経験を通して夢を見つける

なにか目標ができて一生懸命頑張った結果そこにたどり着いたとしても、実際にたどり着いてみると思っていたほど望んでいるものではなかったりする。
だから、今決めている目標をどのように達成するかよりも、それが本当に望んでいる目標なのかをしっかり考えることが大切
そのために最も近道なのは、経験してみること。


自分一人ではできることが限られているからこそ、人の話や外部からの刺激によって、色々なことを知ったりする。だから人の話を聞くことはもちろん大切。

しかし、百聞は一見にしかず、百見は一行にしかず、百行は一考にしかず。

自分で実際にやってみて、考えてみることにはかなわない。


自分の目標とか、夢とかそういう自分の人生の方向を大きく左右するものは、ただ受動的に人から影響を受けるのではなく、自分で体験して、その時自分の内側がどう反応するのか考えてみることがすごく重要。

「目標を立てる」という言葉があるが、それは人の話や自分の外側から見つけてくるから「立てる」必要があるのだ。

人から聞いた話からは目標を立てることしかできないが、自分の経験があると目標は立つ。
無理に立てるものではなく、勝手に目標になることこそが本当に望んでいるもの。

勝手に目標が立つためにはたくさん経験をしたほうが良い。色々な経験をすることが、自分の心に選択肢をあげることになる


夢は知識

知人から「夢は知識だよ」と言われたことがある。

これは、知っていることしか人は夢にできないから、たくさんの選択肢を知ることが自分の夢の可能性を広げるということだと理解している。

タイの野球選手になることを夢見る子どもがいないらしい。
それは、タイでは野球選手という職業が知られていないから。

当たり前のことなんだけど、知らないことを目指すことはできない。


就活の時、大学生が友達同士で志望してる仕事や会社がかぶっていたのをよく見かけた。
世の中にはすごくたくさんの仕事が存在するのに、就活の時期に志望している仕事があれだけかぶるのは変な感じがする。

「今何食べたい?」という質問の答えがなかなかかぶらないように、就活だってまず沢山の選択肢を知るところから始めればもっと多様性のある会話になるはずだ。


「目標は?」「将来の夢は?」「これからどうするの?」みたいに早く向かう方向を決めろっていう圧力がある

でもそんなに選択を急がないで、選択肢を広げる期間があってもいいと思う。
さっさと決めて、間違った選択に向かってしまうより、ちゃんと選択肢を広げてその中から自分にあったものを選んでからスタートするほうが望んでいる場所に早く着くから。


例えば、なんとなく「年収1000万円を目指す」と決めたとする。

そのために大学を卒業してから毎日仕事漬けで、土日も働いて、死にそうになりながら年収1000万円を達成したとしよう。

でも、実際に目指していた状態になってみても、たいしてお金を使うものがなかったり、お金よりも恋人や友達との時間や寝る時間のほうが求めていたものだと気づくかもしれない。

なぜこうなってしまったかと言うと、最初の「年収1000万円を目指す」という目標が、誰かの話や社会の理想像など外から見つけてきたものだから。

実際に就職する前に、頑張って貯金をして、1日10何時間も仕事をして、1ヶ月で80万円くらい使える生活を体験してみていれば、「これじゃない」と気づけてたかもしれない。

だから実際に色々な経験をしてみることは、自分の将来や夢や目標を立てるために必要な知識を手に入れることだ。


僕自身も、新卒で会社に勤めてみて気づいたことがある。収入が割と高い会社だったが、毎日15時間労働、たくさんのタスクに追われる日々、休みの日に友達と遊んでいても仕事のことが頭を離れなくてちっとも楽しめない。
これじゃいくら稼げても何も楽しくない人生だと思った。

だから、次は会社をやめるという経験をしてみることにした。
すると時間はできたけど行きていけない。

だから起業してみた。時間とお金を手に入れたけどなにか足りない。

だから彼女を作ってみた。でもまだ足りない

次は何に取り組んでみようかな?


人生って、自分にとってベストな選択を見つけるために色々経験して考える、行動と思考の過程のことなのかもなってふわっと思ってます。

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