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事前に情報収集をして期待値の調整を行うことがデジタル化への第一歩かもしれない

デジタル化
デジタル化
デジタル化


ほとんどの方にとって、もう聞き飽きたよワードなのではないか?
と感じるほど
デジタル化というワードを耳にしない日はないかと思います。

しかし、中小企業の方にとっては「デジタル化」は避けて通れない道であり無視できないワードでもあります。

中小企業さんの業務のデジタル化(具体的には、kintoneを活用して企業さんの業務システムをカスタマイズで構築しています。)支援をしていると、様々な企業さんとお話しする機会があります。


もちろん、経営者さんとお話しする場合もあれば
管理者や現場の方まで様々ですが…
業務のデジタル化はCMでやっているほどカンタンなことではありません。


それは、「変化」が伴うことだからなのだと感じています。


あれ?思っていたのと違う
なんかもっと業務が楽になるんじゃないの?
え?入力しないといけないの?自動でピュッとできない?


CMなどで
システムを導入すれば、面倒な作業がこんなにカンタンに!
(そこまで簡単と感じている人は少ないかと思いますが…)

最近やっていた「楽々精算」のCMより…


デジタル化にこんなイメージを持っている方は、結構多いのではないか?といつも感じています。


がっかりするとき
それは、自分が予想していたものと現実にギャップ/違いがあるから生まれる。


カンタンにできそう、楽そう


だからこそ、事前に情報収集をして期待値の調整を行うことが
デジタル化を進めていく上での第一歩
なのではないか?

というわけで、
システム構築で中小企業の支援を行なってきた経験をもとに
皆さんのデジタル化がよりスムーズに進むように、いろんな情報を書き留めていこうと思います。


少し長くなるので、1記事で1つの内容に絞って書きます。


システムの下調べをしておく

業務のデジタル化を考える際に、既存のシステムではなく
新しいツールを検討される企業さんは多いかと思います。


kintoneのシステム構築をしているので、
「kintone導入を検討しているんですけど〜」という企業さんから問合せを頂くことがあります。

よし、kintone良さそう!

TVで様々なデジタルツールのCMがやっていたり
最近では「会計ソフト」と調べると「会計ソフト2022年おすすめ10選!」などと
溢れかえる情報を目にすることができます。

ここで、興味のあるシステムを導入検討する為に
すぐ問合せするか?しないか?
1つめの分かれ道はここにあるのではないかと最近感じます。

システムを下調べせずに問合せをする

CMでやっていた。誰かに勧められた。

あまりシステムの概要を知らずにお問合せを頂くことがあります。

もちろん、お問合せを頂いた際には
「kintoneの概要」など、「何ができるのか?」については
デモ画面等をお見せしながらお伝えします。

しかし、お問合せをする際に聞くべき点・聞きたい情報というのは

自社でやりたいことが、そのシステムで実現可能かどうか?
kintoneが何をできるツールなのか?ではなく

kintoneで自社が管理したい情報が管理しやすくなりそうか?
自社でkintoneを導入するとしたら、どんなことができるのか?もしくはできないのか?

といった具体的な内容ではないでしょうか?
補足:デジタル化を進めていく際には業務フローを書き起こし、社内の課題点等をまとめておくとよりツール選びもスムーズに進むはずです。(これについては、また別記事で)

分からない、が分かる

お問合せいただいた際に感じるのは
下調べをした企業さんと、下調べをしていない企業さんを比べると
初回相談での話の内容や濃さが全然違います。

下調べをしている企業さんは、「分からないこと」が分かっているので
それだけで話がより具体化します。

完全に理解はしなくてもいい

下調べといえど、カンタンで構いません。

・ウェブサイトなどで、「何ができそうなツールなのか?」を確認
・写真などをみて、システムの「見た目」等を確認しておく

本当にこれぐらいで大丈夫です。

正直、ウェブサイトで調べたぐらいでは分からないことも多いですし
kintoneなどの「カスタマイズできますよ系」のツールに関しては
企業さんごとに中身の内容が全く違ってきます。

ウェブサイトを見ただけでは「分からなかった部分」
まずは、この部分を明確化してみる。

知ろうとする姿勢

下調べをするという部分に関して1番重要な点としては
「知ろうとする姿勢」ではないか?と感じます。

kintoneシステム構築(その他、ノーコード系ツールのシステム開発)は、
社内の意見を取り入れながら、ベンダーさんと一緒にシステムを作り上げていく形の開発になります。(違う形をとるベンダーさんもいるかと思いますが…)

そして、システムも「自社の形に合わせて構築していく」ので
コミュニケーションを密に取りながらの開発が基本です。

今までの業務を考え直したり、新たに仕事の流れを変えたりなど
新しいことが起きていく中で

完全に受け身姿勢

では、kintoneのようなシステムの導入はかなり過酷なものになります。


面白いことに、システム構築後の運用の進み具合なども
下調べをしている企業さんの方がスムーズだったり速かったりします。

本当に小さなことですが、まず導入検討をしているシステムがある場合は
是非、下調べをし分からない部分を知ることから始めてみてください。


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