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人生も終盤にかかり自分の生き方を見つめなおした時、一番やりたかったことは何なのか、考え…

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人生も終盤にかかり自分の生き方を見つめなおした時、一番やりたかったことは何なのか、考えました。 まだ答えは出ないけれど、いつも理由をつけて踏みとどまってきたことがなんと多いことか…。 まずは自分の人生を振り返りながら備忘録として書き留めようと思います。

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I'm telling you わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㊱

父親の心配をよそにジョーに夢中のスーザン。 ジョーはどこ?と愛する人を探す娘にビルは尋ねる。 Why are you looking for Joe? すると、スーザンはこう返す。 Love. Passion. Obsession. 以前、ビルがスーザンに話した言葉だ。 パパが以前話してくれた愛を見つけたのよ。何者よりも夢中になれる愛を見つけるんだと教えてくれたわよね。 ジョーへのほとばしる想いをぶつける娘にビルは真実を伝えることはできない。 I don't think Joe is gonna be with us long. I only will tell you that with Joe, you're on very very dangerous ground. I'm telling you! Joe's no good for you こんな曖昧な言葉でしか伝えることができない。しかし、これでは恋に落ちた娘をなだめることはできないだろう。 ビルの苦悩がよくわかる。 I'm telling you このフレーズ、簡単な単語ばかりだ。直訳だと「私はあなたに話している」だが、状況により、話し手の気持ちがよく伝わるフレーズだと思う。 調べると以下のようにあった。 “自分の言っていることが本当だと強調するニュアンスで「本当なんだよ!」「本当だってば!」” “前置きとして「よく聞いてね」「言っておくけど」と強調したいときに使う” tellには「語る」「告げる」「見分ける」「表す」「示す」といった意味がある。 はっきりとした根拠もないのに断言している相手にHow can you tell?どうしてわかるの? 相手が言おうとしていることが分かったとき、あるいは、相手が余計なことを言おうとしているのをやめさせたいときには、Don’t tell me. まさか~じゃないでしょうね というフレーズを使う。

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      judge of わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉟

      スーザンとジョーのキスシーンを見てしまったビルの怒り。 William: You're at the wrong place at the wrong time with the wrong woman. 死神が自分の娘と愛し合っている様子を目にした親ならショックを受けないはずがない。 Joe: I'll be the judge of that. ジョーのこのセリフ、不遜なこの言葉… 人間の生死を預かる死神の言葉だからこそ重い...重すぎる…。 I'll be the judge of that. それを決めるのは私だ。 judge:[名詞]裁判官, 判事, 審判(員), 審査員,適切な判断力のある人, 目きき, 鑑定家, (最高審判者としての)神. [動詞]を判断する, 評価する,を推定する, 見積もる,の審査をする,を裁判[審理]する;A(人)にCと判決を下す ~Dualウィズダム英和辞典より I'll be the judge 「私が裁判官だ」「私が最高審判者だ」つまり「私が決めるのだ」。このフレーズは堅苦しい言葉のようだと思っていたが、日常よく使われる表現らしい。 judge of を使った表現を挙げてみる。 be a good judge of~ 「見る目がある」 be a good judge of character 「人を見る目がある」 I'm not a good judge of character. 「私は人を見る目がない」 Do not judge me! 「私のことを決めつけないで」 Don't judge a book by its cover. 「大事なのは外見ではなく中身だ。」(諺) ジョーのこの不遜な言葉を聞き、さらに怒りで気持ちを高ぶらせるビル。 「I'm her father.」「私の人生にずかずかと入り込み最悪の言葉を伝えた」 次のセリフはどう訳せばいいだろうか? You have me dancing on heads of pins with my business, my family. 「dance on heads of pins」は「How many angels can dance on the head of a pin?」からきているそうだ。 これは中世の神学者たちの議論のテーマだったらしい。 「針の先で天使は何人踊れるか?」現在では「無意味なことをする」ことの例えとして使われるらしい。 字幕では「私の暮らしを壊し」とある。 have(使役動詞) me(O) dancing(現在分詞) なので「わたしを躍らせる」かな? with my business, my family 私の仕事と家族を伴にして… 「仕事と家族もともに私を針の先で躍らせる」 踊れるわけもないので「仕事も家族も無意味なことにする」? 「生活を台無しにする」ということでいいのだろうか? 日本語に直すのがとても難しい、こうした表現が出てくるこの映画。 だからこそ、面白いと思う。

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        smell the thorns わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉞

        ドリューが以前からBontecou社と組んでビルを裏切っていたことを知ったクインス。ドリューはその事をビルに話すというクインスに「It's just life」「Wake up and smell the thorns」と言い放つ。 thornは棘という意味だが、「苦痛の種」という意味でもある。 「there is no rose without a thorn きれいなバラには棘がある」という言葉があるが、これは「美しいものには必ず人を傷つけるものがある」ということだ。 smell は、オンライン辞書Weblioに《smellという動詞は、「(~の)匂いをかぐ」として使えば他動詞となる。自動詞は「匂いがする」「感づく」などとして使う。》とある。 ~https://www.weblio.jp/content/smell とすると、smell the thorns は「苦痛の種に感づく」つまり「人を傷つける部分に気づく」「きれいごとばかりではない」ということだろうか。 先に書いたドリューのセリフの意味は、「人生とはそんなものだ」「いい加減現実に気づけよ」ということだろう。 似ている表現、smell the roses またはsmell the coffee は「現実に目を向ける」という意味らしい。 そして、スーザンとジョー。 惹かれあう二人。 別れを予感するスーザンは「Where are you going?」と尋ねる。 「Nowhere.どこにも」「I'm here.ここにいる」と答えるジョー。 「For how long?」と尋ねるスーザンにジョーは「I hope a long, long time」と答える。 二人の感情があふれ出るセリフだ。 Joe: What do we do now? Susan: It'll come to us. ジョーのセリフは「これからはどうする?」だろうか? それにこたえるスーザンの答えがとても好きだ。 It'll come to us. 字幕では「時に委ねましょう」 この場合のwillは「いつか」「そのうち」という意味がある。 It'll come (back) to me. そのうち思い出すよ It'll dry. そのうち乾くよ You'll see. いずれわかるさ。 など。 「いつか」という意味を表す言葉は「someday」「sometime」「some day」「one day」などもある。 それぞれの違いを書いておこうと思う。 「someday」   at an unknown time in the future, especially a long time in the future   ~~https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/someday (ロングマン辞典)   いつかわからない遠い未来を指す。未来にだけ使える(過去には使えない)   「いつになるかわからないけれども」というあいまいなニュアンス   文頭、文末で使える。 「sometime」   at a time in the future or in the past, although you do not know exactly when     sometime around/in/during etc ~~https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/sometimez(ロングマン辞典)   “someday”に比べて、より現実的だが、はっきりとした日時は言わないとき に使う。 some day は具体的な日付は言わないがある特定の一日をさす。 one day は特定しない未来の「いつか」 someday より強い意志 I'll see you sometime next week. 来週のいつか会おう Someday I want to go to Paris.(なんとなく)パリにいつか行ってみたい One day I want to go to Paris.いつか(必ず)パリに行くぞ! Let’s go for drinks some day in this week. 今週飲みに行こう

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          It's not over till it's over わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉝

          ビルに断りなく開いた取締役会でドリューがビルに退陣を要求するシーン。 気づかないうちにドリューに加担してしまったクインスはビルの解任にショックを受ける。 このシーンでは面白い表現がいくつもでてきたので記しておく。 golden parachute 高額の退職金 *証券用語で「買収により対象会社の経営陣が解任されたり、権限を減らされたりした場合に極めて多額の退職金等を支払う契約を締結し、多額の現金の流出を招くことによって、買収コストを引き上げ、買収者との交渉材料として活用するという対抗措置のことをいう。 ~https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ko/golden_parachute.html」 素人には難しい言葉…。お金を落下傘に見立てた表現だとのこと。また、golden parachuteは経営陣に対して使う言葉だが、従業員を対象とするものを「ティンパラシュート(錫の落下傘)」というのだそうだ。 save face 「面目を保つ」「顔を立てる」「面子を保つ」 対して、 lose face は、「面目を失う」。ある事が原因で、以前よりも敬意を払われなくなるという意味 It's not over till it's over (口語)最後まで終わりではない まだ終わってはいない no fat lady sings stuff 字幕では「悪あがきはよせ」とある。 *It ain't over till the fat lady sings. 口語表現で「太った女の人が歌うまで終わりではない(まだ負けは決まっていない)」 ワルキューレのブリュンヒルデのアリアがオペラの最後を導く事から来ているとのこと、オペラなど縁のない私だがググってみた。 実際にオペラ鑑賞をしてみたくなった。 ここのセリフはビルとエディとの会話。It's not over till it's over このエディのセリフに返す言葉がno fat lady sings stuff。 こうした知的な対話がこの映画を一層楽しくさせていると思う。 turn it around 「その状況を好転させる」、「考え方を変える」、「方向を変える」  *completely turn it around「完全に立ちなおさせる」  turn ~ around 「〔仕事などを〕完了させる」 stick it out  「最後までやり抜く」 have a shot 「実現する可能性がある」、 「~を狙い撃ちする」、「~を試みる」、「~に挑戦する」、「~に成功する」、「一杯引っ掛ける」 coup de grace 「〈フランス語〉とどめ[最後]の一撃[一発]」 You can't unscramble scrambled eggs 「スクランブル・エッグのスクランブルを戻して元の卵にすることはできない。」 *ビジネス会話にも使える有名なことわざ。「ある種の行動は元に戻すことができない」の意味で使われる。 Train's left station 「その機会は既に過ぎ去った、元には戻せない。」 Silver Lining 「希望の兆し」

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          get to the point わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉜

          もともと夜型人間の私が、ここしばらく朝5時代に起きて、夜はその日のうちにベッドに入っている。驚き!! そして、見たことのなかった朝焼けに感動し、長~い正午までの時間に驚き、早起きは三文の徳というけれども、確かにな~と新鮮な気分を味わっている。 ところで、親愛なるクインスの “Top of the morning”。 この時に初めて知った朝の挨拶だった。 アイルランド由来で「おはよう」という意味。最近ではあまり使われないらしい。 ドリューが独断で開いた取締役会に驚くビル。 会議室に入ったビルにかけたドリューの言葉 “Did you want to have a cup of coffee or something?” 「Did」じゃなく「Do」じゃないの?と不思議に思う。以前、クラスで学習した時にきっと説明があったのだろうと思うのだが、思い出せないので調べた。   「did」を使うと「do」よりも丁寧な表現になるとのこと。「would you~?」ほど堅苦しくなく「do you~? 」よりは丁寧な表現になるそうだ。 ドリューは、あくまでBontecour社との合併にこだわり、差し出された新たな条件をビルに告げようとする。 To get to the point, we've received new information... ”get to the point"は「はっきり言う」「要点をいうと」「核心をつく」という意味。 <例文>"Let me get come right to the point."早速要点に入ります ~https://eow.alc.co.jp/search?q=get+to+the+point ドリューが何と言おうとビルにその気はない。なんだか喧嘩を吹っかけているだけ…という感じもするこのシーン。 ビルの言葉の中で気づいたフレーズをいくつか書いてみる。 Is that it? in the big picture Case closed you are to understand that. Is that it? なんでもない表現だけれども、とても英語らしい表現のような気がする。 「それだけ?」という意味。「そんなこと?」「それで終わり?」という気持ちがこもるのだろうか? in the big picture “big picture”については、イメージ的にわかる。「全体像」「全体の動き」という意味。 英辞郎on the Webによると、アメリカのスラングで「大画面映画」という意味もあるそうだ。 Case closed は、よく目にする。「一件落着」という意味で、裁判所で裁判官が最終判決を言い渡すときに使ったことが由来だそうだ。漫画の「名探偵コナン」の英語版タイトルにもなっているらしい。 you are to understand that. “be to”は学生時代、英文法で勉強したが、Dualウィズダム英和辞典で確認しておこうと思う。 “be to”の意味 1.(a) 予定 (人などが) …する予定である, …することになっている, …するはずである   *公式の予定・約束などで好まれる <例文>1.He is to arrive tomorrow morning. 彼は明日の朝到着するはずです 2.She was to have left the next day. 彼女は次の日に出発する予定だったのだが *完了不定詞は過去に実現しなかった予定を表す; She was to leave ... では実現したかどうか不明 2.義務・指示 (人などが)…すべきである, …しなければならない *(1)公式の義務・指示などで好まれる. (2)否定文は禁止を意味する <例文>You are to tell me of any problems. 何か問題があれば私に言いなさい       (≒ Tell me of any problems.) 3.意図(条件節で)(人などが)…したい, …するつもりである <例文>Keep my advice in mind if you are to get promoted.       昇進したいのなら私の助言を心に留めておきなさい       (≒ ...in order to get promoted). 4.可能 (通例否定文・条件節で) …できる *通例受け身形不定詞と共に <例文>The boy was nowhere to be found . その少年はどこにも見あたらなかった (≒ We couldn't find the boy anywhere.). 5.運命 (通例過去形で) …する運命だ, その後…することとなる <例文>They were to live happily ever after. それから彼らはずっと幸せに暮らしましたとさ  *おとぎ話の最後に来る決まり文句 . 6.目的 (物が)…するためのものである <例文>His e-mail was to call a meeting. 彼の電子メールは会議を招集するためのものだった. ** if A were [was] to do もし仮にA (人・物・事) が…するようなことがあれば *仮定法で仮の話の前提に用いられ, 実現の可能性の度合いには関係ない ~Dualウィズダム英和辞典より抜粋

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          make hay while the sun shines わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉛

          ビル抜きで取締役会メンバーが集まっている様子に驚いたクインス What's with the new digs? と尋ねる。 "new digs"はスラングで「新しい住処」の意味。カジュアルな場面で軽い調子で話すときに使う。 "dig"には「(遺跡などの) 発掘」という意味もあるので、ここでは「何か新しい発見でもあったのかな?」という意味だろうか? 取締役のエディがsecret meeting 秘密会議だよというとドリューは今後の会社のことだ、君の知っていることを皆に話してくれとクインスに迫る。 Quince : I was telling Drew, I've been making a little hay while the Bontecour sun was shining. 「ドリューには話したんだよ、早いほうがいいと思ってね」 と訳してみる。 make hay while the sun shines は、日本で言えば、「思い立ったが吉日」「好機を逃すな」という諺だ。イギリス生まれの諺で、イギリスは日が差している時間が短く、草は早く干さなくては日がかげると湿気てしまうことからきているらしい。 ずっと以前、英会話を習得するなら、諺をすべて覚えなさいと言われたことがある。 暗記が苦手な私は、結局、一つも覚えられなかった。 まさに、No pain, no gain 人のいいQuinceはドリューの思惑に気づいていない。 ビルは君にどう言ったんだ?タイミングがなんとかと言ったんじゃないのか?と誘導されて “He says it’s up to Joe”と答える。ドリューが取締役会のメンバーに一番伝えたかった言葉だ。 ヒミツの会合が行われているとも知らず、アリソンはパーティーの準備で忙しい。 ケーキをどれにするか、ビルに聞くが、ビルは関心がない。 Allison : I am trying to throw the party of the century…for my father in two days And you just don't give a shit. "throw a party"は「パーティーを開く」という口語的表現 「ビルのためにパーティを開く」は“throw a party for Bill ” ところで、give a shit だが、shitという単語は下品な言葉だと思っていたので、以前、この映画を勉強した時には、アリソンのような上流階級の女性が使っていることに驚いた。 けれども、映画のセリフでは割によく出てくる。 否定分で使われることが多く、don't give a shit は「関心がない」「興味がない」という意味だ。 shit だと最悪なものだが、スラングでthe shitと定冠詞theが付くと「最高のもの」という意味になるらしい。 It's shit. それ、最悪 It's the shit. それ、最高 細かいところでややこしい!

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          in his corner わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉚

          I didn't seem to be completely in his corner before, but, I've come to appreciate that,... 娘のジョーへの気持ちに気づき、心穏やかでないビルは、なんとか娘の気持ちを引き留めようとするが、スーザンの心は変わらない。 ジョーを常に自分のそばに置いているビルにスーザンは尋ねる。 Joe doesn't measure up? What's going on?   measure up は「Dualウィズダム英和辞典」によると「資格がある、基準に達している、(期待・標準などに)達する、匹敵する (to) *しばしば否定文・疑問文で」とある。 ここでは、「ジョーではだめなの? どうしてなの?」と訳してみる。 そして、次に続くやり取り。 William: Nothing. Susan: When you say nothing that way, it is not nothing. William: Then what is it? Susan: It's something. nothing, something を使ったこの応酬が面白い。 ウィリアム:別になにもない スーザン:そんな風に(何もないって)言う時は、本当は、何もない訳じゃないのよね ウィリアム:どういうことだ? スーザン:きっと何かあるのよ そして、Drew 重役たちを集め、ボンテキューとの合併話を断ったビルへの不信感をぶつける。 In this crisis, and be assured … this is a crisis, it’s not pleasant to say the following. … When we present Bill with the improved Bontecou offer, and if he still refuses to let us consider it, once more makes an adamant or emotional rejection, we will have no choice but to-- かなり感情的なDrewをEddieがけん制する You're taking this too far 行き過ぎだぞ  *take it too farは「やりすぎる」という意味 ドリューのビルへの不信感はジョーに対する不快感からきている。  ビルの家に住み、ビルのそばを片時も離れず、 「is always in his ear, telling Bill what to do.」 ビルの耳元でするべきことをささやいている。 これは嫉妬? 恋人の心を奪い、仕事も奪われようとしている危機感? そこに現れる純粋無垢なクインスがなんだか愛おしい。

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          on the wrong track わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉙

          スーザンとドリューの言い争いを聞いていたジョー “I don't like the way he spoke to you.”そして、“君が言い返してくれたこと、嬉しかったよ” 死神とは思えない、このセリフ!! スーザンは、何故ジョー自身のことを話してくれないのかとなじる。 tell me, Joe--how come a man as attractive, intelligent, well-spoken… diffident in the most seductive way, and yet…powerful…is all alone in this world? あなたのように魅力的な人が、知的で話が上手で、冷静でそれでいて力がみなぎっている、そんな人がどうして独りきりなの? スーザンのまっすぐな瞳で見つめられて、きっと、Lightning could strike. ジョーの心の中で稲妻が光ったに違いない。 動揺したジョーはその場を去ろうとする。 Susan: Where are you going? どこに行くの? Joe: To bed. 寝るよ。 Susan: To bed? 寝るの? Joe: Yes. I'm tired. とても疲れた。 人間世界の愛に触れて死神はとても疲れてしまったようだ。 二人の様子を見ていてビルは、心中穏やかではない。 Do you mind if I raise a little caution flag? caution flag は警告旗の意味で注意を促している。 red flag と同じような意味なのだと思う。 red flag...「危険なことの警告」人の行動についての注意、警告という意味で使われる ビルの言葉にスーザンは“Raise away.”と答える。 こうしたフレーズの時の away の意味が、なかなか私の中で定着しない。 Dualウィズダム英和辞典を引き、一番妥当だと思う意味を拾った。 (すぐに) ためらわずに 【通例命令文で】 例文: Ask away. どんどん質問してください. しっかり頭に(心に)入れておこうと思う。 ジョーについてスーザンの気持ちを尋ねるビルに「パパがlightning striking のことを話してくれたでしょ?」とスーザンは答える。 そしてビルのセリフ I won't say you're on the wrong track, on the wrong track は「間違っている」という意味。 反対は on the right track trackを使った日常使えるフレーズは数多い。 get off the track 話が脱線する fast track 迅速な/迅速に対応する have the inside track 有利な立場にある off the beaten track 人里離れた track dow 見つけ出す make tracks 急いで去る などなど多数 ちなみに車のトラックは truck スペルが違う。 気を付けよう!

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          out of line わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉘

          ジョーがスーザンの勤める病院に訪ねていったことを知ったドリュー。 ビルのみならずスーザンの気持ちもジョーに傾いていることに気づき、プライドはズタズタだろう。 「明日の夜も食事を一緒にしてくれるわよね、父をがっかりさせないで」と言うスーザンにドリューはもうたくさんだと怒りをあらわにする。 Daddy will do fine. Besides, he's got Joe. And it seems you do too. 彼にはジョーがいるし君もそうだろう そして、スーザンのセリフ You're out of line. 「言い過ぎ」「的外れ」「見当違い」? 後に続くドリューのセリフが Well, that may be.... となることを考えると、「それは違うわ」でどうだろう? 次のドリューのセリフ I don't like the ubiquitous creep. I don't like the way he looks at you. I don't like the way he talks to you. And vice versa. あいつが嫌いなんだ。君を見る目も君への話し方も嫌いだ。それに君があいつを見る目も話し方もね。 And vice versa 逆もしかり vice:ラテン語 vitium(悪行)が語源。「悪行」がこの単語のコアの語源。vicious(不道徳な)と同じ語源をもつ。~https://gogen-ejd.info/vice/ vice versaはラテン語に由来するフレーズで「位置が逆転した」という意味を持つらしい。 ドリューのセリフに答えて、スーザンは言う。 I'm sorry. 'Cause I like the way he looks and talks to me. And vice versa. Okay? 残念だわ。だってわたしは彼の視線も話し方も好きなのよ。 ここの And vice versa は何だろう? ジョーを見るのもジョーに話しかけるのも好きだということだろうか? 言葉というのはこうしたちょっとしたところが難しいとつくづく思う。

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          Bright-eyed and bushy-tailed わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉗

          命のリミットが近づいている。どんな思いだろう? 今まで忙しくて娘たちとの時間はそんなに多くなかったに違いない。 別れを惜しみ、夕食の席をまた皆で囲もうと誘うビルに スーザン:We'll be here. そして、アリスンは Bright-eyed and bushy-tailed. と答える。 bright-eyed は「目をキラキラさせて」というイメージがすぐに浮かぶ。 でも、bushy-tailed とは? 「毛がふさふさした尻尾」? リス? この二つのフレーズは並べて使うことが多いのだそうだ Bright-eyed and bushy-tailed とは「やる気満々で元気いっぱい」という意味。 そして、ジョーは、相変わらず、ピーナッツバター!  スーザンは尋ねる。どうしてそんなにピーナッツバターが好きなの? そして続ける。 I adore things like that. Food I can't do without. Don't you? ジョーへの愛情が増していく様子がわかる。 ジョーとスーザンの間に座っているドリューの心中は穏やかではない。 do と without、 どちらも簡単な単語で、しかも、日常使いやすいフレーズ。 「なしで済ませる」「なくても大丈夫」という意味。 doというのは簡単そうで結構奥が深い。 英語を習い始めた時、doは疑問文や否定文で出てきた。その後、強調であったり 代動詞としてだったり、さまざまに出会ってきた。が、do 自体の意味を知ったのは随分と後だった気がする。 このシーンでのスーザンのセリフを訳してみる。 「私、そういうの好きだわ。なくては済ませられないほど好きな食べ物があるって。ね、そうでしょ?」 do withoutがあれば、当然、do with もある。 do with A ・Aで(なんとか)やっていく, 間に合わせる  The teacher does [makes do] with very few dictionaries.   その教師はほとんど辞書なしでやっている. ・【can, couldを伴って】 Aが欲しい, 必要である; Aがあればありがたい. ・【通例否定文で】 Aを[に]我慢する(stand)   I can't do with her. 彼女には我慢できない.  ~Dualウィズダム英和辞典より ちなみに「do」の語源は語源英和辞典によるとラテン語"dono"で「与える」「提供する」「明け渡す」という意味。<https://gogen-ejd.info/do/ >

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          there's no place to go but up.わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉖

          会社の合併話のことでビルとドリューが言い争いをしたあと、クインスがやってくる。 この場面でのクインスの言葉の中にいくつか面白い表現があった。 “ I know where you're coming from, あなたのお気持ちはわかります” “where someone is coming from”は dictionary.cambridge.org によると  ”the feelings someone has that cause that person to have a particular opinion” そして “I am with you 101 percent. 自分は101%味方です” と続ける。 100%ではなく101%だから“絶対的に”と強調したかったのだろうか。 “ if mergers are in the wind,” “in the wind” とは “(それがいつかはわからないが)起ころうとして” という意味。 “in the wind” には他にも面白い使い方があった。 be spitting in the wind [話] むだな努力をしている. be whistling in the wind (約束・要求・声明などが)実現不可能である, 夢のような話である. 風の中で唾を吐いても口笛を吹いても無駄だということ? “I want to come and talk to you about them next week 合併話については自分にも考えがある、来週にでもその話を…” というクインスに “Next week?” というビル。 自分の命はもう少ない。“It's up to Joe ジョー次第だ” と言うビル。 戸惑ったクインスは “I can tell, you know, you got something in the fire.” “I can tell わかりますよ” I can tell は目で見たり雰囲気で感じ取って状況を理解するというニュアンスを含む表現。 you got something in the fire は “何かやりかけのことがあるんですよね” という意味? irons in the fireは 「手掛けている仕事」。この表現は鍛冶屋で炉に多くの鉄の棒を入れる様子からきたという説と、洗濯屋で火にかけたアイロンがたくさんある様子からきたという説があるそうだ。 そしてクインスはビルとジョーのところから去り、ドリューに近づきこう言う。 “when you're down, there's no place to go but up. 落ちるところまで落ちたらあとは上がるだけだ”  クインスは慰めたつもりかもしれないがドリューにとっては慰めにはならない言葉… 今回は “up” という言葉が目についた。 there's no place to go but up. *nowhere to go but upは英英辞典によると things can only get betterとある。 up to.. ~次第 up my sleeve ひそかに用意している laugh up one's sleeve だと、「陰でひそかに笑う」という意味だそうだ。

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          I was hoping we might be alone わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉕

          There isn't a day goes by that I don't think about her. 彼女のことを想わない日はない ビルは亡くなった妻への愛をこの言葉で語る。 時が過ぎ日々の出来事が移り変わっていっても、愛する人を想う心は変わらない。 ビルが亡くなった妻のことをジョーに語っている時、ドリューが現れる。 ボンテキュー社との合併についてもう一度話したいと考えたドリューはビルと二人で話したいと言う。 I was hoping we might be alone, Bill. aloneという単語について  原義は“al(まったく)”“one(ひとり)”  be alone は「(人が)たったひとりで」「 自分(たち)だけで」という意味。  *(1)一般には他者がいない事実をさし, 必ずしも感傷的な意味は含まない.   (2) 名詞 の前ではlone(ly), solitaryなどを用いる.   (3) 強調するのにはallやsoを用い, veryは非標準  *「1人」を表す単語は alone の他、lonelyやsolitaryもある。   aloneは必ずしも感情的な寂しさを意味しない。lonelyはひとりで孤独・寂しさ     を感じる時に用いる。solitaryは 主に書き言葉として用いられ, 仲間がなく, ひ     とり[ひとつ]であることを強調する語。  ~Dualウィズダム英和辞典より I was hoping ~という言い方、なんとなくニュアンスはわかるのだけれども、I hopeとの違いは?I am hoping じゃだめなの?と聞かれるとはっきりと答えることができない気がして、文法書をひいた。 <~英文法解説 江川泰一郎著~より > I was hoping ~ 意味が現在で、丁寧な依頼を表す  I was hoping you would give us some advice.  あなたに何か助言をいただけるかと思っていたのですが *「助言をいただきたい」という依頼を表すが、この形の丁寧な依頼の表現は    《米》よりも《英》に多い。 とのこと。 そして以下のように続く。 同じ意味のことは次の4つの形で表せる。 (a)I hope you will give us some advice. (b)I am hoping you will give us some advice. (c)I hoped you would give us some advice. (d)I was hoping you would give us some advice. (a) I hopeは相手の都合にお構いなしに決めつける感じで、相手としては断りにく    くなり、依頼の言葉としては必ずしも適当ではない。 (b) I am hoping は(進行形に特有の非完結の含意が加わるから)決めつける感じ   が和らげられて、「…と思っているのですが(まだそうと決めたわけではあり   ません)」となり、それだけ控え目な丁寧な言葉になる。 (c) I hopedとすると、「(少し前には)助言をいただきたいと思っていましたが  (今はそう思っていません)」の含みが生じるから、相手としては断ろうと思   えば断りやすくなる。ということは、I hopedはI am hoping よりもさらに相手  の意思を尊重し、話者の控え目な態度を示した丁寧な表現ということになる。 (d) I was hopingであるが、進行形と過去時制によって話者の控え目な気持ちが  二重に加わり、丁寧さがさらに増すことになる。 ニュアンスで暗に自分の気持ちを伝える言い方は、やはり、単語のみでなく文法も理解して使いこなすことが重要だと改めて思った。

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          I'm with Drew. わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉔

          ビルからしばらく一人にしてくれと言われたジョーはスーザンの勤務先の病院を訪れる。 なぜここにいるの?と問われて ジョー:I'm here to see you. 君に会いに… スーザン:あなたの相手をしている暇はないのよ。だって、      I'm examining back-to-back patients until dinner back-to-backは「背中合わせに/背中合わせの」あるいは「次々に絶え間なく/立て続けて/連続した」という意味。略して"BTB""BTOB"。副詞としてあるいは限定用法の形容詞として使われる。 病院で出会った一人の患者。彼女はジョーが死神だと気づく。 死の世界に連れて行ってほしいと願う程の彼女の苦しみを、つかの間、取り除いてやるジョー。人間世界での優しさを学んだのだろうか。 それにしても、死神が病院…とは…気づいたジョーはスーザンにこう言って去ろうとする。 I realize now my being here is not quite appropriate. 別れ際のスーザンのセリフ Joe, I'm with Drew. with という簡単な単語だけれどもこのスーザンのセリフには色々な気持ちが込められている気がする。 私、ドリューとつきあっているのよ、(「でもね…」とか…) “with” 改めて辞書をひいてみた。 <Dualウィズダム英和辞典より> 原義は「…に逆らって(against)」だが、現代英語では「…と共に」の意が基本で… えーっとびっくり… そんなこと、すっかり忘れていた!(ひょっとして知らなかった?) play tennis [chess] with a friend 友人とテニス[チェス]をする We are at war with terror. 我々はテロと戦っている 確かに… テロとなかよく戦っているのではなくテロと対立して戦っているということだものね。 語法として注釈があった。 withとagainst withよりもagainstの方が対立がはっきりとしている. またfight with Aの場合は「Aと共に戦う」の解釈も可能 I fought with the farmers against the government. 私は農場経営者たちと共に政府と戦った. なるほどと納得。 当たり前のように自分の中で思い込んでいる英単語の意味は時間に追われる生活の中ではなかなか調べようとしなかった。 今、改めて調べてみると、へ~そうだったんだと思うことが多々ある。そんな時、ただ覚えていただけだった言葉がストンと自分の中にはまる気がして嬉しくなる。 このシーンで言ったスーザンのセリフのwithは勿論、「対立」ではなくて「一緒にいる」の意味。「つきあっている」という意味だろう。

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          on the table わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉓

          取締役会でジョン・ボンテキューとの合併を中止することにしたビル。 ドリューは納得できない。 given our needs, given the the absolute necessity for growth, given the future, the truth is, joining John Bontecou is every bit as certain as death and taxes. 今後の我が社の発展を考えるとジョン・ボンキューとの合併は死と税金のように絶対に避けられない。 "given" はgiveの過去分詞で文の構造は分詞構文。このセリフで“given”の後ろにはすべて名詞が来ている。こうした使い方は前置詞的用法になるため、前置詞として扱われるらしい。確かにDualウィズダム英和辞典にも【品詞 前置詞】として以下のようにある。 1 …を考慮に入れると(considering); …があれば; 【~ (that)節/wh節】 …と[…かと]いうことを考えると given the fact that ... …という事実を考えれば given the opportunity 機会があれば given A's age Aの年を考えると. 2 (数値など)が与えられると; 【~ (that)節】…と(仮定)すると (注記)節内は仮定法ではなく直説法を用いる; 単なる条件には用いない; "given"が前置詞だいうことに今まで気づかなかった! "death and taxes"という言葉にジョーが反応する。それはそうだ、彼は「死神」なのだから。ドリューにとっては不可解なジョーの反応だっただろうが。 death and taxes は Benjamin Franklinの言葉として有名だ。が、その60年ほど前に『ロビンソン・クルーソー』の著者Daniel Defoeが"Things as certain as death and taxes, can be more firmly believed."と述べている。 会議を打ち切り退出しようとするドリューが言ったセリフ "the matter is still on the table" “前置詞+table”には面白い表現がある。並べてみた。 on the table (計画・提案などが)検討中で、審議中で off the table 議論から外れて、提案されていない under the table 不正な方法で back on the table 〔議案などが〕再検討中で、再審議中で 更に動詞をプラスするとこんな表現もあった。 bring 〜 to the table:(有益なことを)提供する、(アイデアなどを)出す 、(能力などを)発揮する left on the table 《be ~》交渉の場に出されたままである lie on the table 〔提案・議案などが〕棚上げされる option on the table 《an ~》検討中の一つの選択肢 drink A under the table (話)(飲み比べで)A(人)を負かす, 酔いつぶれさせる. turn the tables (人と)形勢を逆転させる; (人に)仕返しをする (on) wait table(s) 【主に米】 [at tables 【英】ウェイターとして働く, 給仕係をする. <Dualウィズダム英和辞典、英辞郎on the webより> とても全部は覚えられそうにない! けれども、ニュアンスで意味はつかめるかも…

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          cross the t's and dot the i's わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉒

          ジョーはビルに無理を言って取締役会に出席する。 怪訝な様子のドリューは苛立たしさを隠さない。 そのドリューに“紅茶”“お菓子”“水”など、言いつけるジョー。 このシーンは、下心が見え人間らしいと言えば人間らしいドリューと、人間の姿をしていても人間の気持ちなど意に介さない、人間の生死をつかさどる死神ジョーとの対比だろうか。 会議の議題はジョン・ボンテキューとの提携話だ。 ジョーの出現で腰を折られた形になったドリューは“to review. We're really crossing the t's and dotting the I's here.”「本題に戻ろう。念には念を入れなくてはならない」と言って会議を進めようとする。 cross the t's and dot the i's は面白い表現だ。“t”の横線と“i”の点を書くのを忘れないように注意してというところから来た表現らしい。「正確に」「注意深く」という意味だ。日本語だとどんな字になるだろう?「入」と「人」、「千」と「干」、「シ」と「ツ」…かな? 同じような表現で“dot every i and cross every t”というのがあるようだ。意味はほとんど同じ「隅々まで手抜かりがないようにする」 crossとdotを使った面白いイディオムがないか調べてみた。 *Cross the Rubicon 思い切った手段に出る, 重大決意をする  由来:古代ギリシャの話。当時、法律では軍隊がルビコン川を渡ってローマに渡ることを禁じられていた。ルビコン川を渡ることは戦いの火蓋を切ることを意味していたが、カエサルは覚悟を持って大軍を率いてこの川を渡った。そのことから、“cross the Rubicon”は「後戻りのできない重大な決意をすること」を意味するようになった。 *be cross with ~ ~に怒る *cross up 裏切る 〈米〉〔人を〕混乱させる、だます、裏切る *keep one's fingers crossed 幸運を祈る  “I’ll keep my fingers crossed”は「幸運をお祈りします」だが、“I was crossing my fingers behind my back”は、守るつもりのない(守れない)約束をする場合などに罰が当たらないようにと隠してフィンガークロスすることだそうだ。 *dot は動詞だと「点在する」「点を打つ」 *(文中の)「...」はthree dotsと呼ばれる。文末を省略する時に使われ、ピリオドや疑問符などで文を終える *on the dot – ~時ちょうどに、時間通りに *connect the dots(主に米・くだけて)(2者の関係について)情報をまとめて真相を解明する (between) *dot dash =cash ★押韻俗語(rhyming slang)  押韻俗語(rhyming slang)とは19世紀頃ロンドンで生まれたとされる俗語表現  通例意図する意味とは何ら関係のない2語(文化的に連想関係にある語や対語・反意語・同意語などの関係にあることが多い)を含み, その2語のうち後の方の語が意図する語と脚韻を踏むことに特徴がある <Dualウィズダム英和辞典より> crossもdotも簡単な単語だが、調べると奥が深い!

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          multiply that by infinity わたしの備忘録~『ジョー・ブラックをよろしく』で学んだ英会話フレーズたち㉑

          ここにずっといて他の仕事に差し支えないのかと尋ねるビルにジョーが答える。 「君と同じだよ。朝、髭をそりながらも仕事のことを考えているだろう?どうすればいいのか、そのために何をするのか」「それと同じだ。ここにいるからと言って他に何もしていないわけじゃない。」 そして、次のセリフ、イメージではとらえられても日本語にするのがとても難しく、上手な表現が見つからないが今の私の精一杯の訳をつけてみる。 Now multiply that by infinity, take that to the depths of forever, and you still will barely have a glimpse of what I'm talking about. それ(君がわかっていること?やっていること?)に無限を掛ける。永遠に続く“時”の中での仕事だ。君には想像もつかない世界だろう。 この映画を最後まで学習し終わった時、もう一度考えてみたい。 multiply A by B...“AにBをかける”という意味だ。 今更だが掛け算についてググってみた。 掛け算の表現は「multiply A by/and B」「A times B」“答え”は“product” 例えば2×3=6の言い方は Multiply 2 by 3 is 6 Multiply 2 by 3 and you get 6 Multiply 2 and 3 together and you get 6 Multiply 2 by 3, and the product is 6 2 times 3 is 6 2 times 3 equals 6 2×3はいくつ?と尋ねる時は単純にWhat is 2 multiply by 3?あるいはIf you multiply 2 by 3, what do you get? おもしろいのは九九についてだ。 日本では1の段から9の段までだが、英米では12段まである。 そういえば洋食器など12を基本にしているものね、と納得。 日本のように暗記するというよりMultiplication Tableを見ながら学習して覚えていく所のほうが多いらしい。 ここで思い出したことがある。 子供の頃、少しの間、ブラジルのアメリカンスクールに通った。 その時の算数での筆算のやり方が日本とは違っていた気がする。 懐かしくなってググってみる。 https://everydaymath.uchicago.edu/teaching-topics/computation/  半世紀以上も前の記憶だけど、そうそう、そうだった…かも。

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