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趣味の備忘録・・国内最後の国鉄特急型電車、381系

長らくご無沙汰していました趣味の備忘録。今回は国内最後の国鉄特急型電車、381系。

山岳地帯や海岸線など、地形上の問題からカーブの多い日本の鉄道路線において、カーブを通過する際の速度向上は国鉄時代から取り組まれてきた課題のひとつ。その答えとして最初に登場したのがこの381系電車。曲線を通過する際に生じる遠心力で車体を傾けるという「自然振り子装置」を採用する事で、曲線区間では一般の列車より20km/hの速度向上を実現させた。

現在国内では岡山~出雲市を結ぶ特急「やくも」にのみ残り、定期列車では国内最後の国鉄特急型電車となっている。
そして今この列車は運転を開始してから50周年を迎えたのを記念して国鉄特急色のリバイバル編成が運転されており、ファンの注目を集めている。

自分にとって縁の深い車両という訳では無いのだが、国鉄型であるという事、そして運用区間が限られていた事から、マニア的な視点では「いつ無くなってもおかしくない希少種」という事で他の国鉄型車両と同様、遠征時に姿を見つけては撮り溜めをしていた。

そういえば「やくも」では無いが、この381系も他の国鉄型特急電車と同様に色々と撮り溜めてたよなぁ・・と言うのを思い出し、記事にしようと思った次第でございます。

まずは地元名古屋地区、中央西線を走行していた「しなの」の記録。381系のデビューはこの「しなの」からだった。
既に定期列車はJR東海の383系に置き換えがされているが、2008年頃までは名古屋~白馬間の臨時運用にはまだ381系が使われていた。この3枚の記録は全て2007年のもの。

「しなの」オリジナルのパノラマグリーン車 こんなのもあったなぁ・・


381系といえば元は上述の「しなの」と紀伊半島を走行した「くろしお」

2010年に開催された奈良デスティネーションキャンペーンにて「まほろば」として新大阪~奈良間を運行。


福知山線・山陰本線。
従来は国鉄型特急車両の183系が充当されていた区間。
現在運行中の289系への置き換えが完了するまでの間に381系が充当されていた期間があり、北近畿地方が関西圏で国鉄特急色電車の運行を見られる最後の区間となった。

以上でございます。
現在岡山~出雲市で走っている「やくも」も2024年春に新型車両に置き換わるということで、この381系が見られるのもあと1年。そして少し話は変わるが、北陸新幹線の敦賀延伸も2024年春だっけ・・

今のうちに記録しておきたいものがちょっと増える1年になりそうです。

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