同じ悩みを抱え治療をしている方の参考になればいいなという思いで私の不妊治療生活〜陽性確認(AIH3周期目)までのまとめを書かせて頂きます。文才は皆無です。お見苦しい文章となることを事前にお詫び致します。
時系列で書いていきますので陽性確認周期のみをご覧になりたい方は下まで飛ばして頂ければ幸いです。
また、これまでの基礎体温グラフ及び排卵検査薬の画像が周期毎に出てきますので事前にお知らせいたします。
妊娠検査薬の画像は載せてませんので安心してご覧頂ければと思います。

＊自己紹介＊

私→現在29歳公務員(技術職)　喫煙歴あり

夫→現在30歳会社員(自営・家族経営)  喫煙歴なし

2012年〜2017年　
約4年半低容量ピル服用

2017年5月　
ピル服用を辞めてから半年生理来ず
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の診断を受ける

2017年7月　
4年3ヶ月の交際期間を経て入籍

2019年1月　
自己流タイミング開始
生理不順のため全くかすりもせず

2021年4月　
現在の仕事に転職

2021年6月　
不妊治療外来へ通院開始

＊不妊治療内容＊

◇2021年6月
不妊治療外来初診
内診・血液検査を実施

◇7月(検査周期)  
血液検査の結果クラミジア感染の疑い。精液検査は濃度5500万/ml 運動率88%問題なしとの診断。夫はクラミジア陰性。念のため2人でクラミジア治療し完治確認。子宮腺筋症及びPCOS、インスリン抵抗性ありとの診断を受ける。インスリン抵抗性改善のため1日3回メトホルミンの服用開始。1ヶ月以上不正出血しておりプラノバールで生理を来させて卵管造影検査実施。両卵管とも通っており子宮の形も問題なし。この結果を受け、まずタイミング法を開始することに。クロミッド5日間(1錠/日)服用の開始。

卵管造影検査のレントゲン写真↓

私は卵管が詰まっていたのか軽いお産なんじゃないか(勝手な予想)と思うくらい激痛で、1時間安静に寝ててくださいと言われましたが、下腹部がひどい下痢のような痛みでトイレに篭っていました。カテーテルを抜いた時に血がドバドバ出てきたのもびっくりでした･･･もうやりたくない。

【直後】

【3分後】

【1時間後】

◇8月(タイミング法1周期)
1回目の卵胞チェック。10mm程で全く育たず。追加でクロミッド5日間服用。2回目の卵胞チェックで20mm程に成長+hmg注射。この時点でD30程。さあ排卵だと思っていた矢先にタンポンを入れなければいけないほどの出血。2日後hmgを打つ予定だったが出血量が多いためhcgに切り替えとなる(前日に無理矢理タイミングを取っていたため)。同日コロナワクチン1回目接種。次の日から大量出血。絶望的。心配になり受診したところ内膜がかなり剥がれており今回は着床の可能性無しとの判断でプラノバールにて強制リセットとなる。

また、PCOS改善のために本格的なダイエット開始。恥ずかしながらBMI28と肥満体系であったため、とりあえず標準のBMI25以下を目指し10kgの減量を決意。

◇9月(タイミング法2周期)
D50改めてD1リセット。D5よりクロミッド5日間(1錠/日)服用。D15頃卵胞チェック。またもや10mm程で育たず。クロミッド5日間追加服用。D23頃卵胞チェック。15mm程でhmgを打つ。翌日もhmg。翌日受診し19mm程でhcgを打ち排卵誘発。前日タイミングを取っていたが更に2日連続でタイミングを取るよう指導を受ける。フーナーテストは精子数0。おりものは良好であったため精子の所見を疑い始める。黄体ホルモン補充のためデュファストン10日服用(2錠/日)。

この頃から、ビタミンD、マカ、シトルリン、のサプリメントを夫と共に服用開始。葉酸サプリは私のみ以前から服用。また、PCOSにコエンザイムQ10が有効との論文を見つけ、併せて服用開始。

ダイエットは基本夜置き換えで、代謝を上げるために何種類かの漢方を漢方薬局にてカウンセリングを受けたのち購入し取り入れた。1日4回(起床時、朝食後、夕食後、就寝前)体重測定をすることで食べすぎ防止を行う。約1ヶ月でBMI27.1、4kg減。

9月基礎体温計グラフ↓
仲良しの量えげつない。頑張ったな。
基本的に体温が高いが、デュファストンを服用しているおかげかしっかり2層になっている。

◇10月(タイミング法3周期)
D39改めD1リセット。D5よりクロミッド5日間(1錠/日)服用。今週期より海外製の排卵検査薬(A-check排卵検査薬)を使用。D10より使用し様子を見ることに。これは自分でネット注文したものを使用した。D17頃卵胞チェックの予定がD16に排卵検査薬陽性となる。急に卵胞が育つようになった。おそらくダイエットを始めたこととサプリメントの効果が出てきたと勝手に思い込んでいる。D16で卵胞チェックしたところ、まだ17mmでありもう一声ということでhmgを注射することに。そしてD17に再度卵胞チェックし20mm程でhcgを注射し排卵誘発。前日にタイミングを取っていたがおりものの量が少なくフーナーは中止となる。D17から2日間タイミングの指導があり4日連続のタイミングに心身共に力尽きる。排卵後デュファストン10日分服用。

サプリメントについては変わらず同じものを服用。
ダイエットはBMI25.9、6.3kg減。

10月基礎体温計グラフ↓

排卵検査薬↓

◇11月(タイミング法4周期)
D32改めD1リセット一旦体温が持ち直したこともあり化学流産の可能性があると言われた。しかし定かではない。今周期も変わらずD5からクロミッド5日間。またD16で排卵検査薬が陽性となり受診し1日hmgのD17にhcgとなる。卵胞は19mm程で排卵だったはず。排卵後デュファストン10日分服用。

サプリメント変わらずでダイエットはBMI25.7、7.2kg減。あまり体重が減らなくなってきた･･･。でも変わらず夜置き換えと漢方で減量を続ける。

11月基礎体温計グラフ↓
低温期体温高いしがビート刻んでるしきっと質の良い卵子ではなかったんだろうな。

排卵検査薬↓

◇12月(AIH1周期)
D30改めD1リセット。タイミング法4周期で結果が出ない事を理由にステップアップを先生に提案。これまでの自己タイミングを加味すると丁度良い時期とのことで今周期よりAIHを実施する方向となる。変わらずD5から5日間クロミッド服用。D14に受診したところ既に19mmを超えておりD15にAIHを決行することに。D14にhcgを打ちいざAIH。卵胞は20mmを超えのびおりも好調で私の体は万全だったがまさかの旦那の精子があり得ない成績を叩き出す。濃度1400万/ml、運動率55%、精子自動性指数(SMI)60。終わってる。体外受精時にSMI80以下は顕微受精対象。先生は大丈夫と言ってくれたが(タイミングでは厳しいがAIHであれば可能性はあるよ)病院が終わったあと号泣。帰ってからも号泣。AIH①に望みがなさすぎてただただ2週間リセットを待つだけ。本当に辛かった。神はいないし努力は報われないとこの時確信した。でも、私の通院している病院では精子が注入されるところを腹部エコーを当てながら見せてくれ精子が卵管にピューっと入っていくのが見れたのは感激した。排卵後はいつも通り10日間デュファストン服用。

ダイエットはBMI25.4、8.9kg減。
「痩せても精子が腐ってたら意味ないやん」と完全に不貞腐れ旦那を罵った記憶がある。体外受精(顕微受精)を視野に入れ始め絶望にかられていた。

この後すぐに夫に亜鉛のサプリメントをこれまでのマカとシトルリンにプラスし服用させる。

12月基礎体温計グラフ↓
AIHに頼りすぎな。腐った精子なのに。

排卵検査薬↓
陽性になる前にhcgを打ったのでこんな感じ。

◇2022年1月(AIH2周期)
D30改めてD1リセット。腐った精子でのAIH①は儚くも不発で終わる。先生に体外へのステップアップを申し出るが、精子の所見はその時その時でかなり変わる(落差がある時点で男性不妊であることは診断された)からもう少しAIHをしてみましょうと言われる。D5からまたクロミッド5日間服用。この周期はかなり排卵検査薬に振り回される。D11、12からなんかもうずっと線が入っててD13とかで病院いくもまだ13mmとかで、は？という感じ。急に卵胞が育たなくなったあげく排卵検査薬のバグにより心身も診療費も削られほんとに自分の体が嫌になった。クロミッド追加服用の後D21になんとかAIHやるも(hcgはAIH当日)、育った卵胞は歪でまるでメタモン。明らかに質が悪い卵胞。でも精子の所見が良ければ･･･と決行するも、精子はSMI40に下がりまたもや絶望的。卵もおたまも腐ってた。排卵後10日間のデュファストンは相変わらず服用。

ダイエットはBMI24.9、10.1kg減。
ようやくBMI25を切る。っしゃ！

夫のサプリメントについては全く意味が無かったため自分で組み合わせたものではなく有効成分がバランス良く入っているサプリメントを調べ、抗酸化作用のあるコエンザイムQ10が含まれるものが良いと思いパパニックを採用する。私は葉酸、ビタミンD、コエンザイムQ10だけに絞って服用することにした。

1月基礎体温計グラフ↓
高温期安定してたからもしかして奇跡起きた？って期待もしたがあっけなく撃沈。しかも謎の発熱。

排卵検査薬↓
思わせぶり加減にほんとイラついた。

◇2月・3月(AIH3周期)
D36改めD1リセット。AIHで妊娠可能な人の9割が3回目までだというデータを見て今回でラストにすると決めて病院へ。前回クロミッドが効かなくなったことを踏まえ、先生より自己注射(ゴナールエフ)の提案を受ける。少量のゴナールエフで卵胞を育てるには人によって4〜5週間かかる人もいるから時間はかかるが良質な卵が育つことを説明され藁にもすがる思いで提案を受け入れる。とりあえずD5から9日間37.5単位を自己注射する事に。痛みには強いので痛みは皆無だったが自分に針を刺す行為に抵抗はかなりあった。しかも匂いが独特で打ったあと具合が悪くなることも。D14に受診するも、卵胞は14mm。でもまんまる。前回のメタモンとは比べ物にならないほどの円がモニターに映ってた。その後更に3日追加で37.5単位を自己注射しD17に2度目の卵胞チェック。17.8mmでこの日はhmgを打つ。排卵検査薬が陽性になっていたためD18にAIH③を決行する事になる。今回は夫の提案で禁欲期間を中1日にした(AIH①②共に禁欲期間3日)。新鮮な精子のみで挑みたいとのこと。AIH当日卵胞は無事18mmを超え内膜も12mm程。精子の所見は精子濃度2400万/ml、運動率68%、SMI60。相変わらずSMIは顕微対象の数値だが、これまでのAIH①②と比較するとましな数値ではあった。当日hcgを打ち排卵後からデュファストン10日分。

ダイエットは停滞期で前月とほぼ変化なし。

自己注射とAIHで今周期の治療費は3万5千円を超える。高すぎ。泣ける。体外の方達に比べたら全然なんだがそれでもAIH1回でこれは結構きつい。

そしてAIHラストを決意した今周期、待望の2本線を見ることができた。

ゴナールエフ↓
いいサイズの入れ物がなくアットコスメの段ボール笑

基礎体温計グラフ↓

排卵検査薬↓

＊陽性周期について＊

陽性周期にやったことや症状について考察していこうと思います。

まず、これまでと明らかに違うのは排卵誘発法をゴナールエフによる自己注射に切り替えた事。これが決め手だと思います。体外をやっている方なら誰もがご存じかと思いますが、卵子の質は受精・着床においてかなり重要。実際調べてみると、ゴナールエフは最も妊娠率が高い排卵誘発法とされていました。クロミッドは安価であるが内膜が薄くなる副作用があることと妊娠率は比較的低めであることをもっとみんなが知り、卵胞を育てる方法の選択肢が増えれば結果も変わってくるのではと思います。しかし、保険適用とはいえゴナールエフは高額であり家計への負担は大きいです。でも、特に原因が分からずAIHでも結果が出ない方には体外に進む前にやってみるのも有効かなと思いました。

次に精子の所見です。おそらく夫の場合禁欲期間が長くなるほど絶対量は変わらないが精子の質が悪くなる傾向がありました。サプリメント(パパニック)の効果ははっきり言って無かったと思います。精子の所見が芳しく無い方は禁欲期間を変えて挑戦してみるのも一つの手だと感じました。
あと夫にお願いしていたことはAIH付近では浴槽に長く浸からない事とストレスを溜めないこと、サプリメントの服用をお願いしました。元々運動はしていたので運動については特に何も口出ししていません。アルコールはストレスが溜まるのであれば適量を飲むのは許可していました。

また、一つ試していたのが、着床期に精子が子宮内にいた方が着床しやすくなると言う話についてです。その話を聞いてから、タイミングorAIH後の4〜7日の間になるべく仲良くするようにしていました。ですが、陽性が出た周期はもういいやと諦めその期間に仲良くすることは無かったです。それでこの結果なので、着床期における子宮内の精子の有無については着床率にあまり関係無いのかなと思いました。

もう一つとしては、やはりダイエットです。妊娠したい一心で自分に努力できることは何でもやろうと思い半年で10kgの減量をしました。ただ健康的に痩せることを念頭において1ヶ月2kg減くらいでやった方が良いと思います。間食をしないことと(空腹時間を長くとる→脂肪燃焼)夜ご飯のカロリーコントロール、体重計に乗り自分と向き合うこと、湯船に浸かり体を温めることが大事だと思いました。現在BMI24.1、12.3kg減です。

AIH後はネガティブな事を言葉にしない事と、お酒や食事は特に制限せずストレスを溜めないようにすることを心がけました。サプリメントは葉酸、ビタミンD、コエンザイムQ10(還元型)を毎日適量服用しました。インスリン抵抗性改善のため毎食後にメトホルミンを服用するのはずっと続けていましたが改善されたかは不明です。


今周期はフライングしないと決意していましたが、諸事情により妊娠の可能性を把握するためH12(か13)にラッキーテストの妊娠検査薬を使ったところ陽性が確認できました。症状としては排卵後からずっと下腹部がチクチクキリキリしていましたが、これまでの生理前にも似たような痛みを感じたことがあるため諦めモードで検査をしました。排卵直後から1週間ほど乳首痛がありましたが、生理予定日になるにつれ痛みは全くなくなりました。基礎体温は高温期が安定していましたが、インプランテーションディップや2段階上がり等は無かったです。おりものについては生理予定日に近づくにつれ砂漠になり俗に言う妊娠初期症状の水おりなるものは皆無でした。今周期今までに無かった症状といえば、胸の奥が抓られるような痛みに襲われたことと下腹部が攣ってるような痙攣のような違和感があったくらいです。日常生活はいつも通りです。特に気をつけたり、気を遣ったりすることは無かったです。妊娠初期症状は人それぞれですし、症状が出てくるのは生理予定日を過ぎてからがほとんどだと思います。でも調べてしまいますよね･･･。これって症状があればいいのにと何度も思いました。でも私のようにほとんど症状が無いパターンもあるので、生理予定日まで諦めないで欲しいです。ちなみに、フライングついでに排卵検査薬もやってみましたが、逆転現象が起きていました。排卵検査薬がhcgに反応するのは本当だと思います。

＊最後に＊

ここまで読んでいただけて心から感謝申し上げます。私の不妊治療生活について包み隠さず書かせて頂きました。結婚5年目。周りの同年代は入籍後入籍前に関わらず本当にすぐ妊娠・出産してましたが、私は幾度となく病院に通って夫とも話し合いをして夫婦仲が険悪になりそれでも働いて働いたお金は治療に消える。何のために生きてるの？何のために結婚したの？自分を問い詰めても答えが出ることは無くただただ「辛い」という言葉が頭の9割を占めていました。本当に辛かった。今回まとめた内容が、同じ経験をしている方々の参考に少しでもなることを心より祈っております。Twitterでたくさんの方に支えられ、たくさんの情報を頂きました。無知のまま治療を続けていたら今の時点で陽性が出ることは無かったと思います。みなさんには感謝しかありません。タイムラインで陽性報告をする事は私のエゴでできませんでしたが、この場を借りてご報告と共にお礼申し上げます。