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古い格安ミラーレスカメラで難易度の高いタイムラプス映像を撮影するには(その3:夜景・星空等の撮影について)

 こんにちは こんばんは お疲れ様です。
 梅雨が続いており、三次市高谷山からも「霧の海」がまったく見られない毎日が続いております。いつになったらお会いできるのでしょうか( ;∀;)

 さて、前回の記事で「古い格安ミラーレスカメラで難易度の高いタイムラプス映像を撮影するには」と題し、マジックランタンの便利機能の紹介とその設定について等について解説しました。今回は、夜景等、ある程度露光時間が必要なタイムラプス撮影の仕方について解説します。
まずは自分が撮影した夜景タイムラプス動画をご覧ください。


1.夜景を撮影するためには

 通常、夜景を撮影する場合、ある程度、露出時間を長くして多くの光を取り込む必要があります。よって、夜景のタイムラプス動画等は、露出時間を調節して撮影した画像を大量に撮影し、それを専用ソフトでつなぎ合わせるという作成方法が一般的です。
 しかし、この作成方法は、思われたとおり決してお手軽というではありません。最近の高価なカメラを購入すれば、このような暗所におけるタイムラプス撮影もお手軽にできるようですが…

2.具体的な設定方法(マジックランタン)

 EOS-M2の具体的な設定方法を説明します。以下はマジックランタンを起動したときのが設定画面です。

 Movieタブの「FPS overrride」をタップします。その項目「Optimize for」を「Low light」にします。この項目を設定することで、暗所における撮影が可能になります。

 「DesiredFPS」の数値を最小値の「0.5」にします。この設定により2秒で1コマの画像撮影になります。その他の設定はその変更の必要はありません。この設定の後、本体右上にある回転スイッチを動画撮影モードにして、動画撮影ボタンを押せば、タイムラプス撮影が開始されます。

 その他、設定可能な項目としては、「露出補正」「ホワイトバランス」「ピクチャースタイル」「フレームサイズ」があり、お好みで変更可能です。静止画撮影モードでEOS-M2本体の設定項目にて設定した後、マジックランタンを起動し、タイムラプス撮影を開始すれば反映されます。

 また、「シャッタースピード」及び「ISO」は露出に応じて、自動で変化(夜景等撮影の最適な設定を自動で選択)するため、設定不可ですが、F値(絞り値)は設定可能です。画像撮影モードで設定したF値が、そのまま(動画モードの)タイムラプス撮影時に反映されます(動画撮影モードでは、F値の設定はできません)。なお、F値ですが、可能な限り多くの光を取り込み、ノイズを少なくするためF値は開放にしておいた方が良いです。

3.星空タイムラプスの撮影について

 明るいレンズを使用し、本設定で星空の撮影を行えば、星空の撮影も可能です。ただし、ほぼ見た目どおりの星空映像は撮影可能ですが、天の川などの肉眼でははっきりと見えていない星までは、撮影は難しいです。よって、天の川等の星空撮影は自動インターバル撮影により、露光時間を長くして撮影した星空画像をつなぎ合わせて(自分はマイクロソフトのムービーメーカーでつなげています)、タイムラプス動画を作成します。
 なお、インターバル撮影の設定ですが、「Shoot」タブのIntervalometer (自動インターバル撮影)で行います。ちなみに自分は、30秒のインターバル間隔で、天の川等の星空撮影を行っています。(下画像がその設定です)

 次の動画が、インターバル30秒、露光時間20秒(f値2.0、ISO3200)で撮影した映像です。参考にしていただけると幸いです。





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