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楽するのか、楽しむのか、それが問題だ!

ひとつの大きな夢が今、終わろうとしている。

以前はあんなにも執着していた夢だった。

何しろ、この夢が叶えば、会社が変わる、ひいては世界が大きく変わると信じて疑わなかったからだ。

でも、今、ぽっかりと空いた僕の心には、さわやかなからっ風が吹いている。

それはなぜかと言うと、確かにもっとうまいやり方はあったかもしれないけど、本当に自分なりにあらゆることを充分にやり尽くしたという手応えがあることと

すでに僕が目の前の別の仕事に夢中になっているからに他ならない。

そんな僕だから、仕事がつまらない、とか言っている人たちの気持ちが全くもって理解できない。

厳しい言い方になるけど、

それは仕事がつまらない、のではなく、ただ単に

あなたがつまらない人間

なだけなんジャマイカ🇯🇲

でも、そんな人たちだって、かつては仕事を通じて誰かを楽しませようという意識を持っていたはずだから、その初心に帰りすれば、また楽しい人になって、今まで手癖でタラタラやっていただけのルーティンワークだって、とたんにキラキラ輝き出すはずだと確信している。

確かに職業によって給料や世間的イメージのヒエラルキーの格差はあるけれど、

楽しめる

という一点においてはどれも同じだし、そういう意味でやはり

職業に貴賤などない

というのが僕の考えだ。

そして、そんな僕が一番尊敬する仕事人は、みんな大好きホリエモンでもキングコング西野さんでもなく、羽田空港の天才トイレ掃除おばさんである。

まあ日本人は元来、ジョブチェンジをあまりせずに、与えられた仕事を前例にならってひたすら繰り返すワークスタイルが主流だから、ついつい井の中の蛙になるのは仕方ないけどさ。

あと業務効率化という言葉の意味を履き違えている人も増えているしね。

業務効率化とは、決して自分のやりたくない仕事を部下や業者(この言い方も差別的で大嫌いだけど)に押し付けて、失敗したらそいつらのせいにして、うまく行ったときだけ自分の手柄にすること、

つまり、楽して自分だけ得すること

では決してないんだけどね〜。

そんな僕が考える業務効率化とは、

無駄な仕事を極力省略しながら、その空いた時間で、世界を前進させる付加価値を生み出す仕事に励むということにに他ならない。

で、それってめちゃくちゃ大変なことだけど、と同時に、みなさんもなんとなく想像できるとおり、

めちゃくちゃ楽しいこと

でもあるんだよね。

そして、その楽しさは実際に成功するか、もしくは評価されるかとはまた別次元の話である。

というか、成功とか評価を目指した時点で、すでに仕事は楽しくなくなっているんだけどね。

で、最後に翻って、この2年間、おまえは本当に仕事を楽しんでいたか、と自らに問うてみた。

そして、残念ながら、楽しかったとは言い切れない自分がいる。

それは僕自身、会社からの評価を期待して、それらをことごとく裏切られたからに他ならない。

というか、今の僕は、彼らに僕の夢を握りつぶされた、とさえ思っている。

でも、それさえ除けば、僕は純粋に仕事を楽しんでいた。

何度もドキドキワクワクしてきたし、ね。

そして、それが決して僕の勘違いではないことは、そんな僕の姿をつぶさに見てきた最高のパートナーとのこんなやり取りが証明している。

そんな彼女のためにも、これからの僕は、これまでのように早急に結果や評価を求めずに、もっと泰然自若と揺るがずに落ち着いて、さらに、ただ自分ばかりが楽しむんじゃなくて、身近な人たちにも、

仕事の楽しさ

を感じてもらえるような働き方をしていきたいと考えている。

つまり、山の登り方を変えただけで、僕はまだあの夢の実現を諦めてない。

そう、七百回転んだら、僕は八百回起き上がってやるタイプなのである。




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