんがしゃくりに気持ちが行ってしまうのはよく分かる。

クロ
だよね。

親父
でも、仮にそのしゃくりがプロ級になったとしても、実際はそれほど釣果も伸びないし、俺に勝つのは難しいんだね。

クロ
どうして?

親父
それは俺たちがしているのは釣りだからだよ。
釣りは言うまでもなく自然の中でするものだよね?
そして、その自然は刻一刻と表情を変える。

つまり、釣りをしている状況が刻一刻と変わっているのに、自分の釣り方だけはしゃくるだけの一辺倒。
これでは、どこかで必ず釣れ止んでしまう。

クロ
なるほど。
いくらしゃくりが上手くても、刻一刻と変わっていく状況に対応出来る知識がなければ釣り続ける事は出来ないって事か。

親父
その通り。
一辺倒のしゃくりであっても、その時のアオリイカと波長が合えば釣れるよ。
でも、ずっと釣り続けたいと思うなら、状況によって変化していくアオリイカに、こちらが合わせてやる必要がある。
それが、引き出しの多さであり、知識量だよ。

クロ
なるほど。
親父はその引き出しが多いから、どんな状況でも釣果を出せるし、結果として数も伸びるって事を言いたいんだね。

親父
うん、そういう事になるな。

クロ
ちなみに、ちょっと聞いてみるけど、親父は「しゃくりがプロ級であっても知識のない人」には絶対に負けない?

親父
うん、負けないと思う。
少なくともこれまでに負けた事はないなぁ。

もちろん、よ~いどんでスタートして、最初は負ける事はあるかもしれない。
でも、トータルでは負けないと思う。
必ず追いつき、追い越すと思う。
徐々にアジャストして答えが出てしまえば、そこからは一気に釣果は伸びるからね。

クロ
なるほど。
親父のエギングは引き出しの多さって事なんだね。

親父
引き出しは今も増え続けているし、考え続けているよ。
どうすればもっとアオリイカを釣る事が出来るのかな、ってね。
だから、飽きないんだろうね。

クロ:
ちなみに、これからエギング塾が始まるんだけど、どんな内容になって行くの?

親父:
やっぱり知識が中心になって行くかな。
それが技術であってもどんな時にどんな風に使うかなど、ただ技術を教えるだけではなく「どうして?」について話して行きたいと思ってる。

クロ:
なるほど。

親父:
釣れる時、釣れない時、時合い、時合い以外、雨、風、濁り、潮が速い、エギの選択、場所選び、すべてにおいて知識が必要になる。
それを理解し、正しくアジャスト出来るようになれば、釣果なんて自然とついてくるよ。

俺がこれから塾をやるなら、ただ知識を教えるだけでなく、みんなが自分で考えられるようになって欲しいんだね。
だから、みんなも知識をただ暗記するのではなく、考え方をしっかり理解して欲しいんだ。

クロ
なるほど。
うん、方向性は見えたね。

親父、今日もありがとうね。
これからが楽しみだよ。

親父
はいよ。


まとめ

第一回の今日は親父の考え方について話してもらいました。
技術よりも知識。
知識よりも考える力。
当たり前のように思っても、現場に行くとしゃくりに気が行ってしまうんですけどね(笑)

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