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音を書く


子どもがやっているカタカナの教材で、

ヒューヒューと風が吹く

ピューピューと風が吹く

ビュービューと風が吹く

とありました。

濁音と半濁音の練習、だけど、
擬音語のほんのちょっとした違いで、
見事に情景が変わることに、
ちょっとびっくりしました。

単に擬音語といえばそれまでなのですが。

目に見えない音を、
文字にして書いた最初の人、ってすごいなあ。


1日を振り返ると、常に音に囲まれてます。
無音のときって、5分もないんじゃないかな。


通勤時はBluetoothのイヤホンで
英語をきいたりFM802を聞いたり。

会社にいけば、もっぱら
オンライン会議で耳にはイヤホン。

会話の声。電車の音。車の音。
「人工」だったり
「人」の音が大半を占めている。

音楽は、
テンションをあげたり、
心落ち着かせたり、
いつもそうやって身近にあって、
乱れがちで一定ではない
自分の心を整えてくれる。

「音で紛らわせている」

のかもしれません。

もっと自分の心に、耳を傾けるために、
あえて周囲を無音に。
または、自然の音だけにしてみても

いいのかもしれません。

きょうは、
大きな川の河川敷で、子供のサッカーの練習。

うぐいすのなきごえ。

ホーホケキョ。

文字にすると、なんとも滑稽ささえ
滲みますが、なんともシンプル。

シンプルにして、美しい音色。

「目には見えないもの」

を見つけに行くこと、文字や言葉にすることで
人々に新しい発見をもたらしてくれる。

と、「書く仕事」をなさっている方々の
書籍などで、ずいぶんと学ばせてもらった
なあとおもうnote99日目。

「目には見えないものを見つける」

って難しいなあ、と思っていましたが、

「音」

にヒントがあるかもしれないなあと
フッと思いました。


日曜夜、バスケ帰りの国道沿いの帰り道。

いつもは車で音楽、ラジオをつけて
走りますが、
きょうはなんとなく、
無音にしてみました。

窓を開けて走る国道の
涼しさもあいまって、気持ちがいい。

ヒューヒュー
ビュービュー
ピューピュー

そのどれでもない 音 が、
窓の隙間から吹き込んでくる。

音のない風の音を感じながら、
どこか切ないような気持ちにもなりました。

そうして、
自分の胸の内を知りました。

そうして、
そのことをnoteにかきました。

心の音を、noteに。

noteは、no音から生まれる。


きょうもお読みいただき
ありがとうございます。

書くときも。
読む時も。

そこにある息づかいや、
著者のかたの心の音に耳を傾ける。

すると、自分の心の音も聞こえそう。

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