パンがゆごはん

今日も元気に焼け野原。 写真、備忘録、まれにセクシュアリティの話(Aro/Ace自認で…

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今日も元気に焼け野原。 写真、備忘録、まれにセクシュアリティの話(Aro/Ace自認です)

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性自認という概念がわからなくなったので理屈を捏ねてみた話

 以下の文章は、「己の身体の性と性自認の不一致に困っている」あたりの話ではなくて、「性自認という概念自体がそもそもフワッフワだったわ!! だから理屈捏ねてみたんだ」という初歩中の初歩みたいな話です。  発端はこの診断結果。知らない言葉がいっぱいでてきたので調べました。  まずは恋愛指向から。 ・パンロマンティック(好きになるにあたって性別が関係しない)(言い換えれば、すべてのジェンダーの人に惹かれる性質) ・リスロマンティック(恋愛感情はあるが、それを他者から向けられるこ

    • 生きているならそれでよくない?いいよ。

      6月。ジューンブライドあたりの言葉は大々的には聞かなくなり、レインボープライドという概念が諸手を挙げて輪になっているような昨今。  それは自分自身よく知っている言葉のはずなのに、「もうそのへんは"世間のもの"になってしまった」と勝手に悲観しているし、なんなら嘲ることばかりがうまくなっている気がしてひたすらげんなりしている。6月。プライド月間。 テーマパークとかファッションサイトとかが「個性の尊重!」「みんなであらゆる差別に反対する」スタンスをやっているのを横目で見な

      • それでも光に祈りたい

         アロマンティック・アセクシュアルという言葉がずいぶんと一般的になってきて、創作とかにも定期的に取り上げられるようになってきた昨今、それなのにどんどんひたすらダルさが蓄積されているアロマンティック・アセクシュアル当事者です。こんばんは。回りくどい自己紹介で申し訳ない。  内心の葛藤とか社会との折り合いがどうとかそういう話はここにはあんまり無くて、「実際どうやって生きてんの?」のいちサンプルが口を開くだけの記事です。  とはいえ、アロマンティック・アセクシュアルの生活いうより

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          撮ったもの:春

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        性自認という概念がわからなくなったので理屈を捏ねてみた話

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          花様々(写真のみ記事)

          花様々(写真のみ記事)

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          有神経のみんなたち

          少し前の話ですが、足立区議のトンチキ発言が物議を醸しましたね。 そこからほどなく足立区短歌も興り(詠ませていただきましたありがとうございました)、そうして足立区滅亡SFアンソロジーの企画も立ち上がり、そして諸般の事情でお流れになりましたね。 いや凄かった。 見る限りかなりホットな話題で、賛否両論……どころか否が9.5割くらいの印象でした。 そして、自分がどちら側なのかといえば。企画そのものではなく、企画が中止になったことに怒ってしまった側です。別にそう過去形でもなく。 この時

          有神経のみんなたち

          ただの自分メモ。当面の暮らし方ポイント

          ・今までのノリでお菓子とかパンとか買わない (買っても完食できないもったいない。完食したいなら今までの1/3くらいのパッケージで) ・味付けされた飲み物も残しかねないので缶やペットボトルは気をつける (カフェオレその他飲むならせめて砂糖なしとか……あるいはお茶。味付けされたものじゃなくフレーバードならギリいける。中国茶にもめちゃくちゃ助けてもらう所存) ・食べている時より食べたあとがつらいので、量を少なく見積もるまじで (お腹が痛いとかではないけどひたすらつらくなるのでそ

          ただの自分メモ。当面の暮らし方ポイント

          理由を強迫にすり替えないために

           タイトルに則って今回はふたつ。 ①承認や肯定は、苦しい時にする息継ぎの類ではない (危急存亡をどうにかするほどの効果があるもの、として扱わない方がいい) ②お洒落は過程かもしれないし結果かもしれない。そこは個々人の采配や目的による (理由の有無問わず好きにやれという話) 自分用備忘録ですがこのへんの話をします。 ①承認や肯定をよすがにしすぎるな  と言われても、これに納得できるまでにメチャ時間がかかった。しかも理屈で納得してはいけない部分だし。  それでもやっぱり

          理由を強迫にすり替えないために

          頑張ろうとするところから始めるなかれ

           自分に何度でも言い聞かせるためのタイトルです。  頑張ることが苦手、どころか「ちゃんと頑張るくらいなら死ぬ」と思って憚らないレベルの当方です。 「ちゃんと頑張ったところでどうにもならないんだし」と学習性なんちゃらが骨身に沁みていた自分が、頑張るということのリソース配分についてちょっと考えて、だいぶ気が楽になった回。です。 ・頑張るポイントがズレている  という旨のお叱りを受けることがそれはもうかなり定期的にあり、そのお叱りを受けようものなら頑張りメンタルは当然全損。

          頑張ろうとするところから始めるなかれ

          性欲と身体と自主と自由の話

          「フィクションを書いたり読んだりする側に向く揶揄として頻出しがちな"性欲"ってなんだろう」 「性欲だとジャッジしたがるのはなぜだろう」 「そして、そうとジャッジされること自体は忌避されがちなのはなぜだろう(後ろめたいから?)(じゃあ何が後ろめたいのか)」 「しかもそこにおそらく性差があるのはどうしてだろうな」  あたりのことをしばらく考えていました。  暫定Ace/Aroだからこそ、なお興味があるというわけです。 「自分にも、向けることはないにせよ性欲自体はないわけではない

          性欲と身体と自主と自由の話

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          最近撮った花いろいろ

          最近撮った花いろいろ

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          ゼアイズとアイアム

           ご無沙汰しています。  noteをお休みしていた間もそれなりに元気に生きていました。  ただ、なんだかんだ、文字通りの怒涛がありました。  そこから小休止、というか、ようやく一息ついて振り返る感じです。以下は、自分のための備忘録を、公開向けにもう少しわかりやすくしようという試みです。頑張ろうと思います。  現状の結論は以下のみっつ。 ①フィクションに対する趣味嗜好と、実際生きている自身の性指向が別にとくに一致している必要性はない ②セクシュアリティは別にアイデンティテ

          ゼアイズとアイアム

          自我はあった。自我しかなかったともいう。

           人の言うことや、人から言われたことを気にしない人はいない。  おおむねそうだと思います。そうじゃないなら、切り替え方が巧いとか生き方が健やかとかそういう感じだと思います。素敵だ。  かく言う私はだいぶ気にする方でした。過去形寄りに言えるようになったのはここ最近の中でいちばんの僥倖。今回のnoteはその話をします。  つまり、「気にする」とは実際どういうことか、です。  嫌なことを、ひどいことを、気になることを言われた。それは手痛い。なるほど気にします。引きずります。気に

          自我はあった。自我しかなかったともいう。

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          (写真)海はいい。いついかなる時も。何度行っても。

          (写真)海はいい。いついかなる時も。何度行っても。

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          みてきた花の写真

          みてきた花の写真

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          私は私のもの

           Aceであると自称してもいいのかなと思いながら、おそらくそのあたりの概念の知名度? 認知度? も上がってきた頃なのかなと思いながら、かといって「社会におけるAceやLGBTQの在り方」みたいなのを考えるのはやっぱりダルいな、という感慨に着地するこの頃です。  当事者の声とか、発信とか、理解とか、認知とか。そういうのをダルく思ってしまう時点でなんというかこう、当事者意識というものが足りないのかもですが。  ともあれ「理解を求める・促す」みたいなのを、どんどん敬遠してしまう。

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