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2024年 あらためて新NISAについて考える

2024年、NISAが改正されたということで、投資に興味を持つ方が増えています。

NISAの枠が2024年から大幅に拡大され、また期限も一生涯となったので、投資を始めてみようと思っている方も多いと思います。

NISAが万能で、長期投資で必ず増える!という印象の記事も多くありますが、あくまで投資なので、必ず増えるとは限りません。

また、デメリットもいくつかあります。
私はこのデメリットがあってNISAで買わなかった結果、払わなくてもいい税金を払いました(苦笑)

①損益通算ができない
損益通算とは?
A社の株 50万円の利益 B社の株 50万円の損失
A社は特定口座(利益に対して課税される)
B社はNISA口座
この場合、A社の株の利益50万円に対して約20%の税金が引かれる。
仮にA社もB社も特定口座だった場合、利益50万円‐損失50万円なので、税金は発生しない。

②損失の繰り越しができない
年間を通じて損失が発生した場合、確定申告によって3年間は繰り越すことができるが、NISA口座はそれができない。

NISA口座は利益が発生した場合に有利になるので、損失が発生した場合はデメリットになる。
期間が一生涯なので、持ち続けるという選択もあるけれど、上がるとは限らない。

また、長期間にわたって積み立てをすることで必ず上がる!というイメージのグラフなどが掲載されているが、必ずそうなるとは限らない。

NISAは悪い制度ではないが、必ず上がるものではなく、下がる可能性も考えて活用してほしいです。
ライフプランをきちんと立て、例えば絶対減らしたくないお金、数年以内に使う予定のあるお金は、投資に回してしまうと使いたいタイミングで下がっているかもしれません。

ライフプランをしっかりと作って、長期間使う予定のないお金で投資は行う方が良いと私は考えています。もちろんそれでも投資にリスクはつきものです。リスクを理解してうまく投資を活用していきましょう。

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