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【お客様の声】日本の教育を変えるー挑戦へ向けた成長に欠かせない、パートナーシップの重要性

ソフトバンクとベネッセのジョイントベンチャーとして、2014年に誕生したClassi株式会社。「子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる」というミッションのもと、全国の高校および中高一貫校向け教育プラットフォーム『Classi』、小中学校保護者向けコミュニケーションツール『tetoru』を開発・提供し、学校教育の現場におけるICT活用を支援しています。
『Classi』は累計導入2,300校、累計利用生徒210万人以上に利用されており、加えて『tetoru』は全国小中学校の1割超にあたる約3,800校の学校に導入され、児童生徒登録者数も既に150万人を超えるなど、まさに「教育インフラ」となっている同社が成長を遂げた背景には、経営者と伴走するパートナーの存在がカギとなっていました。

今回、ブライエッジのコンサルタントの実績やパートナーシップについて、代表取締役社長の加藤理啓様にお話を伺いました。

左:Classi株式会社 代表取締役社長 加藤 理啓様
ソフトバンク株式会社入社後、国際事業部および経営企画部を経て新規事業の開発や投資、ジョイントベンチャー設立など新規事業開発に従事。
2014年、Classi株式会社を設立し代表取締役副社長に就任。
2021年、代表取締役社長に就任。

右:ブライエッジ株式会社 シニアコンサルタント 金子 貴光
大学卒業後独立系IT企業に入社し、営業・管理部門・PLを経験。その後創業時のブライエッジに入社。両面型コンサルタントとして転職やキャリア支援に限らず数か月~数年後を見据えたキャリア支援に従事しつつ、企業の経営者様のパートナーとして関わらせていただき、組織人事課題の解決にも努めている。

ジョイントベンチャーならではの採用課題とは

ー2014年に創業、弊社とお会いいただいたたのが2017年頃ですが、当時はどのような課題感があってエージェントを探されていたのですか。

加藤様:ジョイントベンチャーとして設立したため、ソフトバンク社とベネッセ社からの出向により、人材の確保に困ることがありませんでした。ただ、3年目ごろから黒字に転換し、創業時から考えていた「システムの内製化を目指す」ことを考えると、自社で直接採用ができる状態を作らねばと感じていたタイミングでした。

一方、創業したての我々にはまだ実績どころか、企業ブランドや採用ノウハウもなかったため、すぐに採用がうまくいくわけではありませんでした。そこで経営者仲間の紹介で「エンジニアの採用に強い」と聞いたブライエッジさんに頼ることにしました。

ー最初に弊社コンサルタントとお会いいただいたときの印象はいかがでしたか。

加藤様:初めて代表の諸田さんと、担当コンサルタントの金子さんのお二人にお越しいただいたとき、かっちりとしたスーツにネクタイ姿でいらっしゃいました。エンジニア組織からイメージされるように、我々は日頃から私服でラフな働き方をしていますので、いわゆる海外のAgentのような「かっちりスーツ」と、エンジニアとの関連性がイメージしづらかったです(笑)

金子:今でも笑い話にしていただいていますよね(笑)

加藤様:ただ、エンジニア採用において高い実績があると伺っていたので、期待して話を聞かせていただきました。打ち合わせやその後のやり取りの中で、金子さんはClassiという会社に対する理解を深めてくれたのが印象的でした。

金子:商談の後も、経営陣の方や人事の方だけでなく、いろんな事業部の方にお会いさせていただきましたので、解像度を高めることができました。

ベンチャー企業の激動を乗り越えるには。課題解決のための採用ではなく、「会社を伸ばすための採用」

ー2017年からこれまで7年ほどのお付き合いになりますが、弊社からのご紹介の実績はいかがでしょうか。

加藤様:まず実績としては、このようなポジションにてご縁を創っていただきました。

開発本部長、VPoT、AI責任者、PdM、エンジニア(全ポジション)、デザイナー、人事責任者、マーケター、セールス、カスタマーサクセス

「Classiの半分はブライエッジから紹介された方々で成り立っています」と金子さんにも伝えたことがあるくらい、Classiの成長に欠かせない根幹のメンバーは、ブライエッジさんからのご紹介でした。

加えてご入社いただいた方々は、現在抱えている課題を解決してくれるだけではなく、解決した上でその後も私たちが向かいたい方向に共に歩んでくれている実感があります。その価値は計り知れません。

金子:特にエンジニアは人手不足が進み採用に苦戦する企業が増えている中で、しっかりと採用を成功させることができたのも、加藤さんと密に連携を取りClassiさんの解像度を高めることができたからだと思います。

またそのように、ブライエッジからのご縁がClassiさんのビジネスの成長に大きく寄与していると思うと、我々としても大変嬉しいですね。

ー会社の成長に重要な採用において、特に大切にされているポイントを教えてください。

加藤様:当社のバリューである「Unlearn & Learn」の体現でしょうか。

創業10年目(2024年時点)のベンチャー企業ですので、ハードシングスを乗り越えなくてはならないときもあれば、踊り場を迎えることもあります。まさにジェットコースターのような成長過程において、お客様の課題に向き合う姿勢や、解決策を探る姿勢が重要ですが、そのうえで”自らの学びや経験を一旦横に置く勇気”が必要だと考えています。

自分の眼鏡で見て判断するのではなく、その眼鏡をはずしていったん横に置く、このUnlearnが出来るようになろうと社内にも伝えていますし、社内から経営陣にフィードバックしてもらうこともあります。そのくらい、自分の学びや経験にとらわれず、新たな視点で物事に向き合うことが求められます。そのような方に来ていただきたいと思いますね。

Classi社の社内に掲示されている3つのバリュー

金子:Classiさんの組織が成長している根幹には、「教育を真剣に変えていきたい」という共通の志を持っているからとも感じます。私が候補者様とキャリア面談を行う際には、その志への共感だけでなく、原体験に紐づく想いまで引き出すよう心がけています。

加藤様: 目線が合っていて嬉しいです。

面接の時間は、お互いの考え方や志向性を知るための貴重な機会です。私が最終面接でお会いする方には「これまでの面接はどうでしたか」と聞いているのですが、「面接官の方が語る教育への想いを感じた」という声をよくいただきます。

一見顧客から遠そうなエンジニアメンバーでも、教育を変えるという弊社ビジョンの解像度がとても高いので、それが面接の場で伝わっているのはとても嬉しいですね。

ー弊社からのご紹介で印象的だったエピソードがあれば教えていただけますか?

加藤様: たくさんいるのですが、1人上げるとするならばプロダクト本部・本部長の伊藤さんでしょうか。

当初はデータサイエンティストのいちメンバーとして入社いただきましたが、2018年にAI部門を立ち上げる中で重要な役割を果たし、現在はプロダクト本部全体の責任者として活躍してもらっています。開発部門におけるハードシングスを乗り越えた時期にも、ともに成果を出してくれました。彼の存在がなければ、Classiは成長できていなかったかもしれませんね。

金子: 伊藤さんは、ご支援を開始した初期にご紹介した方でした。データの活用に注力し、新しい展開に向けてのアクセルを踏み込んでいく姿勢が印象的で、またファーストキャリアが営業であるなど多様な経験を積んできたことが、Classiさんでの活躍に繋がったのだと思います。

加藤様: 確かに伊藤さんはベンチャー企業の激動にも柔軟に対応できる人物ですね。そのようなメンバーの活躍が、Classiの成長を支えていると実感しています。

これから先の課題と、“経営者のパートナー”に期待するもの

ー5年後、10年後に目指したい世界を教えてください。

加藤様:我々は「学校が教育のど真ん中にある」と考えています。しかし、現在の学校の授業構造は一対多数の講義形式が主流であり、個々の生徒に合わせた学びがしづらい状況です。そのため、一対多数の授業構造に加えて、個別に適した学びを提供する「パーソナライズドラーニング」の導入が必要だと考えています。

ここは、今すでに『Classi』のサービス内で提供しています。1問目の回答の正誤や、かかった時間などから2問目をパーソナライズ化する仕組みを学校側が活用し、一人ひとりの学習力や能力に合った問題を提供することで、学習力の向上に役立てていただいています。

ただ、我々は学習力向上を最終目標にしているわけではありません。Classiは「子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる」をミッションに掲げ、教育全体をより良くしていきたいという想いで事業をやっているので、そこに合わせて視座を高める必要があります。学校側で学びをパーソナライズすることへの貢献だけではなく、将来出てくる個々の課題を発見し、解決するための場を提供していきたいと考えています。HRテックでエンゲージメントを測るイメージで、生徒個々のデータから一人ひとりの課題を明らかにしていける世界になれば、学びの形は進化するのではないでしょうか。

さらに長期的な目線では、学びとはeducationではなくlearningであり、生徒にはラーニングサイクルを武器にしてもらいたいと考えています。
生徒が何か挑戦した中で、「もっとできる」「悔しい!」といった感情を抱き、卒業後にめぐってきたチャンスに「あの振り返りで学んだことを繰り返さないぞ!」と思いながら再度挑戦する、そんな生徒を増やしたいんですね。

ーそういったミッションの実現へ向け、壁となりそうなことや課題感はございますか?

加藤様:「本当に学校が教育の中心にあるべきかどうか」、について疑問を持ち続けるべきだと考えています。

ラーニングサイクルを武器にするために生徒が学ぶべき内容は、知識だけではなく「経験」によって培われると思っています。ただ、学校の先生が「経験」を語れるのかと問うとまだまだ難しいのが現状です。そのため、学校という講義形式で話を聞く場だけでなく、体験・経験に重きを置くような場やプログラムなど、まだ絵空事ですが今後必要になっていくのではないかと考えています。

そこへ向け更にClassiという会社を強くする必要がありますが、単に人を増やせばいいとは思っていません。ミッションを一緒に実現していく仲間集めのためには、ブライエッジさんのようなパートナーが必要です。

金子さんは、うちの社員以上にClassiのことを理解してくれ、候補者様の人生に責任を持つだけでなく、Classiの成長にも責任を持ってくれているなと感じます。実際に選考で素敵な方にお会いできた時にも、金子さんと一緒に採用に繋げるために全力を尽くしているので、弊社の採用において欠かせないパートナーですね。

金子:そのようにおっしゃっていただき嬉しいです。面接にも同席させていただいており、一緒に作戦会議できる関係性は大変有難いです。

ー弊社は単なる人材紹介ではなく「経営者のパートナーとして」関わらせていただくことを大事にしています。加藤様が「経営者のパートナー」に求めるものとは何でしょうか?

加藤様:お互いに成長し合えるパートナーシップを目指したいですね。そのためにも立場が上、下、という話ではなく、イコールの関係で、遠慮せずにお互いに率直な意見を交換できる関係性でいることを重要視しています。

ブライエッジさんとは遠慮する関係性ではないので、私たちの課題や成長のためにどんどんアドバイスをしていただけるパートナーとして期待しています。面接の質や、情報の公開度・透明度、育成や評価の仕組みなど。また仮に早期離職することがあったら、何が課題だったのかを深掘りしてすり合わせていきたいと思っています。

エージェントとして他社を知っているという、我々にはない知見があるので、Classiを育てて欲しいですね。

金子:Classiさんの成長のためにも、配慮はしつつも遠慮を捨てて、今後もご支援させていただきたいと思います。

【企業プロフィール】
社名:Classi株式会社(英文社名:Classi Corp.)
設立年月日:2014年4月4日
代表者:代表取締役社長 加藤 理啓 代表取締役副社長 竹岡 章
メンバー数:224名(2023年4月1日現在)
事業内容:教育プラットフォームの開発・運営


企画:ブライエッジ株式会社
文・撮影:コーポレートデザイン部 木下
※本記事は2024年3月のインタビュー時点の内容です。

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