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満島ひかり様出演作品コンプリート計画1

2012年頃書いた映画感想文


『クヒオ大佐』
満島ひかり様出演作品コンプリート計画。

実在した結婚詐欺師を描いた物語。
1991年、湾岸戦争の頃、父はカメハメハ大王の末裔、母はエリザベス女王の妹の夫のいとこ、アメリカ空軍パイロット「ジョナサン・エリザベス・クヒオ」を名乗る男が、結婚詐欺を働いていた、というお話。

主人公クヒオ大佐は堺雅人が演じたのですが、僕にはどうにもコントの時のウッチャンのように感じてしまって、どうしようもなくダメでした。面白いことは面白かったんですが。芸人といえばアンジャッシュ児島の演技がいい感じでした。「恋の罪」が楽しみです。

さてひかり様はクヒオ大佐に騙される役。いつもどおり体をはってます。松雪泰子とのキャットファイト最高。そういえば本作には安藤サクラ様も出演。そういった意味ではいい映画だ。

内容は悪くなかったと思うけど、結局このオチはなんなの?と考えこんでしまいました。エンディングのクレイジーケンバンド「VIBA女性」を聞いてたらどうでもよくなったけど。




『川の底からこんにちは』
満島ひかり様出演作品コンプリート計画。

「川の底からこんにちは」というタイトルにゾンビ映画を想像してしまったボンクラなわたくし。
しじみ漁の仕事をしてるから「川の底」なんでございます。

上京して5年、5つめの仕事、5人目の恋人としょーがない毎日を過ごす主人公。突然田舎の父親が倒れたと連絡があり、バツイチ恋人とその娘と3人で実家に帰り、家業のしじみ工場を継ぐことになった、ってなお話。

自分に自身が持てない役をやらせたらひかり様は天下一品。やる気のなさ、「しょーがな」さ、完璧。そしてそこからの180度回転にてひかり様の魅力120%全開。もうすばらしい。

ダメ男役の遠藤雅ってどっかで聞いたことある名前だなーって思ったら、「オールナイトロング」の人かー。懐かしい。

ベタだけど、「川の底からこんにちは」というタイトルは、どん底からはい上がるという意味で素晴らしいと思います。同じしょーがないでも、妥協するのではなく、開き直ることが大事。鑑賞後にほっこりした気持ちになりました。

ちなみにひかり様は本作の監督石井裕也とのちに結婚・・・
映画監督としてはまだまだ荒削りだな(上から目線)。


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