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ジューシーな草餅

4度目の奈良旅で叶えたかった事の1つ。
それは
竹内街道の北に位置する當麻寺へ向かう
途中、近鉄当麻寺駅近くの
中将堂本舗の中将餅(よもぎ餅)
を購入し味わう事。

5月の祝日。
店の外に行列が出来ていた。
列に並んで料金を支払った後、
「當麻寺に行ってくるので
 2時間後に戻ります」とお店の人に伝え
中将餅(よもぎ餅)取り置きしてもらい
ホクホクした気持ちで當麻寺へ向かった。

先日ラジオでタレントのI・H氏
(クイズが得意・バイク好き)が
奈良で草餅を食べた感想について
草餅=どれも変わらない発言を
されてました。

違います!!(←あくまでも主観です!)

したたるようなジューシーなよもぎ感。
かみしめる度に
鼻に突き抜けるフレッシユな香り。
特に4、5月は新よもぎを使用され
ている為か違います!

草餅=そんなに違いってないでしょ?

きっと、
くさ もち
戸惑うほどダイレクトなネーミングが
そうさせてしまうのではないでしょうか?

草餅 元々は「よもぎ」ではなく
古くはキク科の母子草(春の七草のゴギョウ)
を用いて作られ、草餅でなく母子餅と
呼ばれていたそうで岡山や広島などでは
現代まで母子草で草餅を作る
風習が残されているそうです。

よもぎは日本に広く分布し、
邪気を払い、また薬草でもあり
母子草より薫り高く美味しいから
草餅=よもぎ餅になっていった
と解釈したのですが

※葉の裏に生えている細かな毛が絡み合って
 餅の粘り気が増すので元々は色や香りをつける
 ものではなく「つなぎ」として用いられた。
(稲垣栄洋『残しておきたいふるさとの野草』)

そういう側面もあるのですね。

當麻寺、當麻蹶速塚を巡って
お店に戻ってきた15時位には
ほぼ売り切れ。購入しておいて正解。

ホテルに戻り中将餅(よもぎ餅)を
「鼻」で存分に味わった。
これだけあんこが乗っていても
「よもぎ餅」あなたが主役です。







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