make hay while the sun shines わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉛

ビル抜きで取締役会メンバーが集まっている様子に驚いたクインス
What's with the new digs? と尋ねる。
"new digs"はスラングで「新しい住処」の意味。カジュアルな場面で軽い調子で話すときに使う。
"dig"には「(遺跡などの) 発掘」という意味もあるので、ここでは「何か新しい発見でもあったのかな?」という意味だろうか?

取締役のエディがsecret meeting 秘密会議だよというとドリューは今後の会社のことだ、君の知っていることを皆に話してくれとクインスに迫る。
Quince : I was telling Drew, I've been making a little hay while the Bontecour sun was shining. 「ドリューには話したんだよ、早いほうがいいと思ってね」 と訳してみる。

make hay while the sun shines は、日本で言えば、「思い立ったが吉日」「好機を逃すな」という諺だ。イギリス生まれの諺で、イギリスは日が差している時間が短く、草は早く干さなくては日がかげると湿気てしまうことからきているらしい。

ずっと以前、英会話を習得するなら、諺をすべて覚えなさいと言われたことがある。
暗記が苦手な私は、結局、一つも覚えられなかった。
まさに、No pain, no gain

人のいいQuinceはドリューの思惑に気づいていない。
ビルは君にどう言ったんだ?タイミングがなんとかと言ったんじゃないのか?と誘導されて “He says it’s up to Joe”と答える。ドリューが取締役会のメンバーに一番伝えたかった言葉だ。

ヒミツの会合が行われているとも知らず、アリソンはパーティーの準備で忙しい。
ケーキをどれにするか、ビルに聞くが、ビルは関心がない。
Allison : I am trying to throw the party of the century…for my father in two days And you just don't give a shit.
"throw a party"は「パーティーを開く」という口語的表現
「ビルのためにパーティを開く」は“throw a party for Bill ”

ところで、give a shit だが、shitという単語は下品な言葉だと思っていたので、以前、この映画を勉強した時には、アリソンのような上流階級の女性が使っていることに驚いた。
けれども、映画のセリフでは割によく出てくる。
否定分で使われることが多く、don't give a shit は「関心がない」「興味がない」という意味だ。
shit だと最悪なものだが、スラングでthe shitと定冠詞theが付くと「最高のもの」という意味になるらしい。
It's shit. それ、最悪
It's the shit. それ、最高

細かいところでややこしい!

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