仮面浪人の良かったこと/悪かったこと

日東駒専から仮面1浪で早稲田に合格した者です。

<仮面浪人の良かったこと>

・新たな学問との出会いが将来の夢を変えた
今まで全く興味のなかった憲法や政治の授業を取ったが、学ぶうちに強く惹かれていき、将来の夢が大きく変わることになった。仮面先の大学に通ったことで、視野が広がった。人生も変わった。

・安くて美味しい学食を利用できた
たまに朝早く大学へ行き、100円朝食をいただいたこともあった。昼食は勿論、早めの夕食にもお世話になった。

・大学での学びが受験勉強にも活かせた
沢山のレポートの作成は、国語の記述力向上に大いに役立った。ひたすら英作文をする英語の授業は、たまたま単位取得が難しい授業だったため、必死に食らいついていくうちに苦手だった英作が幾分かできるようになった。歴史の授業はもちろん勉強に役立った。

・少なからず運動の機会があった
体育の授業を取っていたため、週1回はばりばり運動ができた。良いリフレッシュになり、体力の維持にもよかった。受験は体力勝負。

<仮面浪人悪かったこと>

・メンタルが不安定だった
仮面浪人に限らず受験生は皆そうだと思うが。個人によって感じ方は千差万別ではあるのだが、私の場合は主に三つで↓↓
①時間のなさへの焦り②大学で一緒に学んでいる仲間への罪悪感③仮面に失敗したらという不安 に苛まれていた。
①は後述する。②は、次学年のことやゼミのことなどを語り勉学に励む友達に対して、裏切りに近い何かを感じざるを得なかった。しかしここで自分の受験の決意を曲げる訳にもいかず、どうにも複雑な心境であった。③は特に深刻だった。通っている大学は好きだが、絶対に戻りたくはないため、自分に残された道は早稲田合格の一つしかなかった。しかし早稲田は難関で自分の勉強時間は周りと比べて少ない。不安にならざるを得なかった。

・時間のなさに焦った
仮面浪人は受験勉強のほかに大学の授業をうけ、レポートや期末試験もこなさなくてはならない。想像以上に時間がないことを覚悟した方が良い。休学という選択肢もあるが、私は休学せず(自己紹介参照)、普通の大学生と全く変わらない生活をしていたため、そして週2回のバイトもしていたため、本当に時間がなかった。通学の電車、授業の間の時間、学食に並んでいる時間、全ての時間を利用した。

・自分が多少完璧主義な部分があった
個人的な話だが、昔からの気質で何かにつけて完璧を目指し、真面目に取り組んでいた。受験勉強のために大学の勉強をおざなりにすることは中々できなかった。どちらもなぜか完璧にしようとしていた。最終的に合格できたからよかったものの、もう少し受験勉強に比重を置いても良いのではと当時の自分に伝えてあげたい。


次のnoteは、仮面に向いていたと我ながら思った点と、仮面浪人のアドバイスを少し書きたい。

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