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宝物

子供が3人産まれ、毎日自分の時間が無くなっていった。
早く大きくなって欲しいと
願ったときもあった。

でも、抱っこもおんぶもしなくなり
一人でご飯を食べられるようになり
子守唄で寝かしつけることもなくなった。

眠れない夜に私の布団に
潜り込んでくることも
胸に飛び込んでくる子供をギューっと抱きしめることも
小さい手を握りながら
並んで歩くことも
気づいたら無くなっていた。

大きくなった子供達の寝ている姿を見て、懐かしさが込み上げた。

いつまでも続くと思っていた毎日が
いつのまにか終わっていて

もう二度と戻れないもので
どんなに幸せなことだったのか...

キラキラした思い出は
私の宝物。

いまその中にいる人は
大変なことも、辛いことも
きっとたくさんあるだろう。
でも
目の前にある「今」を大切に、
そして、十分に楽しんで。
必ず全てに終わりが来てしまうから。

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